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■本当に新卒採用は必要なのか?

Photo by Raul Miranda on Unsplash

■本当に企業にとって新卒採用は必要なのか?

欧米諸国では「新卒採用」という「文化」は存在しないそうです。
https://www.mediahouse.co.jp/columns/columns-2651/
当社でも「新卒採用やるべきか」は繰り返し議論されてきました。
学生を採用して教育に係る期間と人材、費用を考えれば、
即戦力の中途採用をした方が、短期的に見れば合理的なのはうなずけます。
それでも新卒採用を止めない日本と当社は何を考えているのでしょうか。

■イノベーションを起こす「よそ者、若者、ばか者」

”それができるのは、いままでのシステムなどに強いしがらみを持たず、強力なエネルギーを持つ“若者”であり、旧来の価値観の枠組からはみ出た“バカ者”であり、さらには、いままでの組織の外にいて、いままでの仕組みを批判的に見ることができる“よそ者”なのてある” 真壁 昭夫

これを新卒採用に置き換えるなら、こんな感じでしょうか。
”業界や関係者に強いしがらみがなく、強力なエネルギーを持つ若者であり、
業界を理解していないからこそ思いつく、枠組みからはみ出たばか者であり、
会社にまだ染まらず、フラットに見れるよそ者である。”

業界に変革を起こすサービスを生み出し続けたい当社は、
会社組織や業界に染まっていない「よそ者、若者、ばか者」を採用するために
新卒採用はやったほうが良い、ということです。

■新卒は本当に戦力にならないのか?

20代の社長が当たり前の世の中で、年齢によって戦力を測るのはもったいない。
むしろ当社からすれば、そういう風に世の中が考えてくれている方がありがたい。
ほぼ一律の給与で採用できるなら、後はこちらの腕次第です。
断言しますが、新卒だから即戦力にならないということは何の因果関係もありません。
私たちからすれば新卒採用は「こちらの能力さえあれば良い人材を採用できるチャンス」です。

■学生側のメリット

最後に学生の皆さんにとって、新卒採用とはどんなメリットがあるのでしょう。
新卒採用のメリットは「猶予期間」ではないかと思います。
面接ではみんな「志望動機」とか「入社したらやりたいこと」を伝えていると思いますが、
企業側はそれをそこまで重視していないというのが本音です。
なぜなら本当にやりたいことが固まっている人は、そもそも大学を卒業するまでまたずに、
既に始めている人がほとんどだからです。
実際、海外の専門職につく人はほとんどがそのための大学に入ります。
でもそれでいいんだと思います。実際仕事は、熱心に取り組んでみて初めて、
その面白さややりがいを感じられるものです。
この猶予期間を有効に使うことが一つのメリットだと思います。

大きな会社で得られるもの、小さな会社だから得られるもの。優劣はつけにくいです。
しっかりと考え、最後は感情で動いて良いと思います。

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