東大セミナーは、生徒が本気になって伸びていく指導を目指しています。小学生、中学生、高校生という人生でもっとも重要な時期に、学力だけでなく、人間として大きく成長していくことが私達の願いです。
そのためには、「なぜ勉強するのか」という動機や将来の志を考えることが大事。東大セミナーでは、「自ら課題を発見し、自ら解決する」人材を育成するために、「コーチング」で生徒ひとりひとりと向き合い、子どもたちの可能性を引き出すことを目指しています。
「コーチング」を中心とした東大セミナーの授業では、生徒に勉強の解説をする時間はあまり多くありません。今は、問題の解説自体はネットで検索すれば良質の動画があり、レベルや分野ごとに細分化された分かりやすい参考書が多く出ています。生徒に問題の解き方を理解させるツールをどう使うかや、生徒が継続的に頑張れるように計画立てなど、生徒のモチベーションを上げたり気付きを与えるために指導時間を使います。
この時間は生徒とどれくらい本気で向き合うかが大事です。小学生でも高校生でも、子どもたちは大人が本気で話しているかどうかを感じ取るものです。この人が問題だけ教えようとしている人なのか、勉強の仕方を教えようとしている人なのか、さらには受験の先の人生まで考えることを教えようとしている人なのか。
生徒と向き合うのはパワーのいることだけれど、きちんと向き合えば生徒はそれに答えてくれるものです。結果として、勉強時間が増え、成績があがったとき「ありがとうございました」という言葉を聞けるのがこの仕事の喜びです。
ときどき、卒塾した生徒が社会人になって教室を訪ねてくれることがあります。小学生のころは算数の文章題をやり始めるととたんに集中力をなくす子だったのが、社会人として仕事のやりがいや悩みなどを話す姿をみるのは、自分たちのしてきたことは間違いではなかったと胸が熱くなります。
彼らはよく「東大セミナーで学んだことが大きかった」「志について考えさせてくれてよかった」と言ってくれます。勉強を教えてくれたということだけでなく自分に向き合ってくれたという「ありがとう」は、東大セミナーだからこその「ありがとう」だと感じます。