▍空を諦めた男が、なぜインドで「教育」に命を懸けるのか。自衛隊から創業までの軌跡。
▍2月17日、私はインドへ向かう
2026年2月17日。私は、慣れ親しんだ日本での生活に区切りをつけ、インドへと旅立ちます。海外経験がほとんどない私にとって、これは尋常ではない覚悟を要する決断でした。
なぜ、27歳の若者が元々の安定したキャリアを捨て、未開拓の地で教育事業に身を投じるのか。その答えは、私のこれまでの人生における「大きな挫折」と、そこから見出した「新たな使命」にあります。これは、単なる起業ではありません。日本という国の未来を守り、インドの若者の人生を拓くための物語です。
▍特別航空輸送隊の夢と喪失
私のキャリアの原点は、航空自衛隊にあります。18歳から24歳までの6年間、私は「政府専用機の乗員(特別航空輸送隊)」になり、世界中を飛び回ることを夢見て自分を追い込み続けました。
体力測定は1級、入隊当時350点にも満たなかったTOEICは独学で800点超まで引き上げました。2020年には同期最年少で3等空曹へ昇任し、成績上位5%の褒賞も受賞しました。しかし、運命は簡単には夢を掴ませてはくれませんでした。
前十字靭帯断裂、二度の肺気胸、そして原因不明の縦隔気腫。度重なる怪我や肺の病は、気圧の変化にさらされる乗員にとって致命的です。私は夢であった、「空での仕事」を、強制的に断念せざるを得なくなりました。
▍絶望の中で見つけた「日本語教師」という新たな未来
夢を失い、何ができるのかを自問自答する日々。そんな時、英語学習のために始めたランゲージエクスチェンジが私の運命を変えました。「日本語を教える」ことの難しさと面白さに気づいた私は、興味が赴くまま日本語教師養成講座を受講し、国家資格化の前のタイミングで日本語教育能力検定試験にも合格しました。
「物理的な空を飛ぶことはできなくても、日本語教育を通じて世界と日本を繋ぐ架け橋になれるのではないか」
そう考えた私は2023年3月、自衛隊を退職し、立命館アジア太平洋大学(APU)への入学を決意しました。24歳での再出発。そこには、世界100ヵ国から集まった多種多様な背景を持つ学生たちが溢れていました。
▍APUでの生活と、現在の制度への「違和感」
APUでの生活は刺激の連続でした。日本語学習センター(SALC)での指導や、国際寮での寮母(RA)経験は、私にとって大きな財産となりました。初めて日本に来る学生が何に不安を覚え、どこに文化の摩擦を感じるのか。共に生活することで、机の上では学べない「リアル」を痛感しました。
その後、休学して移住した島根県海士町(隠岐島)での経験が、私に新たな問題意識を提起しました。現場で働く外国人が抱える「働きにくさ」の原因は、彼らではなく、受け入れる日本人側や制度の不備にあるのではないかという考えです。加えて同時に日本の外国人受け入れ制度に対する「違和感」が膨らんでいきました。留学生のように数年の日本での経験を通じ日本を学んだりする人は別ですが、現状の日本の制度を見ると、テストさえ受かれば日本の文化や心を理解していなくても来日できてしまいます。この「教育なき受け入れ」が、現場での摩擦を生み、日本という国を内側から壊していく。 「日本の内側から生まれる問題」と「外から生まれる問題」。 この両方を解決するには、教育と支援の抜本的な改革が必要だと確信しました。
▍重徳英介との出会い、そしてJob is Wellの誕生
そんな時、運命的な出会いがありました。現在 Job is Well の代表を務める重徳英介です。
インドのNGOから戻ったばかりの彼は、「インドの若者に雇用機会を創り、貧困の根底を解決する」という熱い思いを持っていました。そして私の「教育と支援で、日本を外国人にとっても日本人にとっても住みやすい豊かな社会にする」という使命感。この二つが、パズルのピースがはまるように合致したのです。
▍かつての挫折は、インドの若者の「翼」へと形を変えて
かつて、身体の不調によって空への夢は断たれました。しかし今、私は全く別の形で世界を飛び回ろうとしています。教育を通じてインドの若者たちの「未来という大空」を広げる翼になれると信じています。
自衛隊での規律、APUでの多様性、そしてこれまで関わってくださった100を超える施設の方々。そのすべてを、彼らが日本で輝くためのエネルギーへと変えていきます。
▍誰かの未来を、日本の未来を「共創」する仲間へ
私たち Job is Well には、二つの大きな責任があります。
- 「一人の人生を拓くことも、壊すこともできる」ということ。
- 「日本の未来を拓くことも、壊すこともできる」ということ。
教育は、単なるスキルの伝達ではありません。相手の人生に深く介入し、その重みを背負う覚悟が必要です。私たちは、この責任を「大義」として共に背負える仲間を求めています。
【私たちが共に働きたい人】
- 圧倒的な成長: 今の自分や環境を「踏み台」にして、爆速で成長したい方。
- 当事者意識: 介護や雇用といった深刻な社会課題に、最前線で関わりたい方。
- 自律性・主体性: 指示を待つのではなく、自らの意志で動き続けられる方。
- グローバルな熱量: 「世界を舞台に働く」という挑戦に、心からワクワクできる方。
誰かの人生を劇的に変える責任を背負い、共に日本の未来を救いに行きませんか?皆さんと共に働けるのを楽しみにしています。