はじめに
Cloudiiという社名、その由来を尋ねると、実は社内でも記憶があいまいです。今回、当時のことを知る社長に話を聞いてみたのですが、返ってきたのは「実は、社名の候補がいくつかあったこと自体、あまり覚えていないんですよね」という意外な一言でした。 それでも「Cloud」という言葉を社名に入れることだけは、最初から決めていたと言います。
今回は、そんな記憶の断片をたどりながら、Cloudiiという名前が生まれるまでの経緯を紹介します。
ゆずれなかった、たった一つの条件
「Cloud Integrator事業を立ち上げる」——その強い決意から、社名には必ず「Cloud」を入れると、はじめから決めていました。 当時常務であった社長がサービス名称を検討していた頃、Cloud事業はこれから間違いなく伸びるという確信がありました。ただ、市場で広く展開していくうえでは、専門性だけでなく、親しみやすく人の記憶に残る名前にしたいとも考えていました。
社名の由来
どうすれば親しみやすさを表現できるか——。思い悩んでいたある時、ふと目に留まったのが、水槽の中を泳ぐクマノミでした。その姿がなぜか頭から離れず、調べてみるとクマノミの学名は「Amphiprion clarkii」。この「clarkii」と「Cloud」を掛け合わせ、造語として生まれたのが「Cloudii」です。
ロゴの由来
社名が決まると、次はロゴ。せっかくなら、見た人の印象に残るインパクトのあるものにしたいと考えていました。 デザインの着想を探していたところ、思いがけない出会いがありました。同じ「clarkii」という種小名を持つ「Procambarus clarkii」——今度はザリガニ、しかも日本でもおなじみのアメリカザリガニです。てっきり同じ学者が名付けたものかと思いきや、調べてみると同姓の別人。まったく異なる二つの生き物が、同じ名前を通じてつながっていたのです。
一つのことを掘り下げていくうちに、思いもよらないものへと辿り着く。この巡り合わせに、私たちは確かな「縁」を感じました。ビジネスもまた、人と人との縁の積み重ねです。一期一会の気持ちを大切に、お取引先と真摯に向き合っていきたい——その想いを込めて、もう一つのclarkii、ザリガニをロゴのモチーフに選びました。
分社化への流れ
我々が以前所属していたアトミテック社では、社内で新規事業を立ち上げ、事業が軌道に乗った段階で分社化する、という流れがこれまでにもありました。Cloudiiの前身である「アトミテック サービスデリバリー部」は、まさにこの新規事業の立ち上げを担っていた組織です。当初、Cloudii事業を立ち上げる際には、サービスデリバリー部そのものが分社化するとは、我々も考えていませんでした。
しかし、これまでにもいくつかの事業を立ち上げてきた社長が、今回のクラウド事業については、その成功を確信していました。単に新しい事業を立ち上げるだけではなく、自らこの事業を育てていくという強い覚悟を持っていたようです。我々もその話を聞いた当初は驚きましたが、Cloudiiという事業について熱く語る社長の想いを聞く中で、その決断に納得することができました。そして最終的に、サービスデリバリー部のメンバーは誰一人欠けることなく、新会社であるCloudiiへ転籍することとなりました。
これが、現在のCloudiiが生まれた経緯です。
おわりに
今回、Cloudiiの名前やロゴ、そして会社ができた経緯を改めて振り返ってみると、普段何気なく使っている「Cloudii」という名前にも、当時の想いやさまざまな出来事が詰まっていることを改めて感じました。私たち自身も、今回話を聞くまで知らなかったことが多く、改めて自分たちの会社について知る良い機会になりました。
これから先も、Cloudiiらしさを大切にしながら、私たちらしく一歩ずつ会社をつくっていければと思います。