1
/
5

第10話 保守担当者は日々を楽しもうとしている

彼女もWebサイトの保守を担当する制作・運営部に所属している。
以前は課長であったが、現在は1回目の育児休暇に入っている。
こんにちは、育児休暇とかとってみたいちほうタイガーです。

「お疲れ様です。子供が引っ張っちゃってすみません」

いやいや、こちらこそ育児休暇中にすみません。
このボディはぬいぐるみなんで大丈夫ですよ、お気になさらず…。
お子さんは今いくつに?

「この子は7ヶ月になったばかりです」

7ヶ月というと、一般的にはまだまだ大変な頃ですよね。やはり子育ては大変ですか?

「大変ですけど楽しいです。子育てって楽しいですよ。夫も協力してくれてますし」

なんて前向きな発言なんだ…
結婚に興味ないとか言ってた第8話のフロントエンドエンジニアに聞かせてやりたい…
とはいえ急がないと物理的に伸びてしまうので、いつもの質問から始めたいと思います。
こんなど田舎の基本給の安いWeb制作会社に入ってしまった経緯から聞いてもよいでしょうか。

「えーっと、高校卒業後は憧れもあって東京の方に出まして、大手のスーパーで正社員で5年間務めました。レジとか品出しとか現場仕事ですね」

そういえば、そんなこと昔言ってましたね。
都会で働いている内に悩み始めたとか聞いた気が…

「そうですね、毎日毎日レジ打ちしているうちに、『私都会に出てきて何してるんだろう?』って考えるようになってきちゃって、佐渡にどうしても戻りたくなっちゃって。それで退職して戻ったんですが、せっかくなら故郷のPRに繋がる仕事がしたいと思って…ただサービス業には疲れてたので観光業以外を探しているときに”佐渡日和”を見つけて、当時その運営会社であったtaneCREATIVEを知った感じです」

毎日同じことを繰り返してたら…確かに悩みそうですね。
でも、この会社みたいに毎日勉強したり、頭を使わないといけないのもしんどくないですか?

「まぁそれはありますけど、何も新しい刺激がない仕事よりは自分に合ってるかなと思います」

産休・育休前は課長という職責でしたが、復帰してもバリバリ働く感じですか?

「いえ、復帰後は課長ではなく短時間正社員への転換を希望したいと思います。この会社は役職も一業務という概念が徹底されてて、当然ながら上の役職であるほど求められる業務と責任が広く重くなっていくので、しばらくは子育ての方を優先していきたいなと」

…第1話の彼にその辺り既に話している感じです?きっと戻ってからまたバリバリ働いてもらうことを期待している気がするのですが…

「いえ、まだ言ってないですけど、でもウチの若手の人材、皆凄く優秀じゃないですか、多分私じゃなくても大丈夫かなと」

まぁ確かに人材の厚みは出てきてますけど、しかし第1話の彼は悩むだろうなぁ…

「ウチの社内人事は経営陣と管理部の業務なので、そこは調整お願いしますという感じです。
 でも、家は欲しいので、子育てが一段落ついたら、またやりがいをもって働きたいと思います」

…まぁこの記事をチェックした際に分かるだろうから、あとは悩ませときましょう…うん。
それにしても家を買うって夢があっていいですね。

「旦那とは『不労所得もほしいね』と話してるので、いろいろ考えますけど、いずれにせよお金がいるし、仕事で頑張ることもやりたいことの一つなので…」

ライフワークバランス重視型だけどどちらも頑張って取りにいくということですね。
それでは最後に、この会社のいいところと悪いところを教えてください。

「良いところは…人間関係はいいんじゃないでしょうか。スーパーとかではパートのお局さんとかで凄く強い人とかがいたけど、この会社にはいないので。
 休みが多いのも良いところかもしれません。土日祝日は当然として会社独自の休日もありますし。
 …あとは特に思い浮かばないですね。
 あっ、お給料は周りに比べればもらってる方だと思います」

…この給与水準で『もらってる方だと思う』とか…不憫すぎる…

「東京と比べても仕方ないですから。私たちが生きているのは佐渡島なので。
 悪いところは…悪いというより改善希望ですけど、夏が暑くて冬が寒いのはなんとかならないかなと…」

佐渡本社、スーパー古民家なので気密性は低いよね…柱も傾いてるし…。
第1話の彼をフォローするわけじゃないけど、この会社、実は最初は普通のオフィスでスタートしたんですよ。だけど、第2話の彼がね言い続けたわけですよ。『古民家とかで働きたい!』と。その結果創業半年でこの植田屋に引っ越すことになったのでござる。

「あーそうだったんですか…てっきり第1話の彼がブランディングの為に計算尽くでそうしたのだとばかり…」

あとは育児休暇中で知らないと思いますが、現在佐渡島内にウチの第二拠点を開設中です。
ここは気密性高いんで冬は暖かく、夏もエアコンバッチリ効きますよ。
あなたの所属している制作運営部が移転予定です。

「え…そうだったんですね。気密性が高いということはビルの一室とか、新築の一軒家とかですか?」

…蔵です。

「蔵…もついている一軒家とかですか…」

…正確には「土蔵」そのものです。
…なので…気密性…高いですよ…

「私たち…土蔵の中で働くんですか…そうですか…なんか快適なイメージわかないんですけど…」

第1話の彼が、『流れでそうなってしまった、後悔はしていない』と言ってましたよ。

「育休明けから土蔵へ出勤か…まぁそれもありかもしれませんね。今はイメージつきませんけど」

…夏は涼しく冬は暖かい職場環境へようこそ…


彼女は本質的には求める者である。
本質と変革の狭間でバランシングを模索し続けることは人生において重要な意味を持つだろう。
Always be yourself.

https://tane-creative.co.jp/inakadeweb/charcter/minori_i/

tane CREATIVE株式会社's job postings
3 Likes
3 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
If this story triggered your interest, go ahead and visit them to learn more