こんにちは。プリモ動物病院グループで採用営業を担当している澤田です。
採用活動では「魅力を伝えること」が大切ですが、同じくらい重要だと思っているのが、“あえて言いにくいことも先に伝えること”です。
なぜなら、内定辞退や早期離職の多くは、能力不足ではなく情報のズレ(期待値のズレ)から起きるからです。
採用営業として、候補者の方にとっても、現場にとっても、誠実な採用をしたい。今日はそのために私たちが意識している「伝え方」をお話しします。
内定辞退は「条件」よりも「不安」で起きることが多い
もちろん勤務地や勤務条件、健康状態などが決め手になることもあります。
これまで沢山の学生とお話ししてきた中で、内定辞退に至った経緯を紐解くと、相手の不安要素にきちんと答えていなかった事が原因だと感じました。
- 入社後、きちんと育ててもらえるのか
- 職場の雰囲気や人間関係はどうか
- 自分の成長イメージが持てるか
- 想像している働き方とズレないか
転職を重ねた私自身、情報が足りないまま意思決定して「思っていたのと違った」と感じた経験もあります。
だからこそ、採用側としては、「いいこと」ばかりの安心材料だけでなく、判断に必要な情報を誠実に開示することが重要だと考えています。
あえて“言う”こと①:良い面だけでなく「大変な面」も具体的に伝える
候補者の方が知りたいのは、「大変かどうか」そのものではなく、
何が、どの程度、どう大変で、どんな支えがあるのかだと思います。
動物病院は、忙しい時期や時間帯がある仕事です。
そのときに私たちが伝えるのは、例えばこういう点です。
- 忙しくなりやすいタイミング(時間帯・季節)
- 忙しい時に現場がどう回るのか(役割分担・フォロー体制)
- 新人がつまずきやすいポイントと、支援の仕組み
- 任せ方の段階(いきなり丸投げしない設計)
ここを曖昧にしないことで、候補者の方は「入社後の自分」を具体的に想像できるようになります。結果としてギャップが減り、離脱の抑止にもなります。
あえて“言う”こと②:「合わない可能性」を丁寧に扱う
採用は、会社が選ぶ場であると同時に、候補者の方が環境を選ぶ場です。
ですから私たちは、合わない可能性があるなら、その点も丁寧に共有します。
プリモはチーム医療を前提にしているため、情報共有や連携、すり合わせが欠かせません。
そのため、以下の点は率直にお伝えします。
- 連携や報連相が苦手だと、最初は苦労しやすい
- 自己流に固執すると、成長が遅くなることがある
- ただし、できるようになるための育成の仕組みは用意している
ここを正直に伝えることは、突き放すことではありません。
候補者の方が納得して選べる状態をつくることが、採用の誠実さだと思っています。
あえて“言う”こと③:内定後の不安は「一緒に整理する」
内定承諾がゴールではありません。
内定後は周囲の情報が増えるほど、不安が強くなることもあります。
だからプリモでは、内定後も不安や疑問を抱えたままにしないよう、次のような接点を重視しています。
- 不安や疑問をいつでも相談できる窓口の設置
- 配属や働き方のイメージが持てる情報提供
- 現場の雰囲気を確認できる社内報の共有・実習・アルバイト
私は普段から、候補者の方に「何でも聞いてください」とお伝えしています。
これは気休めではなく、転職経験のある自分が、意思決定の前に“整理できる相手がいること”の大切さを実感しているからです。
カギは「誠実な情報開示」と「期待値の調整」
内定辞退を減らすために必要なのは、言葉を飾ることではありません。
- 大変な面も具体的に伝える
- 合わない可能性も丁寧に扱う
- 内定後の不安を放置しない
この3つを、候補者の方の目線で徹底することです。
採用で目指したいのは「内定を出して終わり」ではなく、
入社後に“ここで頑張れそうだ”と思える状態を一緒につくることです。