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コンサルティング・システムエンジニアリング・経営支援・AIプロダクト実装構築の4つの事業領域を展開するキュリオシティ株式会社。
今回は、2025年11月にITコンサルタントとして入社した佐藤 崇司にインタビュー。専門商社、大手通信事業者、エンジニアを経て、ITコンサルタントへと転身した佐藤さん。キュリオシティの「ラストマン」という考え方に共感し、入社を決めた理由や、働く中で感じる会社の温かさについて詳しく語ってもらいました。
なお、今回の記事の執筆には、株式会社ストーリーテラーズさんにご協力いただきました。
「本当にお客様の役に立ちたい」という想いからエンジニアへ
まず、佐藤さんはどのような業務を担当しているのでしょうか。
「現在はシステム開発のプロジェクトに参画して機能開発やテスト実施を担当しています。次のプロジェクトではPMO (プロジェクトマネジメントオフィス) としてプロジェクトマネジメントの支援を担当する予定です」
佐藤さんのキャリアは、最初からIT業界だったわけではありません。
「新卒で専門商社に入社し、建材を扱う営業事務として1年間働きました。その後、派遣社員として大手通信事業者で2〜3年ほど、パワーポイントやExcelを使った営業サポート業務を担当していました」
しかし、キャリアを積む中で、佐藤さんの心には、あるモヤモヤが募っていったといいます。
「営業活動を見る中で、『本当にその人のためになっているのかな』という疑問がずっとあったんです。仕事って、相手をモヤモヤさせないとお金を稼げないのかな、と。だったら、お客様が本当に満足するものを自分で考えて作れるようになれば、自分も納得して提供できるし、お客様も幸せになれるんじゃないか。そう考えた時に、新卒の就職活動の時から興味があったエンジニアが、自分の考えに合っているんじゃないかと思ったんです」
挫折を乗り越えてエンジニアに転身
エンジニアになるには、プログラミングの学習が不可欠です。佐藤さんは、プログラミングスクールに通い、学習を始めました。しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。
「実は一度、挫折しているんです。でも、『ここで諦めたら、エンジニアになるのを完全に諦めた方がいい』と自分に言い聞かせて、もう一度本腰を入れて学習しました。スクールでの学習やオリジナルのシステムを作りながら勉強して、なんとかエンジニアになることができました」
こうしてエンジニアとして働き始めた佐藤さんは、法人向けのスマートフォンレンタル販売サイトや、端末の在庫管理システムなどを開発。お客様の業務に合わせて、必要な機能を聞きながら、実際にシステムを作り上げていきました。
「お客様が『こういう機能が欲しい』と言ってくださったものを、実際に形にして提供できる。そこにやりがいを感じていました」
エンジニアから、さらに広い視点で貢献できるITコンサルタントへ
2年弱のエンジニア経験を積む中で、佐藤さんは小規模ながらPMとしてプロジェクトマネジメントも経験。しかし、次第に新たな想いが芽生えていきました。
「エンジニアとして働く中で、『もっと広い範囲でお客様に貢献したい』と思うようになりました。エンジニアの仕事は、『こういうものを作ってほしい』と決められたものを形にする役割です。そのため、そもそもそのシステムが本当に必要なのか、あるいはお客様のビジネスにとって最適なのか、といった部分まで深く関われないことが多く、そこにエンジニアという役割の限界を感じていました。
例えば、売上向上を目的としたシステム開発を依頼され、クライアントの要望通りに開発を進めても、思うようにビジネスの成果に結びつかないケースがあります。そんなジレンマを感じることも少なくありませんでした。
その点、ITコンサルタントであれば、何も決まっていない真っ白な状態から『お客様にとって本当に必要なものは何か』を考え、提案することができます。そこからプロジェクトを始められるからこそ、より大きく、そして確実にお客様に貢献できるのではないか。そう考えるようになったんです」
もともとエンジニアを志した頃から、ITコンサルタントという仕事に興味を持っていたという佐藤さん。転職を考え始めた際、学生時代にお世話になっていた方が転職エージェントとして働いているので相談してみることにしました。すると、「今からでもITコンサルタントになれるよ」と背中を押されたといいます。
「当初は、もう少しエンジニアとして経験を積んでから転職しようと考えていました。でも結果的には、思っていたよりも早く、ITコンサルタントという職業に就くことができました」
「ラストマン」という考え方に共感して入社を決意
ITコンサルタントへの転職活動で、キュリオシティを選んだ理由は何だったのでしょうか。
「転職活動先は、大手から中堅まで、複数の企業を検討しました。その中で、キュリオシティを選んだのは、『自分のなりたいコンサルタント像になれる』と思ったからです」
佐藤さんがめざすのは、「お客様の課題解決に真摯に向き合うITコンサルタント」。
「コンサルタントには、正直なところ“胡散臭い”“偉そう”“ロジカルで冷たい”といったイメージを持たれることもあると思います。実際、IT界隈にいる中で、正論ばかりをぶつけてくるような人を見ることも度々ありました。ロジカルなことだけが正義のような感じですかね。
でも、私はそうではなく、もっと現場に向き合いつつ、人間味のあるITコンサルタントになりたいと思っていました。理論上は正しくても、現実にはさまざまな壁があると思います。そうした現場の泥臭さもきちんと理解したうえで、本当にお客様のことを考えた提案をしたかったんです」
そんな佐藤さんの心を動かしたのが、キュリオシティの「ラストマン」という考え方でした。
「金田代表の記事で『ラストマン』について書いてあるのを読んで、『この会社、いいな!』と思ったんです。ラストマンというのは、プロジェクトや事業における最後の責任者として、自分以外の誰かに責任を委ねるのではなく、自らが最後の砦という意識をもってやり切り、成果を生み出すという姿勢を表す言葉です。もっとビジネス的に言うと、最後まで伴走するということなんです。
お客様に提案だけして『あとはお願いします、頑張ってください』でおしまいにするのではなく、お客様が実行して成果を出すまで責任を持って伴走する。そのマインドに共感しました」
キュリオシティが掲げるラストマンは、佐藤さんが理想とする「人間味のあるITコンサルタント」像と重なりました。
さらに、もう一つ、佐藤さんにとって印象的なことがありました。
「金田代表の好きな本に、渋沢栄一の「論語と算盤」が挙げられていました。このことから、ビジネスの数字だけでなく、人として大切にすべきことや人情を重んじる姿勢も大事にされているのではないかと強く感じました。それは、自分自身が大切にしている価値観でもあると感じています。
ラストマンという考え方と自分が大切にしたい価値観が合致し、『ここなら、自分のなりたいコンサルタント像をここならめざせる』と思い、入社を決めました」
人間関係を大切に、現場のやり方に柔軟に対応
こうしてキュリオシティでコンサルタントとして働き始めた佐藤さん。初めてのクライアント先で働く時、佐藤さんが特に心がけていることは何でしょうか。
「人間関係を大切にしています。クライアント先でうまくコミュニケーションが取れなければ仕事をスムーズに進めることが難しいので、まずはきちんと挨拶をする、お礼を伝える、といった基本的なことを意識しています。
他には、仕事の細かいやり方に配慮することですね。同じシステム開発でも、前職でのやり方とそれぞれの現場でのやり方には違いがあります。そこは一旦、自分の経験をリセットして、各現場のやり方にきちんと合わせるように意識しています」
クライアント先では、元請けの会社と、外部から集まったメンバーが一緒にプロジェクトを進めます。佐藤さんは、その中の一人として参加し、期間が決まったプロジェクトのゴール達成をめざします。
「いろんな方と関わって知識をつけながら、変化の多い環境で鍛えられています」
「佐藤くんの成長が会社の成長です」温かさを実感したエピソード
入社してまだ1ヶ月余りですが、佐藤さんは会社の温かさを強く実感する出来事がありました。
キュリオシティでは、コンサルタントはクライアント先に常駐する働き方が基本。佐藤さんが担当している案件は12月末で終了予定のため、現在、次の案件を探している最中です。
「案件を探す中で、お客様が提示する求めるスキルを見て、不安になることがあるんです。『この案件、難しそうだな』『スキル不足で案件から外されてしまったら、会社に迷惑をかけてしまう』と考えて弱腰になってしまっていました」
そんな佐藤さんの様子を、グループチャットで見ていたのが、副社長の大槻さんでした。
「大槻さんと電話でお話する中で、このように言っていただいたんです。『会社としては、失敗を恐れずにどんどんチャレンジしてほしい。もし万が一、スキル不足で案件から外されてしまったとしても、会社でなんとかカバーするから。そういうリスクは気にせずに、佐藤くんにはチャレンジしてほしい』と。
大槻さん自身も、難しい案件でうまくいかなかった経験があるそうです。『でも長期的に見たら、すごく自分のためにいい経験になった。だから佐藤くんも、自分にできそうなところばかり選んでいては成長しないから、難しい案件にもどんどんチャレンジしなさい』と言ってくださったんです」
その言葉に、佐藤さんは深く感銘を受けました。
「この会社は、人をコマのように扱っていないんだな、と感じました。本当に一人ひとりを大切な人間として見てくれている。そう実感したんです。
電話の後にお礼のメッセージを送ったところ、『佐藤くんの成長が会社の成長です』という返信をいただきました。その言葉を通じて、会社の掲げている理念は本物だと改めて感じました」
この経験は、佐藤さんにとって、会社全体に根付いた文化を実感するきっかけとなりました。
充実した教育制度とメンター制度でサポート
入社後の研修について聞いてみました。
「現場に入るまでの間、先輩方が用意したeラーニング形式の研修を受けました。Excelの使い方から、ロジカルシンキング・プレゼンテーションなどコンサルの基礎スキルを学びましたね。事前に作られた資料と録画動画があって、それを見ながら課題に取り組むという形式でした。
コンサルタントを目指すといっても、正直、最初は何から学べばいいか戸惑っていました。しかしながら、研修のカリキュラムがあることで何を学ぶべきか道筋が立てられたのが良かったです」
現場に入ってからのサポート体制についても聞きました。
「メンター制度があって、経験豊富な社外のコンサルタントがメンターとしてついてくださいます。研修後、基本的にクライアント先には一人で業務を行うことになります。最初は分からないことがあった時にはどうしたらいいかとの不安もありましたが、メンターとの定期的な面談に加えて、電話でも何でもいつでも相談できる環境が整っているので安心です」
会社のメンバーと会う機会は定期的にあるのでしょうか。
「月に1回くらい、現場を早めに上がって、自社に集まって計3時間ほど設けてディスカッションしたり、勉強会をしたりする日があります。各メンバーがお客様先に常駐している会社が自社メンバーと会う機会が無いのはよく聞く話ですが、定期的に顔を合わせる機会があるのはありがたいです」
「成長したい人」に最適な環境
最後に、どのような方と一緒に働きたいかを尋ねました。
「『心からお客様のお役に立ちたい』という想いを持った方ですね。ラストマンの考え方にあるように、自分が最後まで責任を持つという意識でお客様と関わることのできる責任感を持った方。そして、成長したいという気持ちがある方です。
キュリオシティは、3年間で一人前以上のコンサルタントにするという考えで、研修制度がとても充実しています。本当に教育に力を入れているので、成長したい人にはぴったりの環境だと思います」
さらに、ベンチャー企業ならではの魅力も語ってくれました。
「案件の現場だけでなく、会社の組織づくりについても、これからいろいろ挑戦できると思います。チャレンジしようと思えば、いくらでもチャレンジできるし、大槻さんとのエピソードであったように、全力でサポートしてくれる。そういう環境があります」
インタビューの最後、佐藤さんはこう締めくくりました。
「今回、これまでを振り返って改めて感じたのが『キュリオシティはとてもいい会社』だということ。逆に言えば、この会社で自分が思い描くほど成長できなかったら、自分の努力不足だなと思える会社です。それくらい、成長できる環境は整っている。あとは自分次第。そういった納得感のある会社ですね」
キュリオシティでは現在、ITコンサルタントをはじめ、様々なポジションで新しいメンバーを募集しています。お客様に真摯に向き合い、最後まで責任を持って伴走する「ラストマン」として成長したい方、ぜひ一度お話してみませんか?
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[執筆・校正・取材]株式会社ストーリーテラーズ 山本 直子
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