中学生の時に西洋占星術の本を初めて買って以来、大体の占いに手を染めて来た。九星占術、四柱推命、奇門遁甲、インド占星術、タロット、易経..
初めて買った西洋占星術の本「ホロスコープ入門」(ルル・ラブア著)
興味を持った理由は、暦や天体の運行のようなある種の規則性が現実の世界に影響を及ぼしているかも知れないという、いわばシンクロニシティに壮大なロマンを感じたから。そこからユングや老子などにもハマった。
会社経営がハプニングの連続で不確実性そのものだからか、経営者が占いや霊能系にハマるという話は良く聞くし、往年のアメリカの大統領たちがお抱えの占星術師を雇ってるというのもまあまあ有名な話。
でもボクの場合は全くの逆で、占いマニアが社長になったという極めてレアなケースなのだ。
実際ウチの社内でも、ボクが占いやスピリチュアルなどで経営を決めてるという都市伝説が根強くあると聞く (苦笑)
そんな様々な占いに手を出してきた自分が言うのもなんだが、占いを経営に活かすのはかなり難しい。事実は小説より奇なり。想像も出来なかったことが次々に起きるので、近未来を占うテンポ感では対応し切れない。
経営に必要なのは、風の流れを戦略的な読むセンスと逆境を乗り切るアイデア力、そして粘りと運、これしかないと思う。運と言っても占いに頼るよりマインドセットを整えた方がよっぽど効率的だ。
と、ここまで占いと経営のミスマッチを説いてきたが、最近ハマってるのが起業家のホロスコープ集め(笑)
仲の良い起業家たちから生年月日はもちろん生まれた時間や地域まで提供してもらって作成している。
ホロスコープとは西洋占星術の各惑星の配置を12星座で分割した天体図にしたものだ。
説明し出すとキリがないのでざっくり言うと、惑星の星座や度数、さらには他の惑星との間の角度により、その人間の性質から運命に至るまでいろんなことが読み解けるのだ。
さらにその対象は人に限らず、大きなところでいうと国家レベルまで作れる。
例えばこちらは我が日本国のホロスコープ。
(戦後日本の始まりは諸説あるが、今回はサンフランシスコ講和条約により日本が独立した瞬間を図にしてみた)
例えばこれを見るだけで「内向きのメンタリティー(4室の太陽・木星・金星)が他国との関係(7室の月、天王星、8室の冥王星)によって大きく揺さぶられる宿命にある国家」なんて読み取れたりする。
ではなぜ、経営の実戦向きではないとまで断言した占星術で起業家を調べるのか?
それはほぼ必ずと言って良いほど、ある興味深いパターンが出ているからなのだ。
そのパターンとは星の集中。
ここからはマニアックな話になるが、西洋占星術用語でそれをコンジャクション (conjunction / 合) と呼ぶ。
そう、起業家のホロスコープはコンジャクションだらけなのだ。
組み合わせにもよるが、コンジャクションに含まれる惑星は通常より影響力が激しくなると言われている。つまり濃い…
それを発見したきっかけは、とある起業家仲間から「占い出来るなら調べてよ」と言われて、もらったデータから。
それがこんな感じ。
星がめっちゃ集まっとる...!
出来上がった天体図を見て、脳裏に浮かんだのは自分のホロスコープ。
そう、何を隠そうボクの天体図にも複数のコンジャクションがあるのだ。
例えばこんな感じ。
そういう前提もあって、その起業家を調べた時に直感的に「起業家のホロスコープには惑星の集中がある!」という仮説が閃いたのだ。
そこからは仲の良い起業家たちからデータを集めまくって、仮説を真理へ導く作業を繰り返している。
こんなのとか...
こんなのとか
めっちゃ集まっとる...w
集めたデータは他にいくつもあるけど、こうしたデータを見れば見るほど起業家の本質は集中、つまり一点突破型の生き物なんだなあと。自分のモチベーションが向く方向には惜しみなく力を注ぐが、それ以外は欠落していることが多い、みたいな…
それってオレやん…
そんなわけでもはやディレクションズは一点突破の繰り返しではなく、ここまで育った様々な能力を着実に広げていくフェーズに入ったということですね。そしてコンジャクション男は新たな荒野を求めて旅立つ的な…
最後になるけど、一つだけ覚えておいて損はない天体の動きがあるので書いておく。 このブログ記事が載った直後の3月24日、およそ250年ぶりに冥王星が水瓶座に入るんだけど、おそらくこれ以降、世の中が大きく変わることになりそう。
冥王星は一口に言って「破壊と再生」の惑星。
15年〜20年かけて一つの星座に居座り、その星座が意味することを徹底的に破壊し、再生して去ってく恐ろしい星なのだ。しかもここにも異常な星の集中が...
振り返れば、山羊座に冥王星が入ったのは2008年のこと。入って数ヶ月後にリーマンショックが起きた。そして3.11を経て、山羊座から去ろうとし始めたこの数年の間に起きたことは、コロナ禍やウクライナ戦争、エリザベス女王や安倍首相の逝去…
山羊座が象徴するものは伝統、秩序、権力者、金融といった、破壊されると大混乱を呼ぶような社会の基盤的なものばかり。
それが15年以上に渡って地球上のあちこちで破壊されて今に至る。
ではそんな破壊と再生の星が水瓶座に入ると何が起きるのか?
せっかくだから今流行りのChatGPTに聞いてみた。長いのでさわりだけ…
「2023年3月24日に水瓶座に冥王星が入ることにより、社会にはいくつかの変化が起こる可能性があります。冥王星は、深い変革や再生、過去の問題の解決などを象徴する惑星であり、その影響を受けることで、個人や社会、世界的な出来事にも大きな変化がもたらされることがあります。
水瓶座は、創造性や先進性を象徴する星座であり、冥王星の入り方によっては、科学技術や社会的なイノベーションに関連する分野での革新的な進展が期待されるかもしれません。また、個人の自己表現や自由意志の尊重を重視する水瓶座の特性と相まって、社会的な改革や政治的な変革を促すこともあるかもしれません。」
とまあ、元々水瓶座の象徴が革新、自由、博愛、独創なので、一時的な痛みも伴うだろうけど、エセは消え、真の革新や自由が訪れるのではないかと。
しかも!3月24日と言えば、我がディレクションズの創立記念日ではなのですよ!ほんと偶然ですけど。 これは大飛躍時代来るか!?それとも大波乱が巻き起こるか?お楽しみに〜!!
P.S. ボクも岩切も水瓶座です…