2026年2月にAX推進本部 データマネジメント部の部長に就任し、社内の業務改善やAI活用を担う 東 颯汰さん。熊本で生まれ育ち、新卒でサイバーレコードに入社してから3年、営業職からキャリアをスタートし、少しずつ役割を広げてきました。うまくいかない状況でも止まらず、できることを一つずつ積み重ねてきた姿勢が、現在の仕事にもつながっていました。今回は、そんな東さんの学生時代の原体験から、現在の仕事、そしてこれからの挑戦まで伺いました。
目次
現在の役割と、これまでの歩み
熊本で育ち、挑戦を重ねてきた学生時代
サイバーレコードとの出会いと、入社の決め手
現在の仕事とやりがい
サイバーレコードは、「変化に寛容」な会社
これから挑戦したいこと
未来の仲間へのメッセージ
現在の役割と、これまでの歩み
―― まずは、今の役割やミッションを教えてください。
東さん:
現在は、AX推進本部 データマネジメント部の部長を務めています。一言でいうと、社内の業務改善やAI活用を進める仕事ですね。チームのミッションとしては、社内のオペレーションを仕組み化・システム化することで属人性を減らし、スピードを上げ、結果的にお客様に提供できる価値を増やしていくことです。
実際の仕事では、現場へのヒアリングから入って、どういう状態が理想なのかを整理し、設計して、必要であればUIやワークフローを考えて、開発や構築、導入、運用まで見ます。クライアントは基本的に社内ですが、その先には社内が向き合っているお客様もいるので、間接的に価値が届くところまで意識しています。ただ仕組みを入れるだけではなくて、運用に定着して、ちゃんと効果が出るところまで責任を持つのが大事だと思っています。
―― ここまでの経歴もあらためて伺えますか。
東さん:
熊本大学を卒業後、新卒でサイバーレコードに入社しました。最初は営業職で、ECセールスやアライアンス領域の営業を担当していました。その後、営業企画やCOO室を経て、データマネジメント部配下のDataOpsチーム長になり、そこから複数チームの統括を経験して、今年2月にデータマネジメント部の部長に任命いただきました。これから4年目に入るところです。
―― 新卒で入社した頃は、どんな仕事から始まったのでしょうか。
東さん:
最初は営業担当として、お客様に運用代行を提案したり、協業案件や代理店開拓、パートナーとの連携に関わったりしていました。案件によっては、提案だけではなく、運用に近いところまで入ることもあって、比較的広い範囲を見ていたと思います。
正直に言うと、1年目は営業としてなかなか結果が出ませんでした。KPIも思うように達成できなくて、悔しさはありましたね。でも、そこで終わりにはしたくなくて、「今の自分にできることは何か」とずっと考えていました。営業のやり方を見直すだけでは難しいなら、CRMやリード管理の整備など、自分が手をつけられるところからやっていこうと。本当にやれることは何でもやる、という感じでした。
―― そこで止まらずに、自分にできることを増やしていったんですね。
東さん:
そうですね。自分の中では、「ここまでが営業の仕事」と分けるというより、課題に対して自分ができることをやる、という感覚の方が強かったです。すぐにうまくいかなくても、できるまでやってみる。その積み重ねが、今につながっているのかなと思います。
熊本で育ち、挑戦を重ねてきた学生時代
―― ここからは少し、東さんご自身のことも伺いたいです。子どもの頃や学生時代は、どんなタイプでしたか。
東さん:
小さい頃は、そこまで何か明確な目標があったわけではないんですが、中学くらいから色々と新しいことに挑戦するようになりました。ギターやドラム、ゲーム実況、小説執筆、アフィリエイトなど、本当に何でもやっては挫折して、また別のことを試す、みたいな感じでした。今振り返ると、物をつくることや、新しいことに手を出すこと自体が昔から好きだったんだと思います。
―― 気になったことをいろいろやってみるタイプだったんですね。
東さん:
そうですね。器用に全部うまくいってきたわけでは全然なくて、試して、失敗して、また挑戦して...をずっと繰り返してきた感じです。
でも、その積み重ねがあったからこそ、新しいことに挑戦すること自体にはあまり抵抗がないんだと思いますし、「一回うまくいかなくても、それで終わりではない」と思えるようになったのかもしれません。
―― 大学では、どんなことを学ばれていたんですか。
東さん:
熊本大学の「グローバルリーダーコース」に所属していました。 “グローバル”という名前はついているんですが、自分としては、世界に出たいというより、「Think globally, act locally」という考え方に惹かれていたんです。世界で起きていることを知りながら、それを地域の課題解決にどうつなげられるか、という視点を大事にしていました。
大学時代も、子どもの頃からの延長でいろいろなことに取り組んでいました。ビジネスコンテストに出て、熊本の伝統工芸をどう次につないでいくかを考えたり、菊池の中山間地域の方と一緒にクラウドファンディングに取り組んだこともあります。球磨焼酎サークルを立ち上げた時は、豪雨災害のあとに「この文化をどう残すか」「どうしたら次につながっていくのか」といったことを考えながら動いていました。学生時代は、「地域の中で何かできないか」を考えることが多かったですね。
―― そうした経験の中で、今の仕事につながっている考え方や価値観はありますか。
東さん:
ビジネスコンテストの経験は大きいと思います。そこで一番大事にしていたのは、「何をやるか」より、「相手が何に困っているか」をちゃんと聞くことでした。自分たちがやりたいビジネスアイデアを出すというより、まず相手の話を聞いて、課題がどこにあるのかをできるだけ解像度高く捉える。そのうえで、必要なら自分に足りないことも学びながら解決につなげていく、という感覚は当時からあったと思います。今振り返ると、その姿勢は入社後もかなりそのまま生きています。
サイバーレコードとの出会いと、入社の決め手
―― サイバーレコードを知ったきっかけを教えてください。
東さん:
大学4年のときに参加していた、アントレプレナーシップ教育のプロジェクトがきっかけです。大学と企業が連携する形で進んでいた取り組みで、その中にサイバーレコードも入っていました。
学生側がビジネスアイデアをプレゼンして、企業の方にフィードバックをもらう機会があったんですが、そのときに代表の増田さんからかなり厳しくフィードバックをいただいたのをよく覚えています。
―― かなり印象に残る出会いだったんですね。
東さん:
そうですね。その場ではもちろん緊張しましたし、厳しいな〜とも思ったんですが、今振り返るとすごくありがたい経験でした。
表面的なアイデアではなくて、「それは本当に成り立つのか」「ちゃんと価値になるのか」というところまで見てもらえたので、自分にとっては大きな出会いだったと思います。
―― 最終的に入社を決めた理由は何だったのでしょうか。
東さん:
もともとは大学院進学も考えていたんですが、家庭の事情でそれが難しくなったタイミングがありました。ちょうどその頃に増田さんから声をかけていただいて、成長中のベンチャーで自分も成長できそうだと思ったのが大きかったです。
当時は、明確なキャリアビジョンがあったというより、「とりあえず全力で何かに向き合えば、その先に見えるものがあるんじゃないか」という感覚でした。力試しの意味合いも強かったと思います。
現在の仕事とやりがい
―― 現在の仕事の中で、特にやりがいや面白さを感じるのはどんなときですか。
東さん:
ヒアリングをした上で提案した理想の状態を、実際に仕組みとして形にして、現場で運用が浸透して、効果が定量的に出はじめたときですね。
受託開発のように“ただものをつくる”のではなくて、要件定義から運用浸透まで行って、ちゃんと効果が出るところまで責任を持てるのが、この仕事の面白さだと思っています。自分の考えたロジックで仕組みが回っていると実感できたときは、やっぱり手応えがあります。
―― 印象に残っているプロジェクトはありますか。
東さん:
代表的なのは、「ふるさとbot」という自動化システムです。営業が獲得した案件の登録作業に時間がかかっていて、商品の掲載までにタイムロスが発生し、機会損失につながっているという課題がありました。
そこで、登録プロセスを細かく分解してワークフロー化し、約90%の時間短縮を実現できました。こういう形で、現場の課題が目に見えて改善されると、やっぱりやりがいを感じますね。
―― 仕事を進めるうえで、大切にしていることはありますか。
東さん:
「失敗にしてしまわないために、できるまでやる」ことだと思います。仕組みづくりの仕事って、最初から全部うまくいくことばかりではないですし、実際に運用してみて初めて見えてくることも多いです。だからこそ、つくって終わりではなくて、ちゃんと成果が出るまで向き合うことが大事だと思っています。自分の中では、“つくること”そのものより、“機能するところまでやりきること”の方が大きいですね。
―― この1年で、ご自身が一番成長したと感じるのはどんな点ですか。
東さん:
一番大きいのは、マネジメントだと思います。1年前はメンバーが1人しかいない状態でしたが、今は配下に3チーム、10名規模の体制になりました。
未経験の方や非エンジニアの方でも、教育を通じてシステムの保守運用や開発ができるところまで成長してくれていて、その体制をつくれていることにはかなり手応えがあります。
―― ご自身で手を動かすだけでなく、チームづくりの役割も大きくなっているんですね。
東さん:
そうですね。今は、自分ひとりで全部やるというより、教育やマネジメントを通じて、メンバーが自身で対応できる範囲を広げるサポートをすることも大事な役割だと思っています。
メンバーが成長して、チーム全体で目標に向かって動ける体制ができてきたことは、自分の成長実感にもつながっていますし、自分自身もまわりから刺激を受けながら、まだまだ成長していきたいと思っています。
サイバーレコードは、「変化に寛容」な会社
―― サイバーレコードの文化や社風を一言で表すとしたら、どんな会社でしょうか。
東さん:
変化に寛容な会社だと思います。入社したばかりの頃は、「なぜ変わらないんだろう」「なぜもっと変えてくれないんだろう」と思うこともありました。どこかで、会社や周りが変えてくれることを期待していた部分があったんだと思います。でも、実際に自分から提案して、責任を持って動いてみると、会社としては変化そのものを嫌がっているわけではなくて、ちゃんと耳を傾けてくれるし、どうやったらできるのかを一緒に考えてくれる環境なんだとわかったんです。
―― 受け身で見ていた頃と、自分で動くようになってからで、見え方が変わったんですね。
東さん:
そうですね。当時の自分が、変わる側に立てていなかっただけだったのかもしれません。今は、変化すること自体にはすごく寛容で、そのチャンスも多い会社だと思っています。新しい提案に対しても、100%スムーズに進むわけではないですが、ちゃんと聞いてもらえて、前に進めるための議論ができる。そこはサイバーレコードらしさの一つだと思います。
―― この環境だからこそ頑張れる、と感じる瞬間はありますか。
東さん:
自分の主張や提案を、論理立てて批評してもらえるときですね。もちろん意見がぶつかることもありますが、それは同じ目標を見ているからこそだと思っています。
加えて、1on1のように定期的に上司との考え方のギャップをすり合わせられる仕組みがあるのも大きいです。自分の考えを整理しながら進められるので、働くうえで助けられています。
これから挑戦したいこと
―― これから先、どんなことに挑戦していきたいですか。
東さん:
対社内と対社外という2つの軸で挑戦していきたいと思っています。まず社内では、今あるオペレーションにさらにAIが適切に組み込まれて、高効率で回る状態をつくりたいです。人がより高付加価値な仕事に集中できる状態を実現したいですし、そのための仕組みづくりは、これからもっと進めていきたいですね。
そして社外に向けては、社内で積み上げてきた成功例をもとに、DXやAXにハードルを感じている企業さんの課題解決にもつなげていきたいです。その延長で、個人的には新規事業にも挑戦したいと思っています。学生時代から数えると、これまで20個くらいプロジェクトを立ち上げては潰してきているので(笑)、いつかしっかり成功まで持っていきたい、という思いがあるんです。
中長期的には、地域の事業者さんや自治体の方にも、AX推進本部で生み出す価値を実感していただける仕組みをつくっていきたいと思っています。それが結果的に地域の成長や、社会へのインパクトにつなげていきたいと考えています。
未来の仲間へのメッセージ
―― 東さんが感じる、サイバーレコードの魅力はどんなところですか。
東さん:
サイバーレコードの魅力は、個人のアップデートが組織の進化に直結する手応えの速さにあると思っています。
自分自身、新卒で営業からスタートして、今はデータマネジメント組織を率いる立場になりましたが、この3年間で強く感じたのは、最初からスキルが揃っていること以上に、目の前の課題を解くために自分をどう最適化していけるかが大事だということです。
―― どんな方と一緒に働きたいですか。
東さん:
変化を楽しめる人ですね。自ら変化を起こしてパフォーマンスを出していきたいと思える人は、すごく合うと思います。
自分の提案をアイデアで終わらせず、現場の解像度を上げながら、成果が出るところまでやり切りたい。そういう方と一緒に、精度の高い仕事を積み上げていけたらうれしいです。
東さん、お忙しい中ありがとうございました!