ゼロイチの経験がしたくて、本業を複業に変えて参画しました。
はじめまして。株式会社 AmbiRise の塚原と申します。北海道札幌市に住む1児の父です。2020年6月より AmbiRise へ参画しました。
2020年9月 現在、Ambirise にはプロパーの社員はおりません。メンバーはパラレルワーカーであったり、パートナー企業の一員として参画しています。私もパラレルワーカーとして、他社の情報システム部門で働く傍ら、Ambirise の立ち上げに参画しています。
本記事では一メンバーの目線で、私がAmbiRiseに参画したきっかけと、事業に寄せる思いについて記したいと思います。
AmbiRise に参画したきっかけ
私が AmbiRise に参画したきっかけは2つあります。1つは社長の田中と以前から面識があったこと。もう一つはパラレルワーカーとしてのキャリアを歩み始めたことです。
社長の田中は、私の前職でのクライアントの一人でした。当時の田中は、市役所の情報システム部門の職員として庁内システムの刷新に奮闘しており、私が当時所属していた企業がPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の支援をしていました。
当時田中らが奮闘していた「発注者がシステム開発を主導する」という取り組みは、自治体界隈において全国でも類をみないチャレンジングなものであり、プロジェクトのステークホルダーは文字通り死に物狂いで戦っていました。当時のステークホルダーの間には、発注者/受注者といった垣根を超えた「戦友」としての絆があります。そんな背景から、田中が起業したとき、なにかしらの形で応援したいと思いました。
パラレルキャリアへの移行
田中が起業したタイミングで、ちょうど私もパラレルワーカーとして新たなキャリアを歩み始めたところでした。パラレルワーカーとは複数の「本業」をもつ生き方のことです。数年前にベストセラーになった「ライフシフト」という書籍の影響を多大に受けています。
ライフシフト(Amazon.co.jpより引用)
パラレルキャリアは、ひとつの職場では得られない、多様な経験を求める方に向いています。私は、現職のコーポレートエンジニアというポジションにこだわりがあるものの、複業で得た経験を現職での経験に「掛け算」することで、より付加価値を発揮する人材になりたいと考えました。複業によって現職をおろそかにするのではなく、むしろ成長して、よりビジネスに貢献する、という欲張りな考え方です。
1年ほど前からパラレルキャリアへの移行を検討しており、思いきって現職の上司に相談したところ、私の考えに理解を示していただき「複業」という働き方を認めてもらいました。寛容な対応をいただき、本当に感謝しています。
二つ目の「本業」を選択するにあたって
「スタートアップで、会社をゼロから立ち上げる経験がしたい」
「行政・公共ドメインの経験を活かして、 GovTech にチャレンジしたい」
と考えました。その双方を満たす出来立てほやほやのスタートアップ、それが AmbiRise でした。思い立ったらまずは行動するのが私の数少ない取り柄でして、自ら田中に売り込み、晴れて AmbiRise の立上に参画することとなりました。
AmbiRise での役割
AmbiRise における私の主な役割は以下のとおりです。
第一弾サービス「Haratte」の開発支援
(計画策定、トラブルシューティング、規約策定、etc)
採用活動
(候補者のペルソナ定義、求人文書作成、面接、etc)
コーポレートスタッフ
(社内システム導入、社内規定策定、etc)
サービス開発支援ではシステムの設計やデザイン、コーディングといった王道のアクティビティ以外に発生する、些末なタスクや課題を拾ってつぶしていくことが多いです。スクラム開発の方法論におけるスクラムマスターのような存在です。タスク整理や進捗の可視化のための仕組み作りもして担当しています。
採用活動については、先日リリースした「プロダクトマネージャー」のような AmbiRise のプロパー社員のJob Description(求人要件)を田中とともに作成しています。面接も担当予定です。
コーポレートスタッフは、AmbiRise の企業活動で発生する諸活動について、田中からのこぼれ球を拾っています。
いずれも手が足りてないところを拾う形であり、役割は動的に変わっていきます。スタートアップの立上では、人がいない状況でいかに素早く仕組みを作り上げていくかが肝だと思います。幸い守備範囲の広さと好奇心の旺盛さには自信があるので、できるできないに関わらず、まずはやってみるの精神で取り組んでいます。
AmbiRise で働く意義
とにかく刺激を得ることができます。立上中の企業およびサービスなので、日々の進捗が激しく移り変わります。ちょっと目を離すとプロダクトがガンガン機能追加されています。
チームは少数精鋭で、社長の田中を含めても全部で10名に満たない体制です。各人が1人サブチームといった体で、デザイナー・エンジニア・ビジネス設計とそれぞれの領域を責任をもって遂行しています。
なにより、社長の田中の営業力やプロモーション能力が神がかっており、設立から半年にも満たないにも関わらずリードとなる顧客をガンガンとってくるのです。元「中の人」として行政職員の心をがっつり掴んで離さないトーク、ブログを書けば1000人単位で Like が飛び交う心揺さぶる作文能力(本人曰く「エモ散らかす」)、引合は引きも切りません。
(正直「もうお腹いっぱいですから…(´;ω;`)」と思うこともしばしば…なのは秘密です(笑))
なにより、大きな変革が期待されている行政領域の DX を加速する一助を担えることは、これ以上ない「報酬」だと感じています。
一緒にゼロイチの経験をしましょう!
田中自身の言葉にもありますが、とにかく人が足りません。市場から求められる期待に応えるには、まだまだスピードを上げていく必要があります。そのためにはこのページをご覧いただいている皆さんの力が必要です。
パラレルワーカーとしての参画も大歓迎なのですが、社員として、フルコミットしてくださる人材を強く募集しています。私はこだわりがあって複業として参画していますが、フルコミットすることで得られるものも大きいと感じています。
冒頭で申し上げたとおり、AmbiRise には現在、プロパー社員がおりません。今ならサービスも組織もゼロから作っていくことができます。社長の右腕として、福利厚生や給与テーブルさえも一緒に作り上げていくことでしょう。
同じ理念に共感する仲間として、一緒に働ける日を、心待ちにしています。