サイバーレコードが、次の成長戦略の柱に据えるM&A戦略。その指揮を執るのが、M&A責任者の野口 慎矢さんです。証券会社を経て約10年間M&Aコンサルタントとして活躍し、数百社の企業と向き合う中で、「どの会社も必ず良くなる方法がある」という確信を持つようになったと語る野口さん。今回は、そんな野口さんのキャリアの歩みからサイバーレコードとの出会い、これから描く未来まで、じっくりお話を伺いました!
目次
企業の「本質」に向き合い続けたキャリア
サイバーレコードとの出会い
地方の企業価値を、一緒に高めていく——サイバーレコードのM&A
描く未来——100の事業、100人の社長で時価総額1000億円へ
未来の仲間へのメッセージ
上級執行役員 野口 慎矢
メガバンク系証券会社にてキャリアをスタート。2015年より税理士法人系コンサルファームへ参画。M&Aや企業再生のプロとして変革期を支え、2019年にディレクターへ昇格。複雑な利害関係を調整する交渉力を強みに数多くのM&Aを成約へ導く。2023年に熊本へ移住後、熊本支店長や東京本社事業法人第4部長を兼任し全国規模の案件を牽引。2024年10月よりサイバーレコードへ参画。その知見を地域経済へ還元すべく事業承継・マッチング支援を統括し、企業の「本質的な価値向上」に挑む。
企業の「本質」に向き合い続けたキャリア
―― まず、現在の役割やミッションを教えてください。
野口さん:
M&Aの責任者として、戦略の策定から実行まで一貫して担当しています。サイバーレコードが掲げる「挑戦にあふれる地域を創り続ける」というミッションのもと、地方の優良企業をグループに迎え入れ、デジタルを核に成長を後押ししながら企業価値を向上させていくことを目指しています。
―― これまでの経歴やキャリアについて詳しくうかがいたいです。
野口さん:
故郷は2つあって、福岡県北九州市と岡山県倉敷市です。高校卒業までを北九州と倉敷で育ちました。大学から東京に出て就職し、35歳まで過ごしたので、人生の約半分は東京で過ごしたことになります。熊本には3年前に移住してきました。
仕事は新卒で証券会社に入社し、クライアントの資産運用や企業分析に従事しました。その後、税理士法人系のコンサルティング会社に転職し、再生コンサルティングからスタートして、同時にM&Aコンサルタントとして事業承継案件やTech系スタートアップのM&Aなどに幅広く携わってきました。
―― キャリアを振り返って"一貫している軸"はありますか?
野口さん:
「企業の財務やビジネスの根幹に深く関わって、本質的な企業価値の向上を支援し続けたい」という軸は、ずっと変わっていないと思います。
この意識が深まったのは、前職のM&Aコンサルタント時代です。約10年間、多い時は毎月10件ほどの会社の決算を分析し続けました。数多くの企業の財務と向き合い続ける中で、「どの会社も必ず良くなる、テコ入れできる方法がある」という確信が生まれてきたんです。それがいまの仕事の軸になっていると感じます。
―― ご自身の性格や強みを一言で表すと、どんな人だと思いますか?
野口さん:
家族みんな会話が多いタイプで、のびのびした環境で育ちました。学生時代から社交的で、いろんなタイプの人と幅広く交流していましたね。人と話すことに抵抗がないし、むしろ好きなんです。
印象に残っているのが、学生時代に周りからあまりよく思われていなかった同級生がいたんですが、自分で話しかけてみたら意外とすごく気が合って(笑)。「評判で決めつけなくてよかった」と思ったんですよね。そこから自然と身についたのが、「人のことは周りの評判で判断するのではなくて、自分で実際に関わって決める」という姿勢です。これは仕事でもプライベートでも変わらず、いまも自分の基本的な考え方になっていますね。
サイバーレコードとの出会い
―― 熊本移住は、どんな経緯だったんですか?
野口さん:
奥さんの地元が熊本だったので、いずれ帰ろうと話をしていました。2年かけて準備をして、3年前に移住してきました。ちょうどそのタイミングで前職の会社が熊本支社を設立してくれたので、そこの支社長として移住後もしばらくは熊本でM&Aコンサルの仕事を続けていました。
―― サイバーレコードとの出会いも、ユニークな経緯だったと伺っています。
野口さん:
熊本を拠点に活動をはじめてすぐ、地元の企業に営業をかけようと企業データベースをいろいろ調べていたんです。そうしたら「やたら業績の良い会社があるな」と(笑)。それがサイバーレコードでした。
そうして社長の増田さんに出会い、ちょこちょこ飲みに連れて行っていただく関係が続きました。その後、会社が上場を目指してM&Aにも注力していくという流れになったタイミングで、改めてお声がけいただいて参画を決めました。
―― 入社を決めた理由はなんだったのでしょうか?
野口さん:
元々転職は全く考えていなかったんですが、改めて振り返ってみると、前職には10年近く在籍していて、メンバーが何を考えているかお互いわかりあってしまうような状態になっていたんです。環境に慣れすぎてしまって、100%の熱量で働けていたかというと、正直そうでもないことに気づきました。
一方で、サイバーレコードは違いました。直近2年間で200社以上の社長にお会いしてきましたが、増田さんは群を抜いて面白い方だと感じました。さらに、商社・駐在経験者・外資系・広告出身・一流のTech人材と、多様なバックグラウンドを持つ役員陣も揃っていて。
増田さんや役員の方たちとの会話の中で、毎回知らない単語が飛び交い、毎回知らないことが出てくる感覚がとても新鮮で、「ここならもっと学べる」と素直に思えたんですよね。
―― 実際に入社してみて、印象的だったことはありますか?
野口さん:
やっぱり「スピード」ですね。前職時代によく作っていた企業概要書という売却案件用の20ページくらいの資料があるのですが、あれを当時は平均で1週間くらいかけて作っていたんです。それが、サイバーレコードでは1日で出してくれと言われて。最初は戸惑いましたが、やってみたら本当に1日でできるようになりました。
これは単に作業が速くなったという話ではなくて。事業の当事者として「いま動くか動かないか」で結果が変わる以上、スピードがそのまま事業に直結する。同じ"資料を作る"という仕事でも、求められる速さの意味がまったく違うんですよね。
「まずは7割でも出す」という精神で、考えて止まるよりも一度形にして直していく。要点だけギュッと絞ったり、AIをうまく使ったりも含めて、結果として1週間が1日になりました。自分の意識や仕事への向き合い方だけで、これだけ経験のたまり方やスピードが変わるのかーーというのが、いちばん大きな驚きでしたね。
地方の企業価値を、一緒に高めていく——サイバーレコードのM&A
―― 野口さんから見た、サイバーレコードのM&A事業の特徴を教えてください。
野口さん:
大きく3つの軸があると思っています。
1つ目は「デジタルを核とした既存事業のアップサイドの最大化」。優れた商品力や地域特性を持つ企業に対して、当社のデジタル実装能力を掛け合わせることで、既存事業の伸びしろを最大化していく、ということです。
2つ目は「永続承継」。投資ファンドのような転売目的ではなく、事業会社として事業を長期保有し、前オーナーが築き上げたブランドや商品、組織文化を尊重して受け継いでいく方針です。現場の自主性を重んじながら、ブランドが持つ本来の価値を次世代へとつないでいく。
3つ目が「九州から世界へ」です。九州の優良な製品や技術を海外市場へつないで、地域経済に新たな流れをつくっていくことです。
この3つが重なり合ってこそ、地方創生の新しいロールモデルになれると思っています。
―― 地方に拠点を置くことで、M&A事業においてどんな強みがあると感じていますか?
野口さん:
地方には、業績も製品も素晴らしいのに後継者がいないだけで廃業を検討している会社がたくさんあります。そうした企業のM&A需要は非常に高い一方で、九州・地方でそうした会社を積極的にM&Aしている企業はまだ少ない。競合が限られているんです。
採用の観点でも、東京であれば類似の成長企業が多数あって求職者が分散しますが、熊本では「成長企業で挑戦したい」と考える優秀な人材が集まりやすい。優秀な人さえいればある程度の事業はスケールできると思っていて、地方ゆえの採用力の高さは大きなアドバンテージだと感じています。
仕事として面白いのは、1社だけでは見えてこなかった部分が見えてくるところですね。複数の企業をグループに迎え入れることで、生産性の比較ができたり、企業文化が融合していくプロセスが生まれたり。そういった変化を間近で感じられるのは、この仕事の醍醐味だと思っています。
描く未来——100の事業、100人の社長で時価総額1000億円へ
―― 今後、サイバーレコードをどんな会社にしていきたいですか?
野口さん:
M&A戦略を通じて、サイバーレコードを名実ともに「九州・地方発を代表する企業」にしたいというのが最大の目標です。地方の優良企業をグループに迎え入れ、各社の強みを掛け合わせることで、地方からでも全国、そして世界でも十分に戦える企業体を創り上げたい。
そのために、私たちが本気で実現を目指しているのが「100の事業、100人の社長」というビジョンです。
サイバーレコードは今後、M&Aや新規事業の立ち上げを加速させ、グループの規模を劇的に拡大していきます。それに伴い、グループ会社の代表や役員として経営の舵取りを担う人材が大量に必要になります。単に一人のサラリーマンとして業務をこなすのではなく、サイバーレコードという環境を活用して、一人ひとりが本当の意味での「経営者」として大成できる場所にしていきたい。3〜5年後には、誰もが知る上場企業として、地方の企業や人材から「目指すべき憧れの的」になっていたい。
その中において、今後の鍵になるのは「多様な人材とカルチャーの融合」だと感じています。M&Aで仲間が増える分、異なる企業文化を持つ人たちが集まってきます。その中で、お互いをリスペクトしつつ「とりあえずやってみよう」というサイバーレコードらしいスピード感と挑戦のカルチャーを、グループ全体にしっかり根付かせていくこと。それが、これからの大きな組織強化のポイントだと思っています。
未来の仲間へのメッセージ
―― 最後に、これからサイバーレコードに加わるかもしれない仲間に向けてメッセージをお願いします。
野口さん:
サイバーレコードの魅力は、「圧倒的なスピード感」と「優秀で個性豊かな仲間」、そして「地方発で社会に大きなインパクトを残せる環境」だと思っています。
ゆったり働きたいという方には正直向かないかもしれません。でも、変化を楽しんで、自分の枠を超えて成長したいと思っている方には、本当に向いている会社だと思います。M&Aを通じて将来的に社長を目指したい、地方から大きな挑戦をしたいという成長意欲の高い方と、ぜひ一緒に働きたいですね。
「現状に満足せず、常に新しい景色を見に行く」そういうマインドを持った方をお待ちしています!
野口さん、お忙しい中ありがとうございました!