皆さん、こんにちは。佐藤です。

先日開催された、ワールドロボティクスサミットでの講演の内容を”聞きたかった！”という人も居たのでログってみました。色々な講演などに呼んで頂いて話す機会も多いので、記録していきたいと思います。

採用で興味持ってくださる方も、一度目を通して頂けると嬉しいです。

====================================

World Robot Summit 2018開催

2018年10月17日（水）～21日（日）
10：00～17：00
東京ビッグサイト　東 6/7/8ホール

http://worldrobotsummit.org/

====================================

実は、まだ明日までやっているんですね！

さて、講演の本題に入りますが、今回はTHK様との共催でセミナーに登壇させて頂きました。

THK内山様：

・THKとコネクテッドロボティクスのコラボ講演となります。
ネクステージのこれまでの取り組みや展望を話します。
概要ですが、工場の中で活用されてきたものだが、日本全体の労働力不足。特にサービス業や中でも飲食業をテーマにしているコネクテッドロボティクスと共催でセミナーする事となった。

・労働力人口の減少を考えると、人の代わりになるロボットは欠かせなくなる。

・THKは機械要素部品、工場の中の自動機や専用機に携わってきている。コンポーネントやモジュール化を強化しています。

・工場全体を見渡すと、機械ロボットが駆使されている現場と、人海戦術で労働集約の場所がある。

・我々は、人手でやる場所をロボットに置き換えらられないかと考えている。

・2000年台前半のセル生産。こ経営者の言葉は、これからのモノづくりを考えると、人を間引いてでもロボットが仕事をしてくれると良いと言っていた。

・人の作業を、置き換えたい。24時間3直でやりたいが人が集まらない。
工場の設備担当者に聞くと、上からの指示とは言え、人のようなロボットをつくらなければならない。
人を単に置き換える省人化ではなく、人と補完しあえるロボットが必要だろうと考えた。それは重要な要素でした。

■人の構造と機能。

1.　見る：体と目が一体
2.　腕が2本
3.　移動できる。

・ネクテージは自分の目でみて、位置決めを行う事が出来る。

・片腕6軸。両腕で12軸あります。腰は360度動く。

・手については、ケースバイケースで、標準ハンドからカスタムハンドまである。

・移動についてですが、キャスターで、人がいる場所に簡単に移動することが出来る。

■導入事例
・一つだけご覧頂こうと思います。
ビジョン（頭のカメラ）を使って、周辺環境を確認している。左手でワープを掴み、プレス機にセットする。
・両手で同時にボタンを押すことにより、安全性を保つ事ができる。安全対策でプレス機を押すのが両手で押すことになっている。これは、人が使っていた器具を周辺を変える事なく、そのままネクステージで行っている。
・サービス業のロボット化を進めていきたい。

■コネクテッドロボティクス社　沢登

・キッチンでの仕事、外食産業をテーマにロボット化を進めている。
・私は元々ロボットコントローラーを作っていて、去年から飲食業のサービスロボットをはじめました。
・私の自己紹介なのですが、大学でロボコンに出場して優勝し、大学院を卒業して始めたのが飲食業だった。
・祖父母や叔父さん叔母さんも飲食業をしていた。自分はかっこいいお店が作れるだろうと思っていました。しかし、現実は週100時間働いて潰されました。
・工場のロボット化は私が居なくても進んでいくだろうと思っている。しかし、このような飲食現場を経験した私でなければ、ロボットを用いて変革していけないと考えました。

・コンセプト動画をご覧ください。最初に取り組んだ。たこ焼きの調理の自動化です。

https://www.youtube.com/watch?v=u7XHj-fmqRY&t=16s

・ロボットが人間のすぐそばで働くという事をしている。お店の人とロボットが一緒の空間で柵を隔てることなく仕事をするという事が近い未来起こるかもしれない。
・最近は、たこ焼きロボット以外にも、お皿洗いや朝食ロボットなどにも取り組んでいます。

ハウステンボスのお店がオープン

・こちらが、2018年7月にオープンさせた、ハウステンボスのお店です。
・たまたま、店舗の外観も任されました。歌や画面のキャラクターも我々で設計開発しています。
・ハウステンボスのたこ焼きロボットは、これから工場でも店舗でもやっていきます。
・今後、街角で見れるようにもなると思います。

・今後のプロジェクトとしては、丼物のバックヤードを自動化しようとコンパクトにしていきます。

・人がやっていることをネクテージでやるという事も考えられる。

・牛丼でもそばでも調理を自動化したい。

・THK様と一緒にやらせていただく可能性があるのが、ネクステージでそばや天ぷらを調理して、それプラス配膳・下膳を行うというロボットを2020年に向けて動いています。

ネクステージ（双腕ロボット）でたこ焼きを作る・カレーを盛り付ける

・具体的にはネクステージでたこ焼きやカレーの盛り付けをやらせてみました。上記の動画をご覧ください。

・たこ焼きは、具は人が入れておかなければならないが、ロボットがたこ焼きを作り初めてくれる。油を入れ、生地を注ぐ。タコを丸い穴に入れるのもロボットが行います。

・2本の腕でやることで、効率的になったと感じています。
焼き上げたものを2本の腕で人のように盛り付けるのは、片手でたこ焼きの近くまで木舟を持っていく事で効率化されたと感じました。

・次は新しい試みとしてカレーのプロジェクトになります。

・ネクステージが鈴茂機工様のご飯盛り付け機のボタンを押して、カレーを盛り付けていきます。

人口減少しているから働き手が少ないのか？しんどいからやりたくないのか。

・私達は人口が減っているから、担い手が少ないのではなく、単にやりたくない人が増えているというのも影響していると考えています。

・「しんどい事はやりたくない」という心理は、世界的な問題だと思います。

・また、話は代わりますが日本食の飲食店は世界ですごい増えています。

・日本人やその技術や伝え方によって拡大スピードは制限されています。ロボットで置き換える事が出来れば、ロボットをぽんと置いて、たこ焼きや寿司を握ってくれたらもっと世界に広がっていくと思っています。。

・おいしい料理、作りたての料理が作る魅力がある。

・作ったものがすぐに食べられる。家庭のキッチンにも着眼点を置いています。

私達が提供する価値は、

・調理ための労働力
・日本食を世界へ
・作りたてをその場で

・残るはロボットアームでやることの合理性だと思います。人件費が上がってきているのが現状ですが、ロボットの価格が近年下がり続けています。

・ロボットだけでやりたいとは思っていません。たこ焼きでは自動製造機がありますし、鈴茂様のご飯盛り付け機もあります。様々な物を組み合わせて、調理ロボットを開発していきたいと思っています。

・そして、ロボット自体の進化が進んでいます。

・ロボットが身近になってきており、人の身近で作業ができる協働ロボットを使っていこうというのが魅力です。

・私達はミドルウェアのROS（Robot Operating System）の操作だけではなく、ローレベルから上位のアプリまで統一した環境をつくることができます。

人工知能を活用し、調理のスキルライブラリを作る

・人工知能を利用するという事に重きを置いていて、たこ焼きのヒックリ返り具合などを簡単に知る事が出来ます。こちらの画像はIBMのクラウドサービスを利用し2週間程度で判別が出来るようになりました。

・究極的には、ロボットにスキルを習得させ提供する会社になりたいと思っています。

・私達エンジニアにとって、料理のレシピというのは設計書とか、仕様書と同じだと思っています。

・ロボットが何回もやってくれるスキルライブラリを作るのが、私達の仕事だと思っています。

クラウドも資源

・クラウド資源も活用したいと思っています。お客様には、クラウドを使わせてくださいということを前提にしています。

・工場だとクラウド化はできないが、調理においては我々が作るサービスは新しいクラウドビジネスだと考えています。

・ロボットを数百万円とか1,000万円で売るというものではなく、プロダクトとサービスを飲食店にとって利用してもらいやすい価格で提供したいと考えています。

・2年くらいで人と同じくらいの費用になると飲食店にとっても、私達は同時にさらに発展させながら、提供できると考えております。

■エンディング（THK内山様）

ネクステージは2018年8月にリニューアル版を販売し始めました。
協働ロボットなので、人やロボットを有効活用することで課題解決をしていきたいと考えております。

#採用強化 #ロボット #ロボットエンジニア #ソフトウェアエンジニア #人工知能　#ディープラーニング　#画像認識

【職種】
画像解析エンジニア
https://www.wantedly.com/projects/207630

メカトロニクスエンジニア
https://www.wantedly.com/projects/184368

総務・経理
https://www.wantedly.com/projects/177607

FBページ
https://www.facebook.com/connected.robotics.inc/

Twitter
https://twitter.com/CROctoChef