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【株式会社ケイワン建物】なぜ僕は宅建士になったのかー賞金制度の重要性に関して。

いつものようにFACEBOOKに接続すると、「過去の思い出」が出てきました。

4年前の今日、宅地建物取引士の試験を受けたことが分かりました。初めて受けた日本の国家資格試験だったのですが、なんと初挑戦で受かりました。外国人の僕がなぜこの試験を受けようと思ったのか、そしてどうやって一発合格したのか、自分なりに振り返ってみます。

まず勉強が出来る環境だったと思います。以前あげたストーリーでも紹介しましたが、僕が担当しているテツヤ工務店はケイワン建物(代表取締役 金達範)の系列社で2018年2月に立ち上げました。今はある程度軌道に乗りましたが、当時はかなり暇でした。やはり新事業は難しくて営業もうまく行けないわけです。

その時、ボスは「2-3年ぐらいは、赤字を覚悟してるから別に焦らなくていい。ゆっくりやれよ。」と激励してくれましたけど、任された人間(僕)はそう思えないですね。会社に迷惑をかけてはならないと思っていろいろ回り、ある程度の仕事を取ってくるようになりました。

しかし、それでも時間が余っちゃうんです。今のように工事現場が常に2~3ヵ所あれば時間が余るなんて考えられません。が、当時のように現場が一か所だと、どうしても時間が余ってしまう。僕が直接現場仕事をやっているわけでもないから、さらにそうなります。

余った時間に何をすればいいのか、考えました。他所の営業をすればいいじゃん!と思う方がいるかも知れませんが、現場に責任者がいないといけません。近所対応、予期せぬトラブルや事故などを現場の大工さんたちに任せるわけにはいかないからです。

「ちゃんと仕事しているのに時間が余ってしまう」という珍しい時空間の中にいる気持ちでした。

で、ボスに時間の有効活用を相談したら即座に言われました。

「宅建士の資格でも取ったら?」って。つまり余る時間を使って勉強でもしなさいの意味です。すぐネットで調べました。何となく合格出来そうで出来なさそうな感じの微妙に難しそうで、面白そうな資格な感じがしました。確かに取っておくと役には立ちそうだったけど、積極的に挑んでいく魅力までは感じられない。僕の曖昧な表情を読み切ったボスが冗談半分で言ってきます。

「今年合格したら10万円上げるよ。」

あら、だったらやるしかない。社員の目標意識を向上させるために「賞金」をかけることは、本当に分かりやすい。マクロ的には資本主義の真骨頂、ミクロ的にも資格を取ったら結局自分のためになるので、やらざるを得ないです。

で、結局37点を取り、ギリギリボーダーラインに残ることが出来て一発合格することが出来ました。(10万円も、もちろん気持ちよくいただきました。)

ボスがみせてくれた行動を見習って、系列社を担当する立場となった今は、特別な何かに挑もうとする人(社員だけじゃないです。後輩や自分の子供も該当します)には、成功したら褒めるのはもちろんのこと、ちゃんと「賞金」(インセンティブ)をあげるというスタンスを取ることになったのです。

この効果は絶大と言っても過言ではありません。

今までこのようなインセンティブ制度を一度も考えていなかった経営者もいるかも知れないと思ってつぶやいてみました。是非とも試してみてください!

PS)それにしても時間の流れは本当に速いですね。再来年の3月にもう取引士証を更新しなきゃならないって。はあ……。

株式会社ケイワン建物 金 達範

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