バケモノができるまで

はじめましてバケモノ代表の奥田です。
今回初めてWantedlyで経験者採用をします。
バケモノがどんな会社か。
バケモノができるまでの10年間の記録を書きますのでよかったら最後まで見てください。

01.　20歳のときに起業を決意

私は、関西学院大学法学部法律学科に入学。特許や知財関係の会社専門の弁護士になりたい！と意気込んでいましたが、入学早々に弁護士になることをあきらめました。

今は法律に関してもっと勉強したほうがよかったと一部後悔はありますが、当時は、活字が苦手、新しい発想やアイデアが皆無の学問をシャットアウト！

大学2回生に30歳でIT企業を起業しようと決意。たぶん、社会に出てスーツ着て人の下で働くイメージが自分にはなかったんです。今後、製造業だろうが、小売りだろうが、大きな意味ですべての業界がIT企業になるんだろうと予測し、10年間逆算して仕事しようと思いました。

02.　大学を半年留年

「起業だ、逆算だ」みたいなことを考えていたけど卒業式当日に留年が決定。上場企業から内定をもらっていましたが、内定取り消し。再度就活をすることに。なんだかんだでベンチャー企業から内定をもらいました。

大学を秋卒業後、入社までの半年間電話回線の切り替え促すテレアポのバイトをしていました。
入社した会社は、新卒採用のクリエイティブツール作成をテレアポで獲得する営業でした。

03.　ベンチャー企業での3年間

新卒1年目は東京銀座で働いていました。この会社は営業部門が東京、制作部門が神戸の三ノ宮でした。新卒研修は1日で終わり。名刺の渡し方とあいさつ。そのあと毎日終電近くまでテレアポしたり、上場企業の社長向けにお手紙を書いたり、マイナビに掲載している会社の採用直通電話番号のリストを作成したり。
秋ごろからディレクションをへたくそながら学び、何とか新卒採用に関するサイトやパンフレット等の企画をしていました。

1年目が過ぎたころ、制作部門に異動し東京から神戸へ。
家を探すにも時間がなく、大学の同級生8名と一軒家を借りてシェアハウスをしていました。

当時、デザインやコーディングなどは未経験でした。実務で覚えながら、なんとか作れるようになりますが、指導はスパルタ(笑) 　叩き上げで神戸に戻っても徹夜や終電の2年を過ごしました。
その後、三ノ宮の職場が閉鎖。私は上場企業に転職をします。
そして同時に個人で仕事を始めます。

04.　上場企業＋フリーランスの3年間

上場企業では主に、ディレクションとデザインをしていました。
とある会社にオンサイトとして派遣され、夕方まで従事。その後、自宅に帰りフリーランスの仕事を深夜までする3年間でした。
フリーランスの時に出会ったお客様は今もバケモノのお客さんとして続いています。

上場企業では、マーケティング・リスク管理・マネジメントの考え方を学ぶことができました。
そして2012年の12月バケモノ設立に向けて動きだします。

05.　設立はシェアハウスメンバーで

当時シェアハウスをしていたメンバー4名がボードメンバーです。

今の制作リーダーしているY.A／経理事務1名／アメリカ人1名／私。
社名は、企業をオオバケさせたいという意味を込めて、バケモノにしました。ガストのドリンクバー飲みながら20分くらいで決まった記憶があります。他には、「傾奇者」という社名候補がありました。（関連ドメインは今も持っています）

会社作る前に経理事務が世界旅行一周すると言ったので、iPadを支給して、今バケモノのキャラクターである「バケタン」のぬいぐるみを作成。世界中で撮影する企画をFACE BOOKにアップしながら旅をしてもらいました。

バケモノFACE BOOKより

旅行中に、会社の制度つくりや理念もいろいろ考えました。

【企業理念】
①おもしろく、おかしく、クリエイティブに
②社員の個性・考えを大切にし能力が発揮できる機会を提供する

【ミッション】　関わる人すべてを「オオバケ」させる
【ビジョン】　顧客の魅力と価値を引出し共に成長を続ける
【バリュー】　常にクリエイティブな表現とサービスを提供する

後は、10年間計画した総仕上げ。株式会社の設立をするだけだ！司法書士さんに会社設立のお願いをして、待つことに。当初は2013年7月31日設立で動いていました。オフィスも7月に借りて、回線も契約してという流れで。その時はまだ個人名でオフィス借りていました。

06.　バケモノが登記できない

2013年7月15日の海の日明けに電話が鳴りました。大阪の法務局で登記申請をしたところ、「バケモノという名前が公序良俗に反する」といわれた司法書士さんから連絡がありました。東京の法務局で審議するとのこと。（ほんまか知らんけど）お盆などもあり、時間がかかるようで、登記日がずれらしい。東京でも不可ならどうしよう、社名変更も考えました。でも、周りにはバケモノって会社ですと言ってるし。そして8月上旬に1本の電話が鳴る。

07.　バケモノ設立

「いけました」
司法書士さんはそう言いました。

以外にあっさり言われたので特に感情はなかったです。で直近の大安吉日を選んで2013年8月23日が会社設立記念日となりました。ここから銀行口座開設やオフィスの名前変更やら何かと3カ月ほど対応に追われていましたが、なんとかバケモノがスタートしました。結構準備期間設けてしたつもりが、結局直前でばたばたするんですね。。

以上設立までの記録でした。