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趣味の打楽器の話

最近「カホン」という楽器を買いました。みなさんはカホンのことはご存知でしょうか。下のお写真のような箱型の、座って用いる打楽器です。

(マイカホン。お値段は3万円でした。上に乗ってるのは4ビートのリズムパターン基礎練用カンペ)

今まで楽器経験は皆無に等しく、また音楽自体にもあんまり興味がない。ましてやバンドで演奏するとかの野望があるわけでもない。なのにどうして買ったのかと言われたら困ってしまうのですが、シンプルに「叩くのが好き」なので購入しました。

私がテレワークしている岡山は自然が豊かな土地なので、休みの日は悠々と流れる旭川の水面に向かって、小一時間ばかりカホンを叩き鳴らして過ごしています。自然に身を委ね、心の赴くままにリズムを奏でていると気分がとても晴れやかになります。

心の赴くままとは言っていますが、好き勝手に叩いているわけではなく、一応Youtube上に一方的に思いを寄せている師匠がおりまして( TAKAFUMI PERCUSSION CHANNEL )、先生の基礎レッスン動画を見ながらひたすら練習しております。我流で練習するのとは異なって、動きの一つ一つが合理的で、一見遠回りに思えて着実に成長を感じることができます(もし我流で力任せに打ち鳴らし続けていたならば、今頃私は腱鞘炎でカホン生活を早々に断念していたことでしょう)。現在はベタな8ビートのリズムパターンを数個習得している程度で、ルーディメンツ(打楽器の基本的な奏法)やらフィルイン(アクセント的に挿入する即興パターン)やらはまったく遠い先の話なのですが、いつか自由気ままにカホンを演奏できる日を夢見つつ、まずは先生の教えに倣って手指のトレーニングなどを繰り返しています。

カホンは楽器の性質上、両手を用いますので、利き手だけに偏った演奏をしていると非常に発展性が乏しいです。私は左利きなので左手は幾分スムーズに動かせますが、右手は非常におぼつかない。なので日常生活でも気付いたときには右手を意識的に使うことで、左右のギャップを少しでも軽減できればと思っています。

ところで「右手は左脳(論理的思考)、左手は右脳(感性的思考)と繋がってる」みたいな話を聞いたことがありませんか? 実際には科学的根拠に乏しいらしいですが、カホンで右手を使うようになってから、何となく「論理的思考」が自然とできるようになってきました(単に思い込みかもしれませんが)。もし好きなカホン演奏を通じて、おまけに論理的思考も身につけられたらとても素敵じゃありませんか!? もっとも、そのような効果はあくまで「副次的なもの」と捉えており、過度に期待はしていないわけですが、好きなことが何か別のことに繋がる可能性、という観点においては「趣味をたくさん持っておく」のは悪い話ではないなと感じております。カホンを知ったおかげで、カホン以外の打楽器の知識も入ってきますし、今までの自分より世界が広がったように感じます。

まあ、当面は誰に披露するでもなく、単なる自己満足のためだけのカホン演奏ですが、もしそれなりに上手になったら他の人とセッションとかできたらいいなぁ、などと思っています。きっとずっと先の話になるでしょうが……

最後にカホンのソロ演奏動画をご紹介しておきます。いやあ、こんな風に演奏できたら、さぞかし楽しいだろうなぁ。

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