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「何かを作り出す仕事」を求めてたどり着いたWebマーケターという仕事

新卒で旅行会社に就職した金紗蘭さん。接客担当として約3年勤めましたが、ミスマッチを感じて転職活動を決意。キュービックに入社してから始めたWebマーケターとしての仕事について、やり甲斐や将来の目標を伺いました。

金紗蘭

2014年、大手旅行会社に新卒入社。店舗のカウンターで接客や航空券の予約業務を行う。2017年にキュービックに入社。福岡支社の立ち上げメンバーとして3年間コンテンツメディアの企画・運用を行う。2020年、会社の組織変更とともに、生まれて初めて福岡を出て東京本社へ異動。本社でもコンテンツメディアを引き続き担当。

入社した旅行会社で新卒採用のミスマッチを経験

——金さんは新卒で旅行会社に入社されたんですよね。

金:大手の旅行会社の福岡支社に3年弱勤務しました。主にカウンターの接客で、旅行の予約、ホテルや飛行機の手配を担当していました。

——どのような思いでその会社を選んだのでしょうか。

金:以前から旅行に興味があったのと、「何かを作り出す仕事」に憧れて、旅行商品の企画をしてみたかったことです。いつかはそういう仕事に……と思って、その会社で努力しましたが、やっていくうちに、そこで企画の仕事に就くのはかなりの狭き門だということがわかってきました。

——いわゆる新卒採用のミスマッチだったのかもしれませんね。

転職活動においてはどのような業界を見ていたんですか?

金:もともと考えていた「何かを作り出す仕事」がしたいという思いを転職エージェントの方に伝えました。すると、企画系の仕事にこだわるのではなく、マーケティングの仕事も合っているかもしれないですねとアドバイスをいただいて。

マーケティングという言葉は知っていましたが、よく調べてみると、「どうすれば売れるのかを考える仕事」なんですよね。私自身は独創性やセンスに優れているとは思っていなかったので、自らが何かを作り出すのではなく、エージェントの方がおっしゃったように、マーケティングの仕事のほうが私に向いているのではと考えました。

——それでキュービックを?

金:はい、エージェントの方にいくつか紹介いただいた会社の中にキュービックがありました。コーポレートサイトを見てみると、すごく楽しそうな会社で! さっそく受けてみることにしました。

ラフな雰囲気に惹かれてキュービックへ。社内勉強会を通じてマーケティングの技術を学ぶ日々

——面接の際にはどんな印象を抱きましたか?

金:無事に面接を通って、最終面接で東京本社に行ったのですが……私、ものすごく緊張していて。世一(世一英仁/代表取締役社長)に「会社の雰囲気はどうですか?」と聞かれ、「明るいですね」って答えたら、世一が「照明をつけてますからね」って(笑)。私の緊張をほぐそうとしてくれたんだと思います。気持ちがすごく和らぎましたし、この会社好きだなあって思いました。東京オフィス全体もラフな雰囲気が気に入りました。

——実際にキュービックで働いて、いかがでしたか?

金:マーケティングが初めてのことだったので、最初は何が何だかよくわかっていなくて(笑)。お恥ずかしい話、Webマーケティング、デジタルマーケティングと言われても、抽象的で理解ができない状態。入ったらプログラミングをやるのかなと思っていたくらいです。

入社後は、コンテンツ制作の部署に配属されました。当時、全社ではナレッジの汎用化が課題になっていて、社内でよく勉強会が開かれていたんです。そこでライティングの型を学び、記事改善の方法や手順を身に着けることから始めました。本当に初心者でしたが、見よう見まねでひたすら記事を改善して順位を上げていく。これを積み重ねて成果が上がることを通じて知見を蓄えていきました。

最初はコンテンツ改善から始まり、それがある程度できるようになって、次はディレクション、SEOと、少しずつできることを増やしていきました。

——そうして福岡支社で3年ほど勤務されたあとに、東京本社に異動されたんですね。

金:はい、2020年のことです。私が担当していたメディアが東京本社に移管されることになり、それに伴って東京に。世一から直々に誘っていただいたことも大きかったですね。

——かなり大きな決断だったのではないですか?

金:当時28歳で、それまでの28年間、福岡から出たことがなかったので(笑)。でもキュービックという会社が好きだし、本社の人とも仕事をしてみたいし。せっかくのチャンスなので、チャレンジしようと思って東京に来ました。

——東京でのお仕事はいかがですか?

金:福岡と違って組織が大きいので。何か提案する際にも、必要なファクトを集めてロジカルに提案しないと通らないんですよね。苦労しつつですが、勉強しながらがんばっているところです。



ユーザーに向き合ってコンテンツを磨けば磨くほどそれが順位に反映される

——現在のお仕事について、金さんが感じるやり甲斐を教えてください。

金:現在、薬剤師転職の『ココファーマ』、『HOP!ナビ 医師』などのメディアの運営に関わっていますが、その中で感じるやり甲斐は大きく2つあります。

1つは、ユーザーに向けてコンテンツの質を磨けば磨くほど順位に反映されることですね。「ユーザーに向き合ったコンテンツ」って、言葉だけでは簡単そうですが、めちゃくちゃ奥が深いんです。同じことを書いていても、記事の構成を変えれば順位が変わります。正解がないところで、「こうに違いない!」という信念を持って改善を繰り返す。それが刺さって結果として表れるのが楽しいです。

もう1つは、メディアの戦略を自分で立てられるところですね。半期ごとに、どの検索ワードを狙うか、何を武器に戦うか、その選択を実現するためにはどんなケイパビリティ(人員)が必要かなどを踏まえて戦略を考えます。そのために業界の動向を取りに行ったり徹底的に競合メディアを分析したりして情報収集をします。

キュービックにはさまざまなジャンルのメディアがあるので、他メディアのデータと照らし合わせたり、他メディアの担当者と情報交換したりして、精度の高い戦略を立てることができます。戦略を立てるだけでなく、実行部分も担うので、まさに自分の手でメディアをグロースしている感がありますね。戦略に沿ってチームを動かして、見立て通りに伸びたときは、とてもやり甲斐を感じます。


エディトリアルのチームを有する点がキュービックの強み

——戦略を立ててコンテンツを磨く過程で、他社と比べた時のキュービックの強みは何だと思いますか?

金:社内にエディトリアルのチームを持っている点は強みでしょう。いくらユーザーのインサイトを探るのがうまくても、それを的確にコンテンツにする能力がなければユーザーには届きません。文章や構成をエディターと話し合いながら考えて作っているので、記事の品質には自信があります。私の所属する部署だけの話ではなく、会社全体としてそれを掲げているのが大きいですよね。

——キュービックのミッションである「インサイトに挑み、ヒトにたしかな前進を。」ですね。

金:はい。そのおかげで、入社したばかりのインターンにもその考え方が浸透しているんです。社内で認識にブレがないのは仕事が進めやすくていいですね。

——コンテンツの作り方についてもう少しお聞かせください。エディトリアルのチームとは、具体的にどういったやり取りをしていますか?

金:記事の企画の段階、構成を作る段階からエディターに入ってもらっています。ユーザーへのインタビューや有識者へのインタビューにも同席してもらいますし。マーケター1人でコンテンツを作るのではなく、企画の背景をエディターと共有した上でチーム全体で記事を作っていくイメージですね。

一緒にやっているエディターには、私たちのチームの朝会にも参加してもらっています。部署の売上など事業全体に関する状況も把握してもらっているので、その点では一心同体というか、とてもやりやすさを感じています。

——なるほど、ありがとうございます。では最後に、金さんのマーケターとしての今後のビジョンを聞かせていただけますか。

金:SEOって、トレンドによってものすごく乱高下するものなんです。でも、根本にある考え方は変わらないんですよね。本当にユーザーのためになるコンテンツならば上位で安定するはず。小手先の技術で「この時はSEOで勝てたけどあの時は負けた」の繰り返しになってしまうのは避けたい。プラットフォームのトレンドを押さえつつ、ユーザーに向き合った記事の品質を高める動きを今後も続けていきたいと思っています。


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株式会社キュービックは、「ヒト・オリエンテッドなデジタルマーケティングで、みんなの明日が変わるキッカケを生み出し続ける」をミッションに、自社メディア事業や成果報酬型の集客代行事業を手がけています。

新しい価値への道筋を照らす総合比較メディアのyourSELECT.脱毛サロンの紹介、薬剤師エンジニアのキャリア支援) 、暮らしをおいしく便利にするウォーターサーバーの比較サイト『ミズコム』 、「もっといい求人」を探す人のための転職支援サイト『HOP!ナビ(ホップナビ)』などを運営しています。

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