コミュニティが秘める可能性を、この事業を通じて世の中に一つでも多く提供したい
こんにちは。株式会社スタジアムの代表の森山です。
採用面接時に一番多くいただくのが、「どうしてコミュニティの事業をしているのか?」という質問です。今回は私たちがFANTS(ファンツ)という事業を通じて、世の中に何を届けていきたいかという部分についてご紹介をさせていただきます。
コミュニティ事業にたどり着いたきっかけ
当社はスタメングループの一員です。私は元々は株式会社スタメンで社内エンゲージメントサービスのカスタマーサクセス部門の担当役員をしていました。
ざっくりと説明をすると、社内SNSのようなコミュニケーションツールを活用してもらい、社内エンゲージメントを高めるというサービスです。2016年から開始したこの事業は今では700社を超える企業にご活用いただいています。
その事業の肝となるのは「活用の仕方」です。一括りに会社といっても規模や業種業態、社風や文化、ビジョンなど多種多様です。サービスを活用していただく際に重要なのが「どうやって活用するか?」という部分です。その会社の実態や目指すべき方向に向けて、サービス設計をしないと上手く活用してもらえません。そういった背景の中で、カスタマーサクセス部門が事業のキーポイントとなり、導入いただく各社に合わせてサービス設計をしていき、活用事例をつくっていくことを立ち上げからの数年は幾度となく繰り返していました。
あるタイミングから、「コミュニティの運営のアドバイスをもらいたい」「コミュニティの立ち上げに協力してもらいたい」とお声をいただくことが増えました。会社ではなく、オフィスビルに働く人たちを繋げるコミュニティ、大規模な学生団体のコミュニティ、有名ショッピングモールに働くテナントスタッフを活性化するためのコミュニティなどなど。コミュニティが世の中から必要とされていることに気付き始めるきっかけとなりました。当時はあまり意識していませんでしたが、会社のコミュニケーションを活性化するという自社のサービスは、広義でみると「コミュニティをマネジメントする」というものだったのでした。
コミュニティは世の中に求められている
そんな経緯を経て、オンラインコミュニティ事業を新規開発していくこととなりました。立ち上げ当初、マーケティング調査を兼ねて、いくつかのコミュニティを弊社にて企画してつくらせていただきました。その中で感じたことは、「コミュニティの価値の深さ」でした。
私たちが考えている以上にコミュニティは、家族や友人でもない、会社や学校でもない、第三の場所(サードプレイス)として、世の中のニーズがたしかに存在をしていたのです。
今までは、リアル(対面)でのコミュニティがほとんどを占めていましたが、インターネット、スマートフォンの普及、社会的情勢の変化(新型コロナウイルスによる生活様式の変化)などもあり、場所や時間を超えて、オンライン上でつながりをもち、コミュニティ形成ができる時代になってきているのです。
コミュニティに帰属していることで得れる体験や機会、そして人と人とのつながりは現代の世の中で多くのニーズがあり、これから益々成長していく領域ではないかと考えています。
コミュニティをビジネスにつなげるメリットも
コミュニティの可能性は、実はビジネスの面でも多分にあります。リアルな対面が主体だったスクール形式の事業を展開している方々が、FANTSを通じてオンライン化に成功してリアルビジネス以上にその可能性を広げています。
例えば、オンラインの書道教室をFANTSで実施しているオーナー(コミュニティ主催者)は、元々はリアルに教室を構えて地域の方々を対象として活動をしていました。全国から、受講したいという声もありオンライン化に踏み切ることで、受け入れることのできる人数も広がり結果としてビジネスへの還元を得る結果ともなっています。こうした事例が今多数生まれている状況です。
コミュニティをつくりだし、世の中に価値を生み出したい
私たちの事業は、一つでも多くのオンラインコミュニティを創り出し、感動を届けることを目的としてます。急速に広がるこのマーケットでは、様々なタイプのコミュニティが生まれています。このコミュニティを支えるシステム、そしてプロデュースするノウハウがあるのが私たちの事業の強みです。まだまだ大きな可能性を秘めているこのコミュニティ事業を一緒につくる仲間を大募集しています。