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UX デザイナーインタビュー 第2弾 その1

HR & Operation Manager の佐藤(以下、モン)が UX Designerの碓井(以下、スイミー)にインタビューをしてみました!
これまでの経験から入社の動機、現在の仕事内容、入社した際に感じた驚き等を話してくれました。
2回シリーズでお届けします。

この記事を読んだら、もっとコンセントリクス・カタリスト株式会社のUX Designerがわかるかもしれません。

経験を通じて感じること、それはいつも目線の先にはユーザーがいる

モン:スイミー、今日はよろしくお願いします!コンセントリクス・カタリストに少なからず興味を持ってくれている方に向けて色々と聞いていきたいと思います。まず、スイミーのこれまでの経験を簡単に教えてください。

スイミー:はい。まず、1社目に携帯会社に入社し、そこから転職してアパレル企業、ベンチャー企業を経験し、ここで4社目です。
携帯会社に入社当初は営業部門に所属していました。主に営業販促周りの仕事をしていて、販促ツールやポスターの企画制作、販売施策を考えたり、場合によっては自分でデザインしたりも。そんな経験を積む中で、販促の一部でスマートフォンのケースを作ることになったことで、プロダクト開発側に異動してくれ、という声がかかりました。そこからUIやUXと触れるようになり、それ以来ずっとUI/UXの領域で生きているという感じです。

モン:へぇ。じゃあ、そのスマホケースが販促のグッズとして出てこなかったら、今のスイミーはもしかしたら違うスイミーだったっかもしれないってことですか?

スイミー:えぇ、そうかもしれないですね。

モン:元々、デザインを書いたり作ったりっていうのは好きだったんですか?

スイミー:そうですね。営業部に所属していたときも、最初はポスターを外注していたんですけど、一枚作るのに3万円かかると言われるんですよ。テキストを一部修正するだけでも数千円かかってしまう…結構、コストがかかるなーと思うようになって、ちょっとしたテキストの修正なら自分達でやれた方がスムーズだし早いしいいんじゃない?と。見よう見まねでイラストレーターをいじり出して、デザイン系の領域に入っていったという感じです。

モン:最初からUXデザイナーになろう!というよりは、そのタイミングでの必要性とスイミーの持ってるポテンシャルとスキルがうまく重なって今に至るってことなんですね。

スイミー:はい。でも、振り返ると、販促ツールはお客さんにどう見せるかですし、販売施策もどう人を集めるかという感じで、ずっとユーザーの近くにいるなという印象はあります。どんなプロダクトを作ったらお客さんが喜ぶか、そしてユーザーが喜ぶかを常に考える。いつも目線の先には、ユーザーがいるみたいな。

モン:そうか。職種は違えども、意識する先にはいつもユーザーやクライアントがいたという点は変わらないんですね。

スイミー:変わらずです。

モン:なるほど。そんな中でこうガッツリUXに身を置いたのは、いつ頃どんな経験から?

スイミー:1社目のプロダクト本部で私が配属になったUI/UX部門は、ハードのデザインを作る人たちとソフトウェアを作る人たちがいて、私はソフトウェア側に入りました。そこで最初にUIを知りました。ユーザー調査をしながら、文字の大きさはどれくらいにしたらベストなのか、メニュー構成や情報設計はどうしたらいいのか考えていく中で、実は"UX"っていうのが大事らしいぞ、ということを知りました。当時はUXがだんだん浸透し始めてきたくらいで、UXから考えるべしといった流れが出てきた頃でした。みんなで色々なセミナーに行ってUXへの理解を深めていきました。自分はもともと企画する側にいたこともあり、UIよりUXを考える方が向いているんじゃないかなという思いが大きくなり、途中から完全にUXにシフトしていったという感じです。

入社の動機

モン:なるほど。スイミーは元々、社名が変わる前のTigerspikeの頃のうちを知ってくれていたということだけど、入社する動機になったものがあれば教えてください。

スイミー:3つあります。1つ目が、これまで携帯会社、アパレル企業、ベンチャー企業を通して、ずーっと事業会社にいたんですね。そういえばクライアントワークってしたことないなとふと思ったこと。2つ目は、事業会社にいると一つの業界を深くは知れるんですけど他の業界のことがわからなくなりがちだなと思っていて。クライアントワークであればさまざまな業界のクライアントがいらっしゃる分、その都度、勉強も必要になるわけで、そういう意味でも世の中や業界を広く学べるし、それが今、自分に足りてないなと思ったんです。最後は、将来的なキャリアを考えたときに、UXの領域で、私はUXデザイナーですって言えるようになるためには、UXを専門的にやってるところでUXデザイナーとしてのスキルを高める必要があるだろうなと思って。その3つがちょうどマッチしたのがこの会社です。

モン:自分が所属している業界以外の他業界も知りたいという点、UXデザインのプロ集団、クライアントワークの3つですね。その3つがうまく融合したのがウチだと思ってくれたということ。

スイミー:以前、クライアントワークをしている複数の会社さんと話をしました。開発をメインとしていて、これから上流の方まで広げていきたいからUXデザイナーを募集している企業とか、コンセプトを考えることに重きを置いており、モノを作るところまで携わらないとか企業とか、さまざまでした。でも、私の目指すところとは違うなと感じて。そんな中、エージェントからコンセントリクス・カタリストを紹介されたのですが、元々Googleさんとのイベントを通して、UXの専門集団であることや開発にも関わっていることを知っていたのも大きかったです。

モン:それっていわゆる「使いたい、をカタチに」を標榜しはじめたタイミングとスイミーが来てくれたタイミングで重なると思っていて、その意味では、スイミーが入社の目的として考えてくれたことと会社のやろうとしてることがシンクロしてるっていう感じですね。

スイミー:そうですね。

相手の立場に立って同じ目線で話せるようになること

モン:もうすでに既にいくつかのプロジェクトを担当してくれたと思うんだけど、スイミーがメインで関わっている案件やプロジェクト内での役割を教えてください。

スイミー:今は、BtoBのSaaSプロダクトの開発に関わっていて、主にその体験設計をしています。ユーザーがそのプロダクトを使って成し遂げたい目的をスムーズに達成できるように体験を設計することと、目的達成のために必要な機能を考えることがメインですね。そこから派生して、クライアントの営業/マーケティングの方々と一緒に、カスタマーサクセス(ユーザーが目的を達成するためにクライアントがどのようにユーザーを支援するか)を考えたりしています。

モン:伴走するようなイメージ?

スイミー:そうですね。

モン:作って「はい、どうぞ」というよりは、クライアントやユーザーの動きを想定したり、実際に一緒にやったりしながら改善していってる。
もしかしたらスイミーはすごく当たり前にやってるのかもしれないけれど、スイミーの社内での事例共有発表を聞いてると、話の受け手やスイミーの発表を聞いて実際に手を動かす人がどういう観点、あるいはどういう内容だったら納得してくれるかという点と、合意を得るためにどこを重視すべきかという点をすごく考えてると思っていて。例えばこれまでの経験が活きています、というのはあるの?もしくは元々そうなの?

スイミー:ありますね。若い時は、「これをやるべきだと思う!」という想いで突っ走っていたこともあるんです。それが正論だったとしても、今の会社の置かれている状況や課題を考えたときに、必ずしもそれが最適解ではないということを知ったんですよ。闇雲に、今の自分が見えてる世界の中で「これをやるべきだ」と言っても通じないというのを学びました。だから、必ず、相手や承認者がどんな世界をみていて、何に課題を感じていているのかをちゃんと理解した上で、その課題を解決するために必要なソリューションを提示するを心かげています。というか、それをしないと納得していただけないし、やりたいことも通せないので。相手の立場をものすごく意識してるのは、そういう過去の失敗経験からかもしれないです。

モン:なるほど。自分の経験から得たものだからこそ説得力が増すのかもしれないですね。

スイミー:相手の立場に立って同じ目線で話せるようになることはすごく大事だと思うので、事業会社の時からそこを意識してやっていますね。

入社後の発見

モン:苦い経験も手応えを感じた経験も含めて、これまでの経験を糧にしながら進めていると思うんだけど、実際に入社してみて驚いたところ、新たな発見はありましたか?

スイミー:ありますね。これは、事業会社との違いだと思うのですが、事業会社だと期限に対してそこまでシビアでないことも多いんですよね。プロジェクトと言っても、状況を勘案してじゃあ3ヶ月延ばしましょう、半年延ばしましょうなることが往々にしてあります。自分の経験上、この期間内にアウトプットを出さなきゃいけないっていうのが弱いように思う。いい意味でものすごく柔軟なんですけど、悪い意味だとだらだらを続いてしまう感じはあって。でもクライアントワークは契約期間が存在するので、必要なステップを全部用意した上で「この3ヶ月でこのアウトプットを目指しましょう」というゴールが決まってしまいます。そこに対して最大限のアウトプットを出さなければならないんですね。クライアントワークにおいては当たり前だと思いますが、そのマインドが自分にはなかったなと。その点が入社して学んだことですかね。

モン:あぁ、大きな違い。確かにそうかもしれない。クリエイティブ職のあるあるなのかもしれないけど、こだわろうと思えばとことんこだわり抜けちゃう中でどこで期限を切るか、切らなきゃいけないって言うのかな?

スイミー:そうですね。その中で、クライアントの期待通りの成果を出すのは普通で、やっぱり相手の期待値を越えられるぐらいのアウトプットを出せるように頑張るスタンスです。

次回は、仕事以外の面についてのインタビューを掲載する予定です!
お楽しみに!!

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