ダイレクト出版の社員に向けて書いたレターを転載しています。
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To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
世の中には、2つのタイプの人がいる。
お金に囚われる人と、お金から自由な人。
過去の経験から、お金に執着の強い人は、だいたいトラブルの原因だったり、まぁ、仕事の上達が遅い。理由は簡単で、その人は「お金」が欲しいわけだから、お金が手にはいる最短距離を探すから。
なので、目の前のことに一生懸命やるのは、非効率だから、できるだけ手を抜いて、最低限の仕事で最大限の報酬を得ようとする。
一方、お金じゃなく「仕事そのもの」に意義を感じている人は、仕事そのものが大切なわけだから、小さなことも手を抜かず、一生懸命やるし、それに対する「報酬」が少ないとか、あんまり思わない。
結果的には、そういう人は、仕事がどんどん上達して、報酬も上がる。
一方で「お金」の最短距離を求めてる人は、いつまでたっても仕事自体が上達しないので、報酬の低い仕事しかできないまま…
「お金が欲しい」「収入を上げたい」と思う気持ちは、ごく自然で、否定しないが、その優先順位が一番だったら、ヤバいって話。
で、お金に囚われるのは、たいてい、貧乏な経験をした人であったり、お金のない人だと思われがちだけど、そんなことはない。お金をたくさん持っていても、お金に囚われている人を、ぼくは、たくさん見てきた。正直、みっともないと思った。付き合いたくもないし。尊敬もできない。
http://www.theresponse.jp/blog/president/65304/
以前、ここにも書いたけど、お金は何かを実現するための道具であって、実現したいことがないのであれば、そんなに必要ないわけ。
お金に囚われる人は、少なくても、多くても囚われる。
だから、結局のところは、自分の心持ち一つだということだ。
自分が死んだ時に、年収なんか聞かれないでしょ?
聞かれるのは何をやったか、どんな人だったか、そういう事じゃないかな。