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[COOが語る]”硬直した組織”をぶっ壊すコミュニケーション術【前編】

こんにちは!パルス株式会社 採用担当です。

本記事では、プロジェクトマネージャーのインタビューを通じて、パルスの組織への考え方についてご紹介します。パルスのこれまでの組織改善の歴史とこれからについて、2回に渡ってディープにお伝えしていきますので、後編も併せて是非ご覧ください!

COOが語る 過去最難関事業に挑む!”凝縮した組織”の作り方【後編】

【前編】これまでのチーム

ー”硬直した組織”に根付いた固定観念をぶっ壊す

髙山さんがパルスに参画した当時は、まだ10数名の小さなチームでした。走り出したばかりのチームに組織戦略などあるはずもなく、メンバー間の信頼関係も良好とは言えない状態だったそうです。


髙山:
当時のチームに起きていた問題は、許可がなければ前に進めないという先入観にみんなが縛られていたことでした。やるべきことは各々分かっているのに、誰かにGOと言われなければ行動できない。まさに”硬直した組織”でした。こういった先入観は、意外と誰が決めたものでもなく、責任を負いたくないという強迫観念から自然と作られてしまう思い込みだったりします。
まずは「プロジェクトはみんなでつくるもの。ダメならその失敗をみんなで乗り越えれば良い」という一見すると当たり前のことをあえて言葉にして、思い込みを壊していきました。その上で「誰でもできることは誰がやってもいい、その職域は超えてもいい」と許容する。それがこのチームへの最初の関わり方でした。


一般的に”やるべきことをやるのは当たり前”、誰かにわざわざ言われなくてもやるのが美徳だと考えられやすく、プロジェクトにおいて「どんどんやりなさい」とあえて許容されることは意外に少ないといいます。反対に、組織の規模が大きくなるにつれて「やってはいけない」制限ばかりが積み上がっていく。一人ひとりが高い能力を持っているのにそれが十分発揮されていなかった原因は、”硬直した組織”にありました。


髙山:
実際にやってみると、各々が自分たちの本当の力に気付きます。これは誰の仕事だからとか、目先の小さなことにとらわれずに、上手くいくためにどうしたらいいかということだけに集中する意識です。そうやってお互いの領域をはみ出し合うことで、メンバーから見た本当にリーダーにしかできないことや、エンジニアから見た本当にQAにしかできないことなど、お互いの役割や職域の意義に気付きます。それがあるから専門職が成り立っていて、誰でもできることは誰がやってもいいんだ。そういう価値観をチームに根付かせました。



ー個人の能力不足か、組織設計の歪みか

こうして日々組織改善に奮闘していく中で、彼女が大切にしているスタンスがあります。それは「施策がうまくいっていてもいなくても、改善の手を止めないこと」。

髙山:
もちろん常にベストを尽くしているつもりですが、その施策が100点なわけではない、自分に正解が分かっているわけではないとも常に思っているんです。だから日々情報がアップデートされるたびに、改善のアイデアは浮かび続けます。
変更を加えるスピードやタイミングは経験に基づいて調整しますが、チームがうまくいっていないときは改善のために、うまくいっているときでもさらに強いチームになるために、改善のサイクルを回し続けます。


その施策がうまくいっているかどうかの判断軸として「メンバーがやりにくそうにしていないかどうか」「居心地が悪そうにしていないか」を観察しているといいます。しかし、ここで言う”居心地”とは、一人ひとりの快適性に目を向けるというような文字通りの意味ではありません。


髙山:
ワークフローや協力関係、役割分担がメンバーにとって居心地の悪いものになっていないかを注意深く観察します。例えば得意分野と役割のズレ、役割分担の曖昧さなども、メンバーがやりづらさを感じる原因になり得ます。
「これって私が言うべきことなのかな・・」「あの人が先に言わないと発言できない・・」みたいな余計な心配のせいで、本来やるべきことだけに集中できていない状況が生まれているとします。こういう状況では「自分に能力がないから」、「コミュニケーション不足」などと自責で捉えられがちですが、実は組織設計の歪みが原因となっている場合も大いにあると思っています。個人の能力か組織設計か問題の原因をしっかり見極めて、設計に原因がある場合はすぐに手を加えていきます。

とくに事業立ち上げのようなフェーズでは、組織戦略については重要視されないまま、それぞれが目の前の業務に奔走するといったケースは意外に多いのではないでしょうか。せっかく優秀なメンバーが集まっていても、最大限発揮できていなかった当時のパルスの事例を見ると、組織戦略の重要性が改めて感じられます。
後編では、パルスがこれから歩むべきチームのあり方について深掘りしていきます。お楽しみに!
COOが語る 過去最難関事業に挑む!”凝縮した組織”の作り方【後編】


少しでもパルスにご興味いただけましたら、ぜひパルスのHPもチェックしてみてください。メンバー積極採用中です!






















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