今日はマネジャー小久江の経験を通して、We Care Japanに入社して感じる成長環境を対談形式でお送りします。
転職先として大手とスタートアップで迷っている方、スタートアップのリアルな成長環境について知りたい方に読んでいただければと思います。早速行ってみましょう!
小久江 貴弘 経歴 株式会社We Care Japan スマートシニア入居相談室 マネジャー 2011年から約10年間、外国人の人材派遣・紹介事業を運営するベンチャー企業で営業管理職を経験。MVP受賞。外国人が日本で生活していく上での困りごとや日常生活の些細な相談など、業務に限らず深く関わる。2020年にWe Care Japan入社後、現在、スマートシニア入居相談室(高齢者向け住まい探し)相談員として従事。 何が、どう違うの?大手とスタートアップ 杉本(以下、杉):小久江さんのお話しに入る前に、そもそも大手とスタートアップってどんな違いがあるでしょう。
小久江(以下、小):分かりやすいところでいうと、組織に関する部分でしょうか。 大手は、多くの従業員が一つのプロジェクト・部署に携わり、分業していることがほとんど です。例えば営業でいうと、取引先の規模(SMB・エンタープライズなど)や、役割(フィールドセールス、インサイドセールス、代理店営業など)によって担当者が分かれていますよね。また、1つの商談についてもヒアリングからクロージングまでのプロセスで、それぞれスペシャリストがいる企業もあります。
杉:業務それぞれに標準化されたマニュアルがあり、分業しているため専門性を上げるという観点でいうと、短期間でスキルアップができます。
小:分野に特化した成果を残すという面では、スペシャリストを育てやすい環境だと言えますね。
杉:組織の部分でいうと、 スタートアップは限られた人数で何でもやる必要があるので、営業やマーケティング、経理、採用など、業務の垣根はありません。
小:業務内容問わず、何でもやる必要がありますからね。前提として、 1つ1つの仕事で成果を出した人に仕事が集まるので、マルチに成果を出す必要があります。 仕事の幅が広がると同時に、個人の裁量権も増えますね。
杉:ジェネラリストのイメージですね。ただ、人それぞれ軸となる業務はあるので、業務のスキル・知識が広く浅くになる可能性があるのは気を付けたいところです。
小:そうですね。限られた時間で、何にどれだけ時間を使うか重要な判断が必要です。何でもやる分、業務過多になりやすい面もありますね。
杉:仕事の精度を上げるためにも、PDCAのC→A→Pを行動(D)しながら考えることで成長速度を上げています。
小:成長スピードの部分ですね。企画1つとっても、大手だと決裁者が複数いるので、「1つの企画が形になるのに、数年かかることもある」と聞いたことがあります。スタートアップだと、事業規模にもよりますが基本的に3ヶ月スパンで企画から実行までを実施するケースが多いです。大手からベンチャーに転職した友人は、「基本的に大手だと毎日同じ業務をやるから、そこに関する知識はつくけど、それ以外は全く分からない」「ベンチャーでは、初めて聞く用語や担当する業務が多くて戸惑ったけど、爆速に成長している実感が持てる」とも言ってました。
杉:大手とスタートアップ、それぞれの良さがありますね。私なりに、このお話を元に大手とスタートアップの比較をまとめてみたので、参考にしてみてください!
スタートアップで成長できる人って? 杉:大手とスタートアップの違いが分かったところで、スタートアップで成長できる人って、どんな人でしょう。
小:そうですね、大きく3つあると思っていて、最初に、 できない理由よりできる理由を探せる人 だと思います。大手の場合、1つの企画が社長の承認を得るまでに、営業やマーケティング、経理など複数の部門それぞれの視点で意見交換されます。資金や人材リソースを費やす分、リスクは最小限に抑える必要がある。スタートアップはリスクをとって、できる理由を探すしかないんです。
杉:スタートアップは資金も人手も大手と比べて少ないですからね。時にはリスクを恐れず挑戦することも必要で、そんな時に 「どうすれば実現できるか」考えられることが大事 になるということですね。
小:リソースが限られる分、リスクを取りながらも結果に対する迅速な課題解決と柔軟なアイデアが求められます。多方面にわたるインプットとアウトプットが重要です。
杉:そうすると、いろんな業務をマルチにこなせると良さそうですね。
小:そうなんです。スタートアップで成長できる人の2つ目だと思っていて、T型人材と言われるような人です。 主軸となる職種はあるけれど、他の分野にも明るい人 ですね。
杉:T字の縦が専門性の深さ、横が知識の広さを現しているという、人材タイプの分類ですね。はじめからマルチタスクで業務が出来る必要はありませんが、同僚や上司の業務に興味を持ったり、「自分だったらどうするかな」と考えられると良さそうですね。素直で、興味関心が広くて、吸収力があると良いかもしれません。
小:そうですね。自分のやり方に固執してると、そこから先の成長ってないと思うんです。周りに目を向けて、他の人のやり方を見聞きして、『とにかく言われたことをやってみよう!』という素直さが大事だと思います。私は増野(代表)に『頑固だな』とよく言われていますが.....。
杉:特に、自分のやり方で一定成果が出ている方は、より凝り固まってしまうのかもしれませんね。その方が楽ですし。
小:確かに楽です。ただ、自分の評価軸を増やすためにも、学ぶ姿勢とフィードバックを受け入れる柔軟性は必要です。そうしないと成長って止まってしまいます。
杉:コンフォートゾーンからの脱却ですね!
小:はい!3つ目は、 ハードシングスを乗り越えられるメンタル だと思います。スタートアップは、企業の社会的信用がない中で関係各所の信頼を勝ち取る必要があります。
杉:創業間もない頃は、まだパンフレットもなく、自宅で印刷した名刺で営業周りをしていたと聞いています。今、懇意にしていただいている企業様とも、コツコツ実績を積み重ねて良い関係を築けるようになりましたが、創業間もない頃は門前払いもあったと聞きます。
小:良い関係を築けるまでに時間がかかるのは当たり前!自分たちの存在、サービス、提供価値が、お客様と関わる企業様の役に立っていること伝えるスキルを身に着け、1つ1つの業務に責任をもって取り組み実績を積む、粘り強く淡々と業務をこなす、こうしたこと先に揺るがない気持ちが養われるのではないかなと思います。
We Care Japanのチャンスは予測不能!?
杉:ここからは、小久江さんが入社されてからのことをお聞きします。小久江さんは2人目の社員として入社されました。その頃は、口頭での説明と営業同行を中心に業務を覚えてもらいました。
小:はい。基本的に口頭とホワイトボードでの説明が中心で、まとまっている研修資料はありませんでした。同行の行き帰りに必死でメモしたり、杉本さんにもよく聞きましたね。その後、自分の知識の確認も兼ねて、研修でも使える営業資料の整理をしました。 自分たちで、Notionなど使い、ナレッジ共有のベースを作れるという意味ではこのフェーズでないと経験できないこと です。
杉:どんな内容なら新人さんに伝わるか、過不足はないか、使いながらブラッシュアップしていますよね。土台作りから始まった当社での営業も、1年が経つと他の業務も並行してやるようになりました。
小:そうですね。老人ホーム検索サイト「スマートシニア」のサイト開発に携わりました。突然、増野から「小久江くん、やるぞ!」と言われて。開発会社やエンジニアとの打ち合わせに同席させてもらいました。SEOやUI/UX、ペルソナなど初めて聞く言葉が多すぎて、最初は訳が分かりませんでした。
杉:二人三脚で取り組んでいましたね。
小:はい。増野は日頃から、サイト構築や仕組みに関する外部研修で勉強していたので追いつくのに必死でした。一時期、営業数字が落ち込んだこともありました・・・優先順位もぐちゃぐちゃで「よく分からない」状態になって。
杉:そんな時、タイミングよくランチに誘ってくれるんですよね。
小:そうなんです。ここぞという時に、「ランチ行くぞ!」って。その時に、頭の中をバーッと整理して、何から手を付けるかハッキリさせることを心がけています。
杉:美味しいご飯も食べられて、一石二鳥ですね。とにかく業務量が多いので、どんどんやらないと終わらないというのはありますよね。スピード感という部分にも繋がると思いますが、どんな場面で「スピード感をもってやっているな」と感じますか。
小:打合せの場に増野がいるので、決裁に時間がかかりません。確認のために間を通す人がいませんから。 打合せから決裁まで、その場で行うことがほとんど です。こちらも「あれって、どうなったかな」と気にしなくていいので楽です。
杉:意思決定の速さは、業務を進める上で重要なポイントですね。
小:はい。検討から実行までが速い分、多くのことを経験できます。やってみて分かることもあるじゃないですか。これはダメだったな、じゃあこっちはどうかな、と試す回数が増える分、自分の血肉になる感じですね。
杉:意思決定を早くするために、意識していることはありますか?
小:目的に合わせた準備を徹底することでしょうか。打合せの場で判断材料がないと、みんなの時間を無駄にすることになりますし、業務も止まってしまいます。 打合せのゴールには、どんな材料、情報があれば決められるか考えて情報収集しておくとスムーズ です。これも、増野に教わったことですが。
杉:最初は大変ですが、『準備の型』ができた後は当てはめて考えればよいので、後が楽ですね。
小:はい。サイト開発では大変な思いもしましたが、ユーザーファーストにこだわった分、サービスに対する愛情は誰にも負けません。本業である営業でもユーザーの声を拾うことはできますし、それを社内に持ち帰って方向性を決めて、開発業者に依頼する。一連の業務に携わることで、業務の幅がぐっと広がりました。
杉:キャリアアップにも繋がりましたか?
小:そうですね。任せてもらえることが増える分、成果を出せば評価もあがることを実感できました。
杉:増野とは、定期的にキャリア面談も行いますよね。大前提として、自分がどうしたいかが大切だと常々言われています。その上で、目標をどう達成するかが重要だと。
小:はい。いわゆる出世コースのようなレールがあるわけではありません。レールがない分、自分の目標と結果次第で大きくポジションと給与を上げることもできるので、自己実現の夢があると思います。
杉: 短期間でグッと成長したい人、なりたい姿がある人にとっては、そのための経験ができる環境 ですね。もちろん誰と一緒に働くかも重要なので、そこはランチで顔を合わせています。
小:私も、はじめはオンラインでカジュアル面談でしたが、おふたりとそれぞれ話した後にランチで顔を会わせました。
杉:お会いする時は、営業同行や訪問の合間にカフェで振り返りをする場面をイメージすることが多いです。「この方とこんなコミュニケーションが取れるかな」「お互い遠慮しすぎないかな」など。
小:もちろん、実際に働いてみないと分からないこともありますが、この人数の今だからメンバー全員と顔を合わせた上で入社を判断できることを考えると、自分で上司やメンバーを選べるのは大きなメリットだと思っています。
どこにいっても楽じゃない。けど、大きく夢を描くとしたら・・・? 杉:最後に、ここまで読んでくださった方にメッセージをお願いします。
小:はい!正直、どの企業に入社しても、楽なことってないです。その中でも、 スタートアップは、人・物・金・情報というリソースがない中で、「どう0→1を作るか?」を経験できる貴重な環境 です。
杉:当社としては福利厚生も整えているので、是非こちらの「価値観」も一度目を通していただきたいですね。
小:例えば、課題図書は毎週実施していて、自分の課題と解決策を具体的にします。シャッフルランチは増野も交えて行うのですが、オフィスを離れたリラックスした場で業務のアドバイスをもらえるので業務を大きく進めることができたり、事業の方向性や今アンテナが立っていることを聞くことで、先を見越した準備ができます。
杉:ストックオプションも、今の事業規模ならではのメリットです。スタートアップであれば、早期の段階から提供されることで、企業の成長に伴って大きなリターンになります。モチベーションも上がりますね。
小: 0→1の経験はどこでも通用するビジネスマンとしての基礎になり、それに伴った報酬を手にできる環境は、10名以下の今だからこそ 、ではないでしょうか。もし一歩踏み出せない方は、業務委託やインターンから始めてみても良いのではないでしょうか?身体にも脳みそにも、是非一緒に汗をかきましょう!!
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