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【必見】日本の人口減少と過疎化ガチ予測(最終回)

書き始めたときには3部作になると思っていなかった、日本の人口減少のお話、今回が最終回です。

前回までは人口のピークであった2005年までを見てきました。

日本の現在の人口動態と、今後について一緒に見てみましょう。

2010年。日本の人口が全国的に一気に減少トレンドへ移行しました。

尖閣沖で中国漁船衝突。大阪地検で証拠改ざん。鳩山退陣、菅内閣が発足。
小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶり帰還。円高で6年半ぶり市場介入。
おじさん世代には記憶に新しい出来事があった年でした。

記録的な猛暑、熱中症による死者多数。

外交的な緊張や国内の政治体制や経済が大きく揺れている中で、人口減少は大都市部を除いて進んだ年となっています。

そして2011年の東日本大震災を経て、2015年はこちら。
東アジアにおける戦争リスクの高まりから、安全保障関連法で集団的自衛権の行使が可能になりました。
世界的にもイスラム過激派のテロが相次ぎ、日本人も犠牲になりました。
COP21でパリ協定採択、世界的な温暖化対策、脱炭素に向けて大きく一歩を踏み出しました。
政策の後押しもあり、インバウンド観光客が一気に増えて「爆買い」がパワーワードに。

2015年には滋賀県を除いて大阪エリアも人口減少トレンドに入りました。

大都市圏は周辺の都道府県から人口を吸収して増加してきましたが、大都市圏でも人口を維持できなくなってきたのが10年前だということがわかります。

そして直近の2020年を見てみましょう。

新型コロナ感染拡大 緊急事態宣言

働き方や生活習慣ふくめ、世界中で大きな変化をもたらしました。全国で一斉休校もありました。
東京五輪・パラ 1年延期、菅義偉首相誕生 新内閣発足、「鬼滅の刃」最速100億円。
藤井7冠、はやぶさ2カプセル回収、レジ袋有料化スタート、あおり運転罪創設、京アニ事件。。。

大阪が切り返して人口が再度増加しています。大阪頑張る。
東京、神奈川への集中が加速しているように見えます。

そしてここから未来予測が始まります。
みなさん、心の準備は良いですか?

来年2025年の予想図。

関東地方、東京、千葉、埼玉、神奈川以外は人口減少の都道府県になります。
大都市圏においても人口減少トレンドに抗えない状況になっています。

5年後の2030年。リニアモーターカーが開通し、国連で定めたSDGsの目標達成年度です。

ついに東京含めた全都道府県で人口減少となります。

これは今からわずか5年後の事です。
私も含めて、東京に住んでいる人はこのことにピンときません。
目の前で人は増えているし、新宿や渋谷には人が溢れています。
誰も東京の人が減っていく実感を持てていないと思います。
5年後の未来です。

2035年にはこうなります。

全国的な人口減少の流れは不可逆です。

2040年、2045年、2050年までの予測を一気に見てみましょう。

2040年

2045年

そして2050年。今回の人口予測の最終年であり、25年後の日本の姿です。

そしてこの先も日本の人口は減り続けます。

ニッセイ基礎研究所から出ているレポートでは、2010年以降の人口構造の推移と合わせてわかりやすく可視化されています。(https://www.nissay.co.jp/enjoy/keizai/157.htmlより転載)

人口が20%、25%減少するということは、それだけ人にかかわる市場の縮小を意味します。

つまり、いままでと同程度の規模の経済を維持することは難しい、というより、そのことを前提として対応をしていくべき、と考えられます。

今回はPJをしていく中であらためて日本の人口の遷移を眺める機会がありました。
そして、そこで分かったことをみなさんにこうしてお伝えすると同時に、私自身、そしてDirectorsとしても何ができるかということを真剣に考えてゆきたいとあらためて思いました。

予測ができていれば、それに対応する「打ち手」はいろいろ考えられます。

人口減少を嘆くよりも、大きく社会が変わる時をビジネスチャンスととらえて、時代を掴むことを考える事は楽しく、いろいろなアイデアが浮かんできます。

多くの人たちと直接的、間接的に協力しながら、そのような取り組みをしてゆきたいと強く思います。


P.S. 「これから日本どうなるんだよー」と頭を抱えてしまった人はこちら ↓

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