1
/
5

電脳交通が東京オフィスを開設して始める新しい挑戦

電脳交通は5期目を迎え、新しく東京オフィスを開設しました。事業が全国に拡大し、セールスやカスタマーサポートの面で更に強力に事業展開を図るため、またそれに伴い新しい人材と出会うため、順調な事業の様子から拠点を開設に至った背景が想像できます。しかし、社長の近藤洋祐は、東京での新しい拠点開設は単なる事業拡大や人材確保のためだけでは無いと言い切ります。「むしろもっと川上の部分で大きな想い、新しく挑戦したいことがある」と。電脳交通が、東京に拠点を開設し、これから取り組んでいきたいこととは、一体どのようなことなのでしょうか。単純な事業拡大のためだけではない、一段階深く掘り下げた近藤の想いを聞きました。


――東京オフィス開設の想い、そこで実現したいこと

「ひとつは、様々な交通事業者様とのアライアンスを密にしていくためです。今電脳交通がパートナーシップを結んでいる、またこれから結びたいと考えている交通事業者様との議論は東京を中心に進んでいくことが多くその連携を深めていきたいと考えています。
またさらに、もうひとつ大きな狙いもあります。それは、『東京に集中している様々なリソース(ヒト・モノ・カネ)を流動化させること』です。東京に進出することがゴールでは決してありません。東京と接点を持つことで、そこに存在しているいろいろな資源を流動化していきたいと考えています。そのリソースを惹きつけられるだけの事業体としての力を、徳島で育んできました。
タクシー業界の衰退が加速している中、今後クライアントが消滅してしまう可能性もあり、よりスピードを上げて事業に取り組んでいかなければなりません。地方で流通しているリソースだけでは不十分だからこそ、ヒト・モノ・カネの流動化が必要です。これはアライアンスの話ともつながっていて、都市部の事業者が持つリソースをある意味で流動化させ、地方に流したいとも考えています。地方にいることの意味は、身の回りに明確に存在する課題を、解像度高く見ることができる点。都市部の事業者には見えていない景色を見ながら課題に向き合うことができます。
電脳交通は、都市部の企業の地方へのサテライトオフィス進出とは血液の流れを逆流させるような動きに挑戦します。そういう意味で、今後電脳交通へ入る人たちは、日本で最先端の取り組みに挑戦することになります。地方拠点で都市部からリソースを流すというのは、新しいチャレンジです。これが、人口減少が進む日本の新しい生き方というか、企業のあり方だと思っていますし、電脳交通がそれを体現したいと考えています」

近藤の想いは、単純に東京で新しい人材と出会いながら事業拡大を図りたいという考えではありません。東京に拠点を構えながら、東京のリソースを地方に流動化させ、地方の交通界隈の血液をより強く循環させることこそが本当の狙いだと言います。東京でどんな人に出会い、どんな人と新しい挑戦を興していきたいと考えているのでしょうか。

――これから電脳交通にジョインする人への期待

「上記のチャレンジに共感してくれる人とぜひいっしょに仕事がしたいと思います。地方を拠点に事業を行いながら、都市部から資源を流動化させて地方に持ってくることに挑戦します。そこで電脳交通が何をするかというと、地方の交通界隈のデジタルトランスフォーメーションだったり、リテラシーを上げるためのオンボーディングだったり、実はすごく地道で泥くさい部分を担います。テクノロジーやITに馴染みが無い人たちに、テック要素を馴染ませていくわけで、当然骨の折れる作業が必要です。ただ、地方の業界の歴史を変えていくことの苦労をいっしょに味わってくれるような人、そのやりがいを理解してくれる人といっしょに仕事がしたいですね。
地方と東京の間で、当たり前の違いはあると思いますが、必要な能力に大きな違いがあるとは思っていません。言語をすり合わせるだけだと思っています。ただ、都市部で仕事をされている方の中には、ビジネスサイドで質感の高い経験値を持っている方も多いと思います。会社が50人・100人のボリュームになってくる中で、徳島ではなかなか出会えない規模のプロジェクトマネジメント経験や、都市部ならではの職業属性の方に出会える可能性も期待しています。今電脳交通が出会いたい人たちが集まっている場所である東京と接点を持ちたいと考えたのは、東京の方がビジネスの戦闘力が高いという話ではなくて、電脳交通がそのフェーズに成長してきたということだと思います。
大事なことは、どちらか一方のルールに合わせるというのではなく、お互いの言語を理解しながら双方向で理解を深めていく、そういう柔らかさだと思います。
また、地方で全部やる、地方最高というスタンスではなく、時と場合によってモードを切り替えて、都市型でやるところは都市型で、地方型でやるところは地方型で、という思考も必要になると思います。東京が経済の中心だという事実と向き合うことは必要ですし、東京で完結させなければいけないことが多くありますし、不要なこだわりは一切捨てます。その思考パターンの柔らかさは大切だと思いますね」

電脳交通が地方から興す、地方と東京を掻き混ぜる新しい血の巡り。その挑戦を、これから新しくジョインする仲間と共に、当事者としてやり切っていきたいと思います。

株式会社電脳交通's job postings
4 Likes
4 Likes

Weekly ranking

Show other rankings