ふるさと納税運営代行 | 株式会社サイバーレコード
自治体のふるさと納税運営をワンストップで支援。寄附額最大化、事業者開拓、ポータル運用、受発注・コールセンター/BPOまで伴走し、地域の価値を成果に。
https://www.cyber-records.co.jp/service/furusato-service/
サイバーレコードでふるさと納税事業を管掌する、大塚丈史さん。
機械部品商社でのキャリアを起点に、アメリカでの海外赴任を含むグローバルな環境で経験を積み、現在は自治体と向き合いながら事業と組織の成長をリードしています。
大塚さんの言葉から一貫して伝わってくるのは、目の前の状況や前提条件を丁寧に捉え、組織の中で課題を見つけながら、仕組みで解決していこうとする姿勢です。
組織づくりと事業づくり、その両輪を見据えながら意思決定を重ねてきた背景が、会話の随所に滲み出ています。
今回は、キャリアの原点からサイバーレコードとの出会い、そしてふるさと納税事業にかける思いまで、じっくりお話を伺いました。
キャリアの原点は「組織をつくる」ことへの関心
一流に触れ、視座を更新し続ける
サイバーレコードとの出会い
熊本での暮らしと、地方で働くという選択
地域を深く知ることから始まる、ふるさと納税事業
強みを掛け合わせるチームをつくる
未来の仲間へのメッセージ
上級執行役員 大塚 丈史
株式会社ミスミに新卒入社。産業用エレクトロニクス部品の商品開発や、北米流通品事業立ち上げに従事。米系電気自動車大手企業とのサプライチェーンアライアンスを構築。その後、アマゾンジャパン合同会社に転職。大手オーディオメーカーの営業戦略を複数社担当し、ベンダーサービスリーダーとして、売上拡大や事業収益の改善に従事。2024年から当社の営業責任者として営業本部を統括。
―― まずは、これまでのキャリアについて教えてください。
大塚さん:
関西出身で、学生時代は野球をやっていました。大学時代に本を読むようになり、当時出会った本がキャリアを考える上での大きな分岐点になりました。
いわゆる“経営三部作”と呼ばれる三枝匡氏の書籍で、業績不振の会社をどう立て直していくか、そのプロセスがかなり具体的に描かれていて。読んでいて感じたのは、野球のチームづくりと会社経営って、すごく似ているということでした。
―― どんな点に共通項を感じたのでしょうか。
大塚さん:
何を目指すのかを明確にして、最低限のルールを整え、個々の力をどう活かすかを考えるところです。
野球部でも、ルールや方針が曖昧なまま進んでいる部分があって、それを整理していく経験をしました。
チームスポーツって、個々の能力だけでは勝てなくて、ルールや役割、目指す方向が整理されて初めて機能するんですよね。
その構造が、会社経営や組織運営とすごく近いと感じました。
―― その経験が、最初のキャリア選択にも影響したのでしょうか。
大塚さん:
はい。新卒では、機械部品の商社に入社しました。機械部品そのものに強い興味があったというよりは、「組織の中で課題を見つけて、仕組みで解決していく」を実践的に学べそうだと感じたのが大きかったです。
学生時代に感じていた、チームや組織の在り方への興味を、社会人としてどう深めていけるのか。
業界や顧客が多様な商社の環境であれば、そのヒントを現場で学べるのではないかと思っていました。
―― 商社では、具体的にどんな仕事をされていたのでしょうか。
大塚さん:
会社の方針がゆえに、商品開発から販売まで、広く携わっていました。お客様は「生産性を上げたいニーズ」や「売上を伸ばしたい」といった課題を抱えていて、状況や課題をヒアリングしながら、どんな課題解決提案ができるかを考えていました。
同じような要望に見えても、業界や会社が違えば、背景や前提条件はまったく違います。実際に話を聞いていくと、課題の本質が最初に想定していたものとは違う、というケースも少なくありませんでした。
そうした経験から、業種や業態が変わっても「それぞれの前提条件の中で、実現できる糸口を見つけて、解決行動を実行することでビジネスに繋げる」考え方は、一貫して大事にしてきたように思います。
まずは、その会社や事業が置かれている状況をきちんと理解すること。その上で、自社の強みをどう活かせば、その環境の中で実現可能な形を作れるのかを考える。その積み重ねが、結果として事業を前に進めていくのだと感じていました。
―― 仕事観に影響を与えた出来事はありますか。
大塚さん:
入社5年目でアメリカに赴任したことは、ひとつの転機でした。
日本では当たり前だと思っていたやり方が、そのままでは通用しない場面も多くて。そのときに、「やり方の問題なのか、考え方そのものを見直す必要があるのか」を、意識するようになりました。
一流の人と仕事をする機会も多く、その度に考え方を更新させられてきました。スポーツの世界でも、経営の世界でも、どのような業界でも、一流の人たちは見ているスケールがまったく違う。会社の成長、社会への影響、自分の役割を、もっと大きな視点で物事を捉えているんですよね。
そうした人たちと話すと、自分では見えているつもりでも、実は限られた視点でしか物事を見ていなかったんだな、と気づかされることが多かったです。
―― その経験は、今の仕事にもつながっていますか。
大塚さん:
そう思います。自分の考えをアップデートし続ける必要があると感じるようになりました。異なる業界や分野の考え方を、どう自分の仕事や組織に取り込めるかは、常に意識しています。視点が増えることで判断の引き出しが増え、結果として意思決定のスピードも上がっていく。
それは今の仕事にも確実に活きています。
―― サイバーレコードを知ったきっかけを教えてください。
大塚さん:
リクルーター経由で、代表の増田と知り合ったのがきっかけです。
最初はカジュアルな面談のつもりで、正直、入社を前提にしていたわけではありませんでした。
―― 当時、ご自身のキャリアに関してはどう考えていたのでしょうか。
大塚さん:
常に裁量の大きい仕事に挑戦したい、という思いはありました。
前職では、すでにスケールした事業をさらに伸ばす仕事に携わっていましたが、次は、もっと根本から事業を育てるフェーズに関わりたいと考えていた時期とも重なりました。
―― 最終的に、サイバーレコードを選んだ理由は?
大塚さん:
「熊本から世界へ」というビジョンに惹かれたこと、そして、自分自身の成長とミッションの実現可能性が一番高いと感じたことです。
地域という単位で事業に向き合い、そこから世界につなげていくという挑戦は、これまでのキャリアの延長線上にありながら、新しいチャレンジでもありました。
―― 熊本に引っ越すことへの不安はありませんでしたか。
大塚さん:
意外と、あまりなかったですね。海外生活を経験していたこともあり、距離や環境が変わること自体には、そこまで構えはありませんでした。
実際に来てみて、改めて、日本は海外と比較して生活や仕事の土台が全国どこでも大きく変わらない国だと感じました。インフラや仕事の進め方、日常の安心感など、ベースはしっかり整っている。その上で、地域ごとの違いがある、という印象ですね。
―― その「地域ごとの違い」は、どんなところで感じていますか。
大塚さん:
身近なところだと、スーパーに並んでいる魚の種類が全然違います(笑)。東京ではあまり見かけない魚が普通に並んでいて、それが新鮮で美味しい。東京に戻る日に買って帰ることもあります。
こうした日常の違いも含めて、「地域を知ること」そのものが、今の仕事につながっている感覚がありますね。
―― 現在管掌されているふるさと納税事業について教えて下さい。
大塚さん:
自治体ごとにふるさと納税の取り組みを支援しながら、寄付額の拡大を通じて、地域の魅力をどう伝えていくかを考える事業です。企業と向き合ってきた商社時代とは違い、いまは「地域」そのものと向き合っている感覚があります。
自治体には、それぞれ歴史があり、産業があり、長い時間をかけて形づくられてきた背景があります。
目の前の数字だけを見て判断できるわけではなく、「なぜこの地域は今こうなっているのか」という文脈まで理解しないと、話が前に進まないことも多いですね。
私自身は、事業全体を管掌する立場として、そうした背景を踏まえながら、各自治体とどんな形で向き合っていくのかを考えています。
―― この事業ならではの面白さや、可能性はどこに感じていますか。
大塚さん:
一番の面白さは、これまで知らなかった地域を「まず徹底的に知る」ことから始まる点ですね。
同じ日本の中でも、歴史や成り立ちは本当にさまざまです。合併の経緯、主要産業、人口構成。それらが違えば、抱えている課題の性質もまったく異なります。
―― 一律の正解がない分、難しさもありそうです。
大塚さん:
その通りです。ただ、だからこそ面白い。すべての課題を解決することは難しくても、「こういう選択肢がありますよ」と示すことはできる。地域の事業者さんや自治体の方が、前を向くきっかけをつくれる仕事だと思っています。我々は、受託事業者であり、サポートする立場です。委託者の考えや思いを汲み取って、当事者意識を持ち、取り組むことが求められます。委託者の期待値を超えられることが、我々が挑むべきポイントです。
また、ふるさと納税は、地域資源を世の中に知ってもらう入口でもあります。まだ知られていない良いものや取り組みが、たくさん埋もれている。それを見つけて、伝え方を工夫し、形にしていくことで、地域の可能性はもっと広がっていくはずです。
将来的には、国内にとどまらず、海外にも届けていける余地があると思っています。地域の価値を、どう次のステージにつなげていくか。その挑戦に向き合えるのが、今の仕事の一番の魅力ですね。
―― チームづくりで意識していることは何でしょうか。
大塚さん:
これまで野球や商社、海外での仕事を通じて感じてきたのは、個人の能力が高いだけでは、必ずしも成果につながらないということです。うまく機能しているチームほど、それぞれが自分の役割を理解し、強みを発揮できる状態がつくられていました。
人には必ず強みと弱みがあります。弱みを無理に克服しようとするよりも、周囲と補い合える形をつくった方が、組織としては前に進みやすい。
そのためにも、まずは自分自身がどんな強みや弱みを持っているかを理解することが大切だと思っています。その上で、周囲もそれを把握している状態をつくること。「あの人はここが強い」「この部分は任せたほうがいい」という認識がチーム内で共有されていると、意思決定や行動は自然と早くなります。
―― 組織として、どんな状態を目指していますか。
大塚さん:
それぞれの強みを掛け合わせて、成果を出せる状態ですね。
それは社内だけの話ではなく、自治体様や事業者様との関係においても同じだと思っています。
立場や役割が違っていても、互いの強みを理解し合い、補完しながら進んでいける。そうした関係性を、組織としても、事業としても、つくっていきたいと考えています。
―― 最後に、これから一緒に働く仲間へメッセージをお願いします。
大塚さん:
常にポジティブに考え、課題を乗り越えようとする人と働きたいです。
自分の強みと弱みを理解し、周囲を巻き込みながら前に進める人。
サイバーレコードは、日本の地域資源を世界の巨大需要へつなげる挑戦ができる場所です。
その変化を、一緒につくっていけたら嬉しいですね。
大塚さん、お忙しい中ありがとうございました!