自治体や事業者の方々と伴走し、ふるさと納税を通じて地域の活性化を支えるサイバーレコードの地域共創本部。 そこには、多種多様なキャリアを通じて培った自身の強みを活かしながら、地域が抱える課題に真摯に向き合うメンバーの姿があります。
今回は、九州グループを統括する林田さんと、南部九州グループのチーム長を務める早木さんに、地域共創本部の仕事やチームのあり方、これから目指す未来について話を伺いました。
地域共創本部の早木さん(左)と林田さん(右)
目次
地域共創本部とは?── 部署のミッションや役割
これまでのキャリアと、入社のきっかけ
現場で向き合う業務と、大切にしているこだわり
働く環境やチームについて
未来の仲間へのメッセージ
地域共創本部とは?── 部署のミッションや役割
―― お二人が所属している「地域共創本部」は、どんな部署なのでしょうか?
林田さん:
地域共創本部は、自治体様のふるさと納税運営をする部署です。契約している自治体様の寄附額をどう伸ばしていくかを考えながら、自治体様の想いや課題に寄り添い、結果として地域を元気にしていくことが一番のミッションですね。そのために、自治体様だけでなく、地域の返礼品事業者様とも密に関わりながら仕事を進めています。
早木さん:
支援内容は幅広くて、ふるさと納税プラットフォームの運営サポートをはじめ、新しい返礼品の企画提案や、既存返礼品のブラッシュアップ、価格交渉や在庫量の調整まで関わっています。自治体様と一緒に方向性を考えつつ、実際に返礼品をつくっている事業者様のところへ足を運び、「この商品をどう届けたらもっと魅力が伝わるか」を一緒に考えることも多いです。
返礼品を通して地域の魅力をどう最大化できるかを、自治体様・事業者様と伴走しながら考え、実行する仕事です。
―― その中で、お二人は同じチームですが、それぞれどのような役割を担当していますか?
林田さん:
私は現在、九州グループ全体を統括する役割を担っています。自分自身も現場に関わりながら、グループ全体がスムーズに回るようフォローする立場です。
早木さん:
私は九州グループの中で、南部九州エリアのチーム長をしています。肩書きはチーム長ですが、チーム内でのポジションは『みんなの相談役』に近くて、メンバーが困ったときに相談に乗ったり、一緒に解決策を考えたり、メンバーのサポート役みたいな役割をしています。
これまでのキャリアと、入社のきっかけ
―― お二人のこれまでの経歴と、サイバーレコードに入社されたきっかけを教えてください。
林田さん:
もともとは神戸で「義肢装具士」という仕事をしていました。医師の処方をもとに、患者さん一人ひとりに合わせた義足を作る仕事で、3年半ほど続けていました。ただ、24歳のときに「このままでいいのかな」と、一度立ち止まって考えるようになって。そこから思い切って別の世界も見てみようと、ゴルフのキャディやバーテンダーなど、まったく違う仕事を経験しました。
東京で働いていた時期もあったのですが、コロナ禍をきっかけに、離れて暮らす両親のことを考えて熊本に戻る決断をしました。地元に戻って改めて将来を考えたときに、「せっかくなら熊本や地方を面白くする仕事がしたい」と思うようになり、地方創生に関われる仕事を探す中でサイバーレコードに出会いました。2021年に入社して今に至ります。
早木さん:
私は、子育て世代向けのメディアやイベントを運営する会社に新卒で入社しました。最初は福岡で働いていましたが、その後東京に異動となり、アイドル育成プロジェクトの立ち上げや運営に関わりました。個人的にアイドルが好きだったので、とても刺激的でやりがいのある仕事でしたが、その分、かなりハードな環境でもありました。
一度、自分の将来についてしっかり考える時間を持ちたいと思い、仕事を離れて熊本にUターンしました。次の仕事を探す中でサイバーレコードの求人を見て「なんだか楽しそう」という直感があったのを覚えています。「地域に関われる仕事」という点にも惹かれ、入社を決めました。
現場で向き合う業務と、大切にしているこだわり
―― 具体的には、日々どのような業務を行っているのでしょうか。
早木さん:
日々の業務で欠かせないのが、情報収集です。人気返礼品のランキングをチェックして、今どんな返礼品が選ばれているのか、他の地域ではどんな商品が伸びているのかといったトレンドを把握します。
そのうえで、自治体様や事業者様に対して「今はこういう流れがありますよ」と共有しながら、返礼品の見せ方や企画について提案していきます。
その中で私が特に大切にしているのは、できるだけ事業者さんのもとに直接足を運ぶことです。実際に現場に伺うことで、商品が作られている背景や、事業者さんがどんな想いで取り組んでいるのかを知ることができます。そうした情報が、提案を考えるうえでの大事なヒントになっています。
林田さん:
自治体様からは、制度や運用面についての相談を受けることが多いですね。ふるさと納税は制度改正が頻繁にあるため、その都度、制度の内容を一つひとつ確認しながら、自治体様にとって無理のない運用方法を一緒に整理していくことを意識しています。
一方的に答えを出すのではなく、丁寧に伴走しながら考えていく、そんなコミュニケーションを大切にしています。
―― 特に印象に残っている仕事のエピソードはありますか?
林田さん:
梨を扱う事業者さんから、「在庫が余ってしまって、このままだと厳しい」という切実な相談を受けたことがありました。そこで、期間限定で内容量を増やす企画を提案したんです。
すると、その返礼品が人気を集め、結果的に在庫はすべて捌けました。事業者さんから「本当にありがとう」と声をかけていただいたとき、自分の提案が誰かの経営や生活に直接つながっているのだと実感して、この仕事の意義を改めて感じました。
早木さん:
私の場合は、初めて担当した自治体様でのプロポーザル(企画提案)が強く印象に残っています。実は当日の朝に資料の不備に気づいてしまって、上司に助けてもらいながら、移動中の車内で必死に修正しました。
それまでは契約後の案件を担当することが多かったので、「契約していただけることは決して当たり前ではない」ということを、本当に身をもって感じた経験でしたね。それ以来、一つひとつのご縁の重みを、より大切に感じるようになりました。
ーーこの仕事ならではの「やりがい」を感じるのはどんな瞬間でしょうか。
早木さん:
私がやりがいを感じるのは、ふるさと納税という制度を通して、関わる人たちの中に少しずつポジティブな変化が生まれていく、その“温かい流れ”を間近で見られることです。
普段の生活ではなかなか訪れることのない土地に足を運び、この仕事がなければ出会えなかった方々と出会える。そして、その土地の空気や、そこで作られている商品の本当の良さを、自分の目で見て感じられることがとても楽しいです。
そうして実際に見て、感じた「地域の素晴らしいモノ・コト」を、ふるさと納税という仕組みを通して全国の方に届ける。その結果として寄附が集まり、地域で暮らす方々の生活が少しずつ豊かになっていく。「誰かの良いもの」と「誰かの応援したい気持ち」がつながって、地域が元気になっていく。その流れの一部に関われていることに、大きなやりがいを感じています。
林田さん:
一番のミッションは自治体様の寄附額を上げることですが、その過程で、その地域の事業者様のお役に立てていると感じられる瞬間には、やはり大きなやりがいを感じますね。事業者様の売上に貢献できたことが、結果として自治体様の寄附額向上につながり、地域が元気になっていく。
そして、その成果が我々の事業としてもきちんと積み上がり、次の自治体様や事業者様の支援につながっていく。
それぞれに価値が生まれる「三方よし」の形を実感できるところに、この仕事の面白さがあると思っています。
―― クライアントとの関係づくりで、それぞれ意識している「こだわり」を教えてください。
林田さん:
私は「正直であること」を一番大切にしています。記憶力に自信がないというのもあるのですが(笑)、曖昧な返事をしてしまうと、あとからかえって相手を困らせてしまうと思っていて。分からないことは分からない、できないことはできないと、その時点の状況をきちんと伝えるようにしています。その積み重ねが、結果的に信頼関係につながっていくのかなと感じています。
あとは、できるだけ機嫌よくいることも意識していますね。ちょっとしたことでも相談してもらいやすい雰囲気をつくることも、大事な仕事の一つだと思っています。
早木さん:
私は「相手の話をじっくり聞くこと」です。実は前職のころ、「相手の話を聞きすぎ。営業なんだから、もっと自分を出して売り込まないと」と言われたことがあって...。正直、営業という仕事に自信を持てず、自分には向いていないんじゃないかと悩んだ時期もあったんです。
でも今の上司が「たくさん話を聞いて相手を知る営業スタイルも立派なやり方だし、それができるのはあなたの強みだよ」と肯定してくれたんです。それからは、「相手を知ろうとすること」を自分の軸として大切にしながら、仕事に向き合えるようになりました。
そうした関わりを重ねるうちに、今では全国の事業者さんと、まるで「おじいちゃん、おばあちゃん」のような距離感でやりとりできる関係になることもあります。そうした信頼関係があるからこそ、困ったときにも本音で相談してもらえますし、それが今の仕事の大きな支えになっています。
働く環境やチームについて
―― サイバーレコードの社風やチームの雰囲気はいかがですか?
林田さん:
サイバーレコードは、本当に風通しがいい会社だと思います。代表の増田さんとも距離が近くて、社長室がなく同じフロアでフラットに話せるのは大きな特徴です。また、自分のやりたいことがあれば背中を押してもらえる。「やってみたい」と手を挙げれば、チャレンジさせてもらえる文化があります。
早木さん:
中途入社のメンバーが多く、社歴や年齢に関係なくそれぞれの専門性を尊重し合い、頼り合える関係性があるところが好きです。困ったときに相談しやすいですし、「一人で抱え込まなくていい」と思える環境だと感じています。
―― 今後、事業部やチームとして挑戦したいことはありますか?
早木さん:
チーム全体で一緒に、「この返礼品をどう育てていくか」を考えられるチームをつくっていきたいです。営業、企画やデザイン、受発注など、いろんな部署が連携しながら「これ面白そうだよね」「こうしたらもっと良くなりそう」と意見を出し合っていく。
そんなふうに、みんなで協力しながら、その地域にとって最適な一品を提案できるチームを目指したいと思っています。
林田さん:
チームとしては、業務効率をしっかり上げていくことも、これからの大きなテーマだと考えています。人口減少などの背景もあって、これまでと同じやり方を続けていくのは難しくなっていくと思うので、仕組みで回せるところは、きちんと整えていきたいですね。
ただ、その一方で、人と人とのつながりまで効率化してしまいたいとは思っていません。制度の相談や事業者さんとのやり取りなど、人にしかできない部分は確実にあって、そこは丁寧に向き合い続けたい。業務は仕組み化しつつ、関係性は大切にする。そのバランスを取れるチームを目指していきたいと思っています。
未来の仲間へのメッセージ
―― 最後に、これから一緒に働く仲間へメッセージをお願いします。
早木さん:
時には大変なことや悩むこともありますが、あまり考えすぎず、良い意味で肩の力を抜ける「良い適当さ」を持つことも大事だと思っています。
完璧を目指すよりも、周りの人と相談しながら「どうしたら良くなるかな」と前向きに考えられる人。
大変なことも含めて、少し面白がりながら向き合える方だったら、このチームにきっと合うんじゃないかなと思います。
林田さん:
地域共創の仕事は複雑な調整も多く、考えることも多岐にわたります。決して楽な仕事ではありませんが、その分、日々学びや刺激があり、自分自身の成長を実感できる環境だと思っています。
自治体様や事業者様など、人との関わりを大切にしながら、前向きに挑戦できる方と一緒に働けたら嬉しいですね。
林田さん、早木さん、お忙しい中ありがとうございました!