こんにちは、フェルクの木村です。
これまでの記事では、フェルクの考え方やこだわりをお話ししてきました。
今日は、もっと個人的な話をさせてください。
「なぜ、この会社を始めたのか」
その原点になった、ある “原体験” の話です。
正直に言うと、あまり格好いい話ではありません。
むしろ、いま思い出しても少し胸が痛む話です。
でも──フェルクという会社の根っこは、間違いなく、ここにあります。
目次
「ハードな方を選べ」──そう言われて、社会に出た
ある日、お客様に言われた一言
「自分は、今まで何をしてきたんだろう」
「ウェブで困っている人を減らしたい」
だから、僕は“正直”だけは譲らない
最後に
「ハードな方を選べ」──そう言われて、社会に出た
少しだけ、昔の話から始めさせてください。
僕には、学生時代に先生からもらった、ずっと忘れられない言葉があります。
「選択肢が2つ以上あるなら、ハードな方を選べ。結果として、最速でゴールに着く」
社会に出てから、僕はその言葉どおりに歩いてきました。
新卒で入ったのは、ウェブ制作の会社。
営業として、毎日とにかくもがいていました...。
楽な道ではなかったし、何度も心が折れそうになりました。
それでも「厳しい方が、自分は伸びる」と信じて、踏ん張っていたんです。
ただ──その頃の僕には、ずっと引っかかっていることがありました。
自社のサービスの「質」に、どこかモヤモヤを感じていたんです。
ある日、お客様に言われた一言
そんなある日のことです。
あるお客様から、はっきりとこう言われました。
「やってることは、詐欺師と一緒だよ」
頭が、真っ白になりました。
その場では、何も言えませんでした。
なぜなら──心のどこかに、思い当たることがあったからです。
「自分は、今まで何をしてきたんだろう」
その日から、あの一言が頭を離れませんでした。
「詐欺師と一緒」
否定したいのに、できない自分がいる...。
そして、ふと思ったんです。
「このサービス、家族や友人に、堂々と薦められないじゃないか」と。
自分が提供しているものを、大切な人に胸を張って薦められない。
それは、すごく辛いことでした。
「自分は、今まで何をしてきたんだろう」
その問いが、ずっと頭の中をぐるぐる回っていました。
いま振り返れば、この “葛藤” こそが、僕の人生の転機でした。
ただ走るだけじゃなくて、「正しい」と胸を張れる仕事がしたい。
その想いが、このとき、はっきりと芽生えたんです。
「ウェブで困っている人を減らしたい」
ただ「売る」のではなく、本当にお客様の成果につながることをしたい。
そう思った僕は、ウェブ解析士の資格を本格的に学び始めました。
そして、広告の世界に深く関わるようになっていきます。
そこで感じたのは、これまでにない手応えでした。
- 「自分が頑張れば、その分、お客様が喜んでくれる」
- 「数字で、成果がはっきり見える」
人の役に立っている実感が、ちゃんと返ってくる。
この感覚が、僕にはたまらなく嬉しかったんです。
やがて前職がウェブ広告の部署を縮小することになり、僕は会社を離れました。
最初は、学んだ知識を活かして企業研修の講師や、ご紹介で相談をいただくようになって。
仕事が増え、仲間が増えて──気づけば、フェルクという会社になっていました。
すべての出発点にあったのは、ひとつのシンプルな想いです。
「ウェブで困っている人を、減らしたい」
あのとき言われた「詐欺師」という言葉の、正反対の場所に立ちたかった。
それが、フェルクを始めた理由です。
だから、僕は“正直”だけは譲らない
あの一言を聞いて以来、僕の中で、絶対に譲れないものができました。
それは、「正直であること」です。
お客様にとって本当に意味のあることを、たとえ言いにくくても、正直に伝える。
自分の仕事を、大切な人にもまっすぐ説明できる状態でいる。
きれいごとに聞こえるかもしれません。
でも、これはきれいごとではないんです。
僕自身が、「薦められない」という辛さを、身をもって味わったから。
だから、譲れない。
フェルクの価値観は、立派な経営理論から生まれたものではありません。
僕の原体験から生まれています。
会社の根っこが、自分の人生とつながっている。
それが、僕にとってのフェルクなんです。
最後に
もし、いまの仕事に「これで、いいんだっけ?」という違和感を抱えているなら。
その感覚を、どうか大事にしてほしいと思います。
僕は、あの違和感から、人生が変わりました。
モヤモヤは、次に進むためのサインかもしれません。
フェルクは、「正しいと思えること」を、まっすぐやりたい人の集まりです。
完璧な会社ではありません。
それでも、自分の仕事を誰かに胸を張って話せる──そんな場所でありたいと、本気で思っています。
少しでも「この考え方、いいな」と感じてくれたなら、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししましょう。
あなたが仕事で「これだけは譲れない」と思うことも、ぜひ聞かせてください!