こんにちは。GEKI編集部です。
GEKIメンバーの内面をカジュアルに覗き見る、メンバー紹介企画の第4回です。
今回登場するのは、氏家 健吾さんです。

名前:氏家 健吾さん
役職:COPYWRITER / CREATIVE DIRECTOR
→2022年にGEKI Inc.参画。PR発想に基づくコピーやコンセプトメイキングを軸にブランドとステークホルダーとの関係性をデザインする。
今回は氏家健吾さんに、6つの観点(生きる理由、座右の銘、趣味、好きな音楽、バイブル、挑戦したいこと)を元にインタビューしました。
実は私、GEKIに入る前から氏家さんと何度かお話ししたことがあるのですが、そのときに抱いた印象は、“言葉のセンスが光る人”。
皆で話す際も、じわっと笑わせるような、知的で言葉巧みなユーモアがありました。
そんな氏家さんの価値観を尋ねてみると、外に滲み出る人柄との意外な共通点がありました。
生きる理由は、「アイデアで社会の態度を変容させる。」
氏家さん:広告という仕事はその性質上、不特定多数の方に届いてしまうものだからこそ、せっかくつくるなら世の中にポジティブな変化が生まれることを常に目標にしています。
それって、単純に商品が「売れた・売れない」よりも更に高いスキルが求められることで、広告が単なる広告以上の価値を持つんじゃないかなと(もちろん目的に対して効果をもたらすことが大切なのは言うまでもないですが)。
そういう広告が、現状の常識では生きづらさを感じている人や、固定観念に捉われてしまっている人に届けば、それが誰かの”生きる理由”になり得る。それは僕自身の生きる理由にもなると思っています。
座右の銘は、「相手の美談になるまで粘る。」
「美談」は、成功した未来があるからこそ、過去を振り返ったときに語られるもの。でも、下手をすると自己満足で終わってしまうことも。
例えば、自分にとっては良い経験だったとしても、相手にとっては、ただ苦しいだけの時間だったとか。
だからこそ、自分だけでなく、相手にとっても本当に「美談」だったと思ってもらえる関わり方を目指したい。最初は思い通りにいかなかったとしても、最終的には相手にもそう思ってもらえるまで粘り切りたい。
何事も相手が存在するので、相手がどう受け取ったのかまでが自分の責任の範囲なんだというスタンスを表明しています。
趣味は、泣ける広告鑑賞 / 断捨離 / ジャンル分け。
泣ける広告:YouTubeで、「泣けるCM」を定期的に見ています。人間の普遍的な感情にまつわるものが多く、最近だと自分も父親になったので、父親と娘の物語なんかもうるっとしながら見ています。
断捨離:1年くらい触ってないものはいらないと思うので捨てます。結局、モノが多いと”置いておくだけのモノ”って増えてしまいますよね。例えば書類なら、山積みになってアクセスできないものは、もう捨てたのと一緒。見返すために取っておくならファイル分けをする。記憶としてとっておきたいモノは写真を撮っておく。その写真も見返さなかったらのちに消すようにしています。
ジャンル分け:例えば僕の家は本棚が4つと、本が300冊(妻のものばかりですが 笑)くらいあるのですが、ただ無造作に並んでいる状態が嫌なので、ジャンルごとに、ここはこのゾーンと決めて並べようにしています。Googleドライブのフォルダもスマホのホーム画面もそうだし、なんならキッチンの収納とかも(笑)。これとこれ役割かぶってるなとか、これどっちに入れればいいんだっけ?ってなるので、きっちり分類するように意識しています。


氏家さんのホーム画面。几帳面さの権化。まだ気に入ってないから改善中らしい。
好きな曲は、直感的にくらった『ピアノ協奏曲第2番 / ラフマニノフ』。
“のだめカンタービレ”を観ていた時に出会った挿入歌です。当時はドラマっ子でした。
僕は曲に対して、歌詞を聴くよりは、「音そのもの」を感覚的に聴くことが多かったのですが、ピアノの単音から静かに始まっていくのに、その後楽器の音色が重なっていくことで危機迫るような迫力や、ドラマのシーンで指揮者が強く語りかけてくる表現力が印象に残っています。
辻井伸行さんが弾いているものとかオススメです。もっとサクッと楽しみたいなら2014年のソチ五輪で浅田真央さんがこの曲で演技しているのでそれなんかもいいかもです。
バイブルは、『すべての仕事はクリエイティブディレクションである。』『アオアシ』『キングダム』『左ききのエレン』。
『すべての仕事はクリエイティブディレクションである。』は、素人同然だった僕が読んでもわかった気になってしまうくらい、本質的で分かりやすいと衝撃を受けた本です。
著者の古川さんがこの仕事の本質を言語化して下さったことで、頭のモヤが晴れた感覚に包まれたし、一流のクリエイティブディレクターはそれを常に再現できる域にいらっしゃるんだと感銘を受けました。内容も複雑ではなく、とてもシンプル。究極的にはこれをマスターすれば自分のものにできるんじゃないか?って思わせてくれるようなスッキリとした読み味は圧巻でした。借りて読み、その後購入しました。
『アオアシ』は、サッカー漫画ですが、漫画というより、プロフェッショナルとして”成功するための考え方”を学んだ一冊です。
『キングダム』は、武将たちの考え方や生き方を学んだり、国の運営=組織運営のヒントを日々の仕事に活かしたりしています。ちなみに好きなキャラクターは蒙恬(もうてん)。死と隣り合わせの戦地にいるのに余裕を醸し出しているところがかっこいいです。
『左ききのエレン』は、自己投影してしまう作品。自分に一番期待しているのは自分なんだけど、それを越えられなくてモヤモヤしたり、すぐ側にいる天才を羨んで、そんな自分も嫌いになったり。これを読んでいた当時の僕も、自分で自分の期待値を超えられなくて、でもどうにもできなくて、この漫画から勇気を貰うことすら気に食わなかった(笑)。でも今でもバイブルにしています。
チャレンジしたいことは、人にポジティブな影響を与える、書籍出版 / 映画の脚本制作。
良いアイデアとはなんなのか、それを再現するためにはどのように考えていけばいいのか。それをきちんと自分なりに体系化していつか書籍にしたいです。
ちなみに、今書きたいものとは違いますが、20代前半は「1億総ナルシスト」という本を書きたいなぁと思っていました。自分のことが好きな方が生きやすくて良いよねという本(笑)。理由とか要らないのでただ自分のことを愛してあげてよって。自信満々で自分自身のことを尊重できる方が比較的多いアメリカに住んでいたのもあると思います。
映画の脚本制作は、中学生くらいのときに漠然と小説家になりたかったことが原体験です。人間模様や、いろんな人の感情の交差から、見る人の価値観を広げたい。50歳くらいまでに、少し離れた未来でチャレンジしてみたいことです。
終わりに
氏家さんとお話してみると、当初のイメージより、人の想いや心に向き合う側面が沢山見えてきました。氏家さん自身にも外からは見えない苦悩があり、それを乗り越え、今度は広告の力を借りて多くの人にポジティブな影響を与えにいこうとする。社会や世の中という、視座の高い言葉が多く出てきたのも印象的でした。
また、私は結構大雑把なので、氏家さんの几帳面さが新鮮で面白かったです(笑)。
氏家さんの人柄だけでなく、的確で丁寧な言葉遣いもそのままnoteにしたので、その点も皆さんに届いていたらうれしいです!
▼氏家さんがGEKIに参画するまでを描いたnoteはこちら。
