15th Rockは、北海道大学との連携により組成した「北海道大学 Green Frontier Fund 1号投資事業有限責任組合」を通じ、eGenesis, Inc.(イージェネシス)に出資しました。
同社が取り組むのは、異種移植の社会実装です。今回は、その事業と、私たちが出資を決めた背景をご紹介します。
eGenesis:異種移植で世界的な臓器不足の解決を目指す
eGenesisは、異種移植を通じて世界的な臓器不足の解決を目指し、ヒトへの適合性を高めたゲノム編集ブタ由来の臓器を開発するバイオテクノロジー企業です。
独自の「eGenesis Genome Engineering and Production(EGEN)」プラットフォームを活用し、マルチプレックスCRISPR技術を用いてブタのゲノムを改変。異種間のウイルス感染リスクや超急性拒絶反応を抑えるとともに、ヒトとの分子レベルでの適合性を高め、安全な異種移植の実現に取り組んでいます。
腎臓移植を主要プログラムとして、急性肝不全や心不全への応用に向けた研究開発も進めています。目標は、世界の患者に、持続的に提供可能な新たな救命治療の選択肢を届けることです。
国内では、eGenesisが開発した遺伝子改変ドナーブタを国内スタートアップがクローン技術で再現・生産し、その腎臓を用いた異種移植について、北海道大学病院などが2028年の治験開始を目指しています。
今回の投資の背景
「北海道大学 Green Frontier Fund 1号投資事業有限責任組合」は、北海道大学と15th Rockが締結した協定に基づき組成した、大学発ベンチャーファンドです。
アグリフードテック、クリーンテック、半導体、Human Augmentationの4分野を重点投資領域としています。
ファンド名の「Green」は、北海道の自然資本を基盤とする持続可能な産業を、「Frontier」は、北海道大学の基本理念の一つである「フロンティア精神」を表しています。
eGenesisは、北海道大学との人的・事業的なつながりを持ち、異種移植の社会実装に取り組んでいます。私たちは、同社の技術力や臨床開発の進展、グローバルな成長可能性を評価し、出資を決定しました。
今後も同社の事業成長と次世代医療の社会実装を支援し、世界規模の医療課題の解決に貢献していきます。
投資先の会社概要
〈eGenesis, Inc.〉
本社所在地:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ
代表者:Mike Curtis, Ph.D.(President and Chief Executive Officer)
事業内容:ゲノム編集技術を活用した移植用ヒト適合性臓器の研究・開発
公式サイト:https://egenesisbio.com/
詳しくはプレスリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000048359.html