こんにちは、CyberOwl(サイバーアウル)採用広報の平田です。
前回に引き続き今回もオウンドメディア事業部で始まったばかりの施策をご紹介します。
オウンドメディア事業部ではおもに企業の記事制作を受託しているため、前提として先方の意向に沿った記事を制作していますが、社員のスキルアップの一環で自社記事のリライト(検索順位が伸び悩む記事や、内容が古い記事などを書き直すこと)業務をおこなうことも。
そこで必要とされるのがSEOの知識です。検索順位を上げるためにどのようにリライトをしたらよいか考えながら取り組みます。
その知識を増やすための施策のひとつが、今回ご紹介する「ぶつかり稽古」になります。この施策についてプランナーを務める関根さん、井上さんにお話を聞きました!
プロフィール
関根みづき Mizuki Sekine
2020年 大学卒業後、人材会社に勤務。法人営業を担当。
2022年 株式会社CyberOwlに中途入社。オウンドメディア事業部のプランナーとして従事。
井上紗和 Sawa Inoue
2020年 大学卒業後、保険システム会社に勤務。システムエンジニアを担当。
2022年 株式会社CyberOwlに中途入社。オウンドメディア事業部のプランナーとして従事。
SEOの知識取得の第一歩は“仮説立て”から!
ー「ぶつかり稽古」について教えてください。少し変わった名前ですね!
井上:オウンドメディア事業部では、スキルアップのために自社メディアに掲載している記事をSEO観点にのっとってリライトする「黒帯認定試験」という施策があります。
対象者は主に入社1年目の社員。自社記事の検索順位をあげるために1か月かけて分析とリライトをし、結果を上長が採点。何度か繰り返して合格点に達したら“黒帯認定”=“SEO知識の基礎が備わった”と認められます。
その「黒帯認定試験」前におこなわれるのが「ぶつかり稽古」なんです。ぶつかり稽古では1か月後の試験に向けて進捗状況や仮説や分析の方向性が間違っていないか、また行き詰まっている点はないか2週間に一度、上長のフィードバックをもらいながら確認します。
関根:施策づくりのきっかけは社長の「認定試験で発表する前に“仮設立て”をもっと重要視したほうがいい」という指摘からでした。そこで、オウンドメディア事業部で話し合い、「記事コンテンツの分析」と「データ(数字)分析」を踏まえた仮説立ての観点からSEOを学べる場を作ろうということに。
ー開始からまだ約1か月ではありますが、施策を始めてみていかがですか?
関根:以前は「データ(数字)分析」において、データの見方を誤ったまま認定試験に臨み、点数が全然伸びなかったこともありました。
でも今は「ぶつかり稽古」を通してデータの見方を確認できるので、もし間違った方向性に進んでいたとしても途中で軌道修正ができます。分析途中でフィードバックをいただけるようになったことで、手応えを感じられるようになりました。
井上:私もこれまでは一人で試行錯誤しながら認定試験に臨んでいたのですが、「ぶつかり稽古」ができたことで試験に向けて自分の方向性を確かめられるようになり、今はある程度自信をもって認定試験に臨めています。
自社メディア内だからこそ挑戦できる
―施策のなかで印象に残った上長からのアドバイスなどはありますか?
関根:そもそも未経験での入社だったため、SEOの知識がまったくありませんでした。そのため、安易な考えでリライトしてしまうこともあったんです。例えば「競合コンテンツの記事には○○というキーワード数が多いから、そのキーワード数をもっと増やそう」のような。
でも「ぶつかり稽古」で進捗状況を確認してもらうなかで、「記事内にキーワード数が多いのは、ユーザーが求めている内容が網羅されているから、結果として多くなっているだけ。単純にキーワードの数を増やせばいいわけではないよ」という指摘に“ハッ”としたんです。
そこからはコンテンツの中身や、ユーザーが本当に求めてる内容を競合記事と自分の記事で見比べられるようになりました。
井上:私も関根さんと同じく未経験での入社になります。そのため当初は覚えたばかりのSEO知識=検索順位が上がる手法、のようなものを全部詰め込んだリライト記事を制作していました。
そんなときに上長から「やりたいことから始まるんじゃなくて、ゴールを決めてからじゃないとやることって決まらないよね」と一言。社長が言っていた仮説立ての重要性や、「ぶつかり稽古」の本質の部分について考えさせられました。
ーお二人は普段自社メディア記事ではなく、クライアントワークを担当していますね。「ぶつかり稽古」は普段の業務にどのように役立ちますか?
関根:クライアントワークでも、お客さまの意向に沿う範囲でSEOを意識した記事の執筆を心がけています。しかし、あくまで“お客さまの記事”なので、自分が考えているSEO対策をそこで試すことはできません。
でも「ぶつかり稽古」や「黒帯認定試験」では自社メディアの記事を活用しているので、ある意味失敗を気にせず自分のやりたい施策にチャレンジできる場だと感じています。
井上:私もそれに共感します。普段の業務で実はチャレンジしてみたかったことも、この施策のなかに盛り込んでフィードバックをもらうようにしているんです。
そのなかで認められたもののみ、普段の業務でも可能な範囲でSEO対策の要素を加えていくようにしています。
得た知識をクライアントワークにも活かす
ー施策を通してお互いの仕事を見るなかでよい刺激をもらったりしますか?
関根:さっき私が苦手なこととしてあげた「データ分析」についてですね。私は上長からフィードバックをもらうことも多いのですが、井上さんが指摘されているのを見たことがないかもしれません。的確に分析しているので尊敬しています。
井上:それこそ私は“データありき”で考えてしまうところがあるので、関根さんの「ほかの競合記事に対してここが不足していたので足してこれだけ順位が上がりました」のような発表を聞いて、「コンテンツの中身まで分析しきれてないな」って反省することがありました。
あと、関根さんのプレゼン資料がすごく見やすいんです!必要な説明と画像だけがあってあとは口頭で補足する。すごい上手だなぁっていつも見てます。
ー「ぶつかり稽古」がオウンドメディア事業部のなかでどのような立ち位置になっていくことを期待していますか?
関根:私も井上さんももうすぐ認定試験を卒業するので「ぶつかり稽古」を受けられたのは数回だけですが、認定試験前に質問できる時間があるのは心強かったなと思っています。
さらには、自分だけでなく他の人の視点や考え、そこに対するフィードバックも聞けるので、得られる知識や情報も多くなり、社員の成長速度が早まりそうだと期待しています。とは言え、私自身もまだまだ学ぶことが多いのであまり大きなことは言えませんが…(笑)
井上:私も同じくまだまだなのですが、「ぶつかり稽古」は、わからないことを解消して上長からフィードバックをもらえる絶好の機会。なので、ゴールを「黒帯認定試験」だけに設定せず、ここで得られたSEOの知識をクライアントワークにも繋がるよう、後輩社員のみんなが活用していくことを楽しみにしています。
▼他の社員の記事はこちら
▼求人情報はこちら
▼コーポレートサイトはこちら