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選択肢がない、という思い込み
片道10キロの通学路を自転車で走る。クーラーのない家で夏を過ごす。友達の家が新築で、自分の家は築何十年。シングルマザーの家庭で3人兄弟の長男として育ちました。
裕福ではなかったけれど、不幸だったわけではありません。ただ、「自分にはこれくらいが相応だろう」と、無意識にキャップをかけていた感覚はあります。
高校3年の時、一人暮らしを始めました。周りは「無理だろ」と言いました。そこから週7でバイト、学校が終わったら即仕事。傍から見れば無謀だったと思います。
結果どうなったか。卒業時、その高校で一番高いレベルの大学推薦をもらいました。手のひらを返した周りの反応を今でも覚えています。
この経験が、自分の原点になっています。「できない」のではなく「やっていないだけ」。そして多くの場合、やれない原因は本人の能力ではなく、環境にある。
年商200億のクリニックグループで見たもの
大学卒業後、就活もせずバックパッカーでもしようかと思っていましたが、考え直してベンチャーに飛び込みました。大手に行く気はゼロ。他の人と同じレールに乗る生き方は自分に合わないとわかっていたからです。
入ったのは、後に全国23店舗・年商200億円に成長するクリニックグループ。内定者インターンから朝10時〜深夜3時、土日も仕事というハードな環境で、社会人の基礎体力を叩き込まれました。
その会社では、人事、営業、店舗統括、事業企画と、ビジネスサイドのほぼすべてを経験しました。営業KPIの設計、月商2億のリピート販売の仕組みづくり、データ基盤の構築、営業戦略・100名以上の組織設計。20代でこれだけの経験ができたのは、環境のおかげです。
同時に、たくさんの人を見てきました。自分より明らかに優秀なのに、環境が合わなくて力を発揮できていない人。「自分はできない人間だ」と思い込んでしまっている人。能力の問題ではなく、能力と環境の掛け合わせの問題だと痛感しました。
なぜ「LiberBase」なのか
自分の人生を振り返って、幸せの正体は何かと考えたとき、一つの答えにたどり着きました。自由であること。
ここでいう自由とは、人生の選択において、自分の意思だけで決められる確率が高い状態のこと。それを阻むのは「時間」「お金」「体力」の3つだと考えています。
LiberBase(リベルベース)という社名は、ラテン語で「自由・独立」を意味するLiberと、基盤を意味するBaseを組み合わせたものです。自由の基盤となる場所を作りたい。頑張った成果が正当に報われ、還元される環境を作りたい。事業はそのための手段です。
今やっていること
現在、美容クリニック・医療法人の経営支援をしています。「外からアドバイスする」のではなく「中に入って実際に動かす」スタイルです。
医師という素晴らしい専門性を持ちながら、ビジネス面の課題で本来の力を発揮しきれていないクリニックが数多くあります。売上は院長の腕で立つ。でも、利益が残る構造は誰かが設計しないと生まれない。その「誰か」がいないのが、クリニック業界の構造的な課題です。
今、代表の自分一人で複数のクリニックを支援しています。ここに1人目の社員を迎え、一緒に会社を作っていくフェーズです。
最後に
「これくらいでいいや」と思っている人に、言いたいことがあります。
それは本当に「これでいい」と思っているのか。それとも、「自分にはこれ以上は無理だ」と決めつけているだけなのか。
もし後者なら、環境を変えれば変わる可能性があります。自分がそうだったから。
一緒に会社を作りたい人を探しています。