2022年から2023年へ

新年あけましておめでとうございます！
クロスログ宮原です。年明けになりましたが、毎年の振り返りをしようと思います。

▼ 前回（2021年）の振り返り

https://note.com/tomoshin/n/na36467b35661

2022年を振り返って

2021年は年の途中に事業を譲り受けた年でしたが、2022年は完全にクロスログの社長として過ごした1年となりました。1プロダクトを提供しているマネージャーという意識がまだ強かったですが、組織の長として、経営者として、というマインドに変わっていった実感があります。

2022年は上半期の方が対外的な動きが多めでした。

2022年上半期（1月〜6月）

1月にRuby大賞で県知事賞をいただきました。私個人としてプレゼンで賞を貰うことが初めてであり、幸先良いスタートでした。（ヤマップさんと同率だったこともより喜びに。）

新規サービスである「CrossLog Tracker」というスマホアプリを開発したことも会社としては1つのチャレンジでした。下手にエンジニア経験があるとスマホアプリは、開発も保守も労力倍増だと理解しているのですが、解決できる課題があることで意思決定しました。（Flutterはいいですね。）

4月にはCrossLog契約が 100件 を突破しました。
サービスを提供始めてちょうど2年、コツコツ営業を続けた結果です。そしてこの頃にはマーケ副業メンバーもジョインしてくれて、Web広告などのマーケ施策にも着手し始めました。

細かいことながら、CrossLogのターゲットを確定させる明確な意思決定 をしたのもこの時期です。
下記のとおり、サービス説明文章の変更を実施したのです。

在宅医療専用スケジュール管理ソフト CrossLog
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訪問診療専用スケジュール管理ソフト CrossLog

「在宅医療専用」から「訪問診療専用」という言葉に変えました。
これはメインターゲットを「クリニック・病院」にする意思決定であり、在宅医療業界の中でも更に絞ることになります。

在宅医療業界には、クリニック・病院だけではなく訪問看護、訪問介護、訪問調剤、訪問歯科などがサービスを提供しています。スケジュール管理は、業界共通の課題ですが、解像度を上げていくことで職種ごとの課題の差異がわかりました。「訪問看護でも広げれるのでは？」というようなことはよくと言われるのですが、市場を広げることよりも正しく課題を解決することにフォーカスしたい ので、課題を解決できないのであれば、売れても嬉しくありません。まず1つの領域で課題解決をやり続けて、その後に業界全体に価値を発揮できることを目指します。

2022年下半期（7月〜12月）

Google for Startups クラウドプログラムに採択
支払方法に口座振替を追加するなど、請求フローを大幅に見直し

7月頃は前職の引き継ぎ案件で、実質2ヶ月ほどクロスログ以外の仕事を受託していました。関係者には伝えておりますが、昨年で仁義を通したので、今年はもうやらず本業に集中します。
それでも少しずつ増えてきた開発メンバーの力で、毎月の機能カイゼンは継続して実施され、プロダクトは進化が止まらなかった のは感謝です。

そして年末にかけては、新たなサービスの仕込みを進めていたので、対外的なリリースは特にできませんでしたが、今年の3月頃には少しずつ花開くように進めています。

2023年の所信表明

「チーム力」

私の2023年のテーマは、チーム力 です。

医療系サービスを提供している者として、持続可能性を意識して経営してます。生きるか死ぬかのスタートアップとはちょっと攻め方が違います。
生きて生きて生き延びる。サステナビリティ大事。

2022年には、エンジニアと営業のフルタイムメンバーにジョインしてもらいました。残念ながら、営業のメンバーは約5ヶ月で離れることになりました。企業なので人の移り変わりはあるのは当たり前ですが、自ら採用して教育したメンバーが離れるということが、初めての経験であり、ああこうやって組織や経営者は成長していくんだろうな、と感じました。

それでも今年はメンバーを増やした上でチーム力を強くします。よりスピードを持って成長し、より事業を長く続けていけるように、基盤を作ります。私の仕事として 組織としての在り方やうちの強みを言語化する 必要があると思っていますし、採用にもコミットして取り組む所存です。