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【CEOインタビュー】DIRIGIO代表の本多が伝えたい、飲食DXの「今」と「これから」とは?

みなさん、こんにちは!DIRIGIOの採用担当です。

2023年も2月も中盤に差し掛かり、寒さと暖かさとが入り混じる中で季節の変わり目をほんのりと感じられるようになってきましたね!

今回は、弊社の代表取締役/CEOの本多のインタビュー記事になります!

📚 記事のポイント 📚
・これまでの経歴
・起業をした経緯
・DIRIGIOという会社について
・プロダクトの特徴
・今後の展開
・採用情報

弊社の事業内容に興味のある方、ベンチャー企業への転職活動を考えている方、
本多とお話ししてみたい!という方にも、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。

それでは、よろしくお願いします。

= = = = = =

0_これまでの経歴について

――ではまず、自己紹介と簡単な経歴を教えてください。

本多:DIRIGIOで代表をしている本多です。1995年生まれで、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などがあったすごく激動の年に生まれた世代です。小学生の時にアメリカに住んでいたことがあります。慶應大学経済学部に在学中に今の会社を起業をして、現在は7期目になります。よろしくお願いします!

――大学在学中に起業をしようと思ったきっかけは何ですか?

本多:直接的には飲食店でのアルバイト経験がきっかけです。飲食店で働く中で飲食業界の素晴らしさや楽しさがわかった一方で、薄利多売で働く方々の大変忙しい…。それをテクノロジーなどで解決することができたらすごく伸び代があるさらに素敵な業界になるのではないかと思い、飲食業界にとって良いインパクトを与えていけるサービスを提供したいという理由で「食×IT」をテーマに起業をしようと考えました。

それとは別でもう1点影響を受けた部分で言うと、幼少期から「政治家になりたい」という夢がありました。その理由としては、アメリカに住んでいた時に、アメリカではGAFAと呼ばれるような大きなテック企業がどんどん出てくる中で、かたや日本ではIT産業で大きく突出した企業や世界で勝負できるような企業がなかなか出ていないという現実を知りました。そこに対して「なぜなんだろう?」という疑問と、一種の悔しさのようなものを感じたんです。国という枠組みに捉われる必要はないけれど、そういった環境を作れる人間になりたいと考えた時に、「政治家」になろうと思うようになりました。ただ、その環境を作る側になるよりも、実業家として自分でやっていくほうが自分には向いているし、実現できる可能性も高いのではないかと思い、起業家を志すようになったという背景があります。

――なぜ、政治家になろうと思ったのか詳しくお伺いしてもいいですか?やはり、海外と比べたときに感じた疑問がきっかけだったんですね。

本多:日本の文化であり良さでもあるのかもしれませんが、すごく活躍できるポテンシャルや素晴らしい才能も持っているのにも関わらず、それを発信しなかったりチャレンジをしなかったりして機会を失っていることが多い気がしていて。それは日本の教育制度や根源にある社会的な環境がすごく影響していることが前提の課題としてあるのかなと思い、そういう環境を変えていくのであれば政治家になって自ら発信して変えていきたいと思っていたんですよね。


1_DIRIGIOについて

――DIRIGIOがどんな会社なのかを教えてください。

本多:簡単にいうと飲食企業様を中心としてお店に対してDX支援をしている会社です。会社のビジョンとしては「効率性と温もりが調和した社会を創る」を掲げています。どうしてもレガシー産業やリアル領域のDXって生産性の向上や人件費の削減などのマイナスをしていく作業にフォーカスされがちなんですね。それらは大事な要素でありつつも、デジタルとリアルを融合した時にどういう体験を人々に届けるのかという「人の体験」を作っていくことが重要であると考えています。デジタルによってもたらせる効率性と、それを利用する人々の新しい体験づくりをしていくことを目指している会社です。

ただ単にサービスを作っていればいいわけではなくて、お客様や業界がどういう形で新しくアップデートされていって、その先にある人々のライフスタイルがどのように流れていくのかを大事にしています。

――これまでの沿革を教えてください。

本多:2016年に僕が起業をした当初は「食×IT」をテーマにしていたものの、今とは異なるサービスを作っていました。ただ、なかなか収益を確保することが難しいと考え、何か別のアイデアをゼロベースで検討したときにモバイルオーダーが有力なのではないか考えました。特に、中食におけるモバイルオーダーに着目しました。テイクアウトやデリバリーは海外のマーケットや日本の動向を見ていても今後伸びてくる市場になるだろうと考えました。今ではコロナ禍における生活様式の変化の影響もあり、テイクアウトやデリバリーは当たり前な世の中になりましたが、当時はそこまでメジャーではなかったです。その伸びているマーケットに対して僕たちのサービスを投入することができれば、より飲食店が収益構造を多角化することができて、座席数に依存しない形での収益確保をすることにつながるのではないかと思ったのが、モバイルオーダーサービスを作ろうと思ったきっかけになります。

サービスを始めた当初は検証を繰り返し、2018年に正式にローンチをして「PICKS」というサービスの提供を開始して今に至ります。これまで、約4億円の資金調達をしており、全国の約5,000店舗でご利用いただいているサービスに成長しています。

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――会社名の「DIRIGIO」にはどのような由来があるのでしょうか?

本多:この社名をつけた意図としては、「DIRIGIO」には英語でいうとコンダクト(conduct:導く)の意味があります。Conductor には音楽で言う「指揮者」の意味を持っていて、オーケストラをリードをしたり引っ張っていく役割をしていますよね。それと同様に、業界や世の中に対して、またユーザーや一緒に働くメンバーに対して、一緒にアクションをして奏でていこうという意味も込めて、「DIRIDIO」という社名にしました。


2_PICKSについて

――「PICKS」はどのようなサービスなのか教えてください。

本多:簡単にいうと、オンラインオーダーを軸とした飲食DXのプラットフォームサービスです。オンラインオーダーを軸に、それを補完するソリューションとして、マーケティングの機能(例:スタンプやクーポンなど)の提供を行なっています。飲食店の形態はテイクアウト、デリバリー、店内飲食など様々なオーダーの取り方がありとても多角化してきています。その中でも特に、テイクアウトやデリバリーのような「店外」の収益を強みとしたソリューションの提供をしています。いわゆる「飲食店版のShopify」をイメージしていただけると非常にわかりやすいかと思います。



本多:もう少し具体的にご説明をすると小さな個店向けには、ノーコード型で簡単にモバイルオーダーとその周辺機能が使えるサービスを提供しています。アプリであれば「Picks app」でWebであれば「Picks web」があります。この2つは大きな費用をかけずに低コストかつスピーディにモバイルオーダーや自社アプリの立ち上げをすることができます。また、比較的大手の企業様向けには、「Picks connect」を提供しています。こちらは、APIやSDKという形で機能基盤を提供することで個店向けのサービスよりも自由なカスタマイズ性を持って自社のモバイルオーダーをすることができるサービスです。

――他のサービスと比べたときの特徴はどんな部分ですか?

本多:1つはいままでは掲載型サービスが主流だと思うのですが、弊社の場合は自社オリジナルのプロダクトの構築を行えることが一つの特徴です。2つ目は、周辺機能が充実している点で、オンラインオーダーだけではなくそれを補完しうるようなマーケティング機能の提供も行なっている点も特徴かなと思います。周辺機能も一気通貫で提供することで、オンラインオーダーを軸足にした飲食DXの総合的なご支援ができると考えています。

――なぜサービスが選ばれているのでしょうか?

本多:まず、コロナ禍により、デリバリーやテイクアウトなどの店内以外の収益を持つことが飲食店にとって当たり前になりました。一方で、それによって明るみになった課題感もあると思っています。例えば、手数料が高すぎることによりあまり利益が出ていないのが現状の課題です。もう一つは、掲載型やマーケットプレイス型ではお客様と直接的な接点を持つことに一定の制限がかかります。そうなると、お客様に対しての自由なマーケティング活動をしたり、一人一人のお客様との繋がりを強化したりすることが難しくなるんです。そのような課題を解決するためには、やはり自社型でマーケティング機能を充実させたモバイルオーダーを軸に包括的にお客様との繋がりを強化して売り上げを作れるような仕組みが求められていると感じています。いわゆるECの事業ドメインではAmazonや楽天のような掲載型がある一方でShopifyやSTORESのような自社サイト(D2C)構築を支援するような企業が成長してきていることと同じことがリアルの領域でも起きてきていると考えています。ShopifyはすでにAmazonの3分の1まで流通額が迫ってきており今後同じレベルに到達してもおかしくないと考えています。

――コロナ禍に入った当初、需要が大きく高まったのでは?

本多:そうですね、このコロナ禍で流通額自体が大きく動いたので、世の中のニーズとしての高まりはすごく感じました。またそれと同時に飲食店側としてもお客様との繋がりがいかに大事な資産であり、飲食店運営においてすごく重要な要素であるかということが明確になり、オンラインオーダーを中心にお客様とのつながりを資産化し活用することができる網羅的なサービスが必要であると考えたのが今のPICKSの原石ですね。


3_プロダクトチームについて

――本多さんが思う、プロダクトチームの特徴ややりがいのある部分は何でしょうか?

本多:たくさんあると思います!いくつか挙げると、まずはお店向けのプロダクトとユーザー向けのプロダクトがあるので、toBとtoCのどちらのサービスにも関われる点は魅力的なのではないかと思いますね。開発面においても、飲食店向けの管理画面とユーザーにとっての使いやすさなどの両軸で考えることができるのでエンジニアさんにとっても面白みが感じられると思います。

また、先ほどもお話しした通り、弊社のサービスはバックエンドはひとつの機能基盤の構築をしていく一方で、フロントはWeb・アプリ・LINEミニアプリなど複数プロダクトになっています。一概に飲食店といっても、ファストフードやファミリーレストラン、高級価格帯のレストランなど、様々なタイプの飲食店がありますよね。もちろん、オペレーションなども飲食店によって異なります。そこに対して、各店舗がいかに自分達らしいプロダクトを簡単に低コストでお客様にサービス提供ができるのかということを考えながら開発をしていく点もとても面白いと思います。

「Picks web」や「Picks app」は、そのお店が使いたい機能をお店側に選んでいただいて簡単にアプリを構築することができます。これって意外と今までになかったサービスなんですよね。例えば、マクドナルドやスタバが数億円をかけてやっているようなことを小さい店舗さんでも自分たちなりにカスタマイズして自分たちらしいプロダクトをかんたんに作ることができるのってすごいことだと思うんです。このようなコンセプトが実現できるのは、プロダクトチームが技術的なハードルを乗り越えながらいかに生産性を上げてアプリなどを構築できるかに向き合ってきた結果であると考えています。高速で簡単にどんなインターフェースでもサービスを立ち上げることができるような技術的なチャレンジを日々しています。例えば、アプリ1つ立ち上げるだけであれば、10分程度のスピードで作ることができるような仕組みを整えています。

――10分!!!!??

本多:早いですよね。普通だともちろん難しいのですが、弊社ではそういう構造をいかに効率的に立ち上げることができるかに向き合っているので、できることだと思っています。詳しい裏側の部分については、公にお話しすることは難しいので、気になる方はぜひカジュアル面談などでお話しさせていただきますね!(笑)

また、外部とのサービス連携をしている点も面白いかと思います。自社サービスもそうですし、外部との機能連携も積極的に取り組んでいます。例えば、デリバリーの連携や、e-Giftの連携などです。外部サービスとの連携によりサービスがどんどん進化していくという点はすごくやりがいがある部分かと思います。


4_2022年の振り返りと、2023年の展望について

ーー昨年はどのような一年でしたか?

本多:昨年の振り返りとしては、従業員数が昨年比で4倍くらいに増えました。一緒に働く仲間が増えたことで、会社としても少しずつ大きくなってきたという実感がありますね。それにより、事業も大きく成長しました。これまで温めてきたものが成果や業績として表れてきて、構想していたことがしっかり形になってきたのでプロダクトとしての成長が垣間見えた一年でしたね。

▼サーティワンアイスクリーム様で導入いただきました!

【DIRIGIO】「サーティワンアイスクリーム」で「P I C K S」の全国導入が決定
サーティワンアイスクリームによるサービス導入について  この度、世界最大級のアイスクリームブランドであるサーティワンアイスクリームの、オーダーにおける更なるDX化のパートナーとして、DIRIGIOを選択いただきました。 サーティワンアイスクリームは大手デリバリーサービスの利用など業界の中でいち早くDX化に踏みきっていていましたが、 * ...
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000022598.html


ーーでは、今年2023年はどのような展開をしていく予定でしょうか?

本多:事業の展開については粛々と今やっていることの積み重ねをしていくことが大事だと思っています。いままでは「何をやるかを模索」ということが多かったですが、これからはそれに加えて「やるべきことをやり抜く」ことが非常に大事になってくると考えています。ある程度やらなければいけないことが見えてきた中で、それらをしっかり腰を据えてうやり抜けるのか、チームとしてこだわり続けていけるかが非常に大事な1年になると考えています。プロダクトメンバーはもちろんのことBizDev部門の強化にも力を入れて取り組んでいこうと思っています。組織としてもどんどん強くなってくるタイミングなので、セールスマーケティング、アライアンスなどのスキルを持っている方や興味を持ってくださる方の採用も必要になってきます。

――DIRIGIOで活躍する人の特徴は何だと思いますか?

本多:そうですね、まず一つ挙げるとしたら……、これは今いるメンバーの全員当てはまっていることなのですが、自身にとって「難しい」と思うことに対してチャレンジをする精神がある方は活躍していただきやすいと思います。「難しそうだな、大変そうだな」と思ったことに対して「どうにかやってみよう!、こうすればできるんじゃない!」と前向きな姿勢で取り組める方だと裁量権は無限にあるので楽しいと思います。

特に過去に苦難に対して立ち向かった経験、そしてこれからもそれを楽しみながら向き合える方はぜひ仲間に加わってもらいたいですね。

僕のひとつ好きな言葉に「楽勝」って言葉があるんです。あまりいい言葉に捉えられてないことも多いかと思うのですがそれは「大した苦労もなく勝つこと」として認識されているからです。僕は違うと思っていて大変なことも含めてせっかくなら「楽しんで勝つ=楽勝できる」チームでありたいなと思ってます。

本多:それから、弊社が大事にしている文化を共有できるかも大事なポイントですね。弊社には、3つのバリューがあります。

本多:1つは「Customer Obsession」です。これは、ベクトルをユーザー体験に対して向けられるかどうかと、そこに対してこだわりを強く持てるかという部分です。例えば、セールスであれば1つの言葉や文字、エンジニアであれば1コード、デザイナーであれば1ピクセルに対して自分なりのこだわりを持って対応できるかなどですね。ユーザーに対しての細かい気配りや圧倒的にGreatな体験を目指していくことが大事だと思います。自分が考えるべきことのベクトルを上司などに向けるのではなく、常にお客様・ユーザーに向けて考えていけるかどうかのこだわりを持っていて欲しいです。

本多:2つ目は「Ambition」です。野心といっても、「誰かを出し抜いてやろう」という誰かに対しての優劣の気持ちというより、「自分が実現したいこと」や「チームで実現したいこと」に対して信念を持って全力で取り組めるという姿勢、という意味での野心です。

本多:最後に3つ目は「Integrity」は、公明正大のような意味ですね。これは3方向にIntegrityを持っていきたいという意味で掲げています。ひとつは会社のメンバー同士です。次にパートナー企業。最後にマーケットです。社内、パートナー企業はわかりやすいと思うのですが、マーケットについては少しわかりにくいかもしれません。具体的に説明すると、飲食DXというドメインは長期的な目線で業界に向き合っていく事業だと思っています。なので、一時的な利益の追求や個社のみでの利益追求をすると長期的にはうまくいかないと考えています。なので、市場を歪めない・適切な市場を作っていくというのが私たちの使命だと考えています。

5_最後に

――では、最後にこの記事を読んでくださった方へ一言お願いします。

本多:弊社はチャンスがある環境だと思います。過去の経歴や実績はもちろん大事ですが、それと同じくらい大事なのは、「やりたいことへの強い意志」です。スキルもそうですが、何にチャレンジしてみたいのか、どんな目標を持って仕事に取り組みたいの意志を大切にしています。新しいチャレンジや今よりもっとストレッチしたことに取り組みたい!という方は、ぜひお話しさせていただきたいです。キャリアにおいて専門性のある方々にも活躍いただける幅がすごく広がってきています。この先の上場に向けて、事業の展開や組織体制をもっと強化していくという重要な転換期の真っ只中でもあるので、何かしらの領域で専門性を持ってお仕事に取り組んでこられた方や、チャレンジ精神を持って弊社に貢献をしたいと思ってくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡をいただけると嬉しいですね!


= = = = =

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
この記事を読んで、弊社にご興味をお持ちいただいた方は「話を聞きに行きたい」からぜひご応募ください!

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Mgr候補 / 事業開発部でセールスとマーケティングの両軸でチームを牽引!
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