株式会社TRIVE GROUPでmediable(メディアブル)の事業責任者をしております柴田です。
前回の自己紹介では、真面目に不真面目に滑った感がありましたので、今回は珍しくいたって真面目に書かせていただきます(笑)
mediableは『動画クリエイター向けサブスク型クラウドファンディング』という新しいポジションのサービスで、クリエイターエコノミーど真ん中のサービスです。クリエイターが収益を確保しながらより自由にクリエイティビティを発揮できるプラットフォームを目指しています。
昨年の9月にリリースしてから、規制強化やアルゴリズムの変更により自分の力ではどうにもできないという不安が大きくなってきたYouTuberさんや、経営者やプロスポーツチームの方々に、動画をメインコンテンツにした”オンラインサロン”や”ファンクラブ”のように利用され始めています。
海外でも日本国内でも、”クリエイターエコノミーがこれからくる”と言われています。
僕なりに簡単にいうと、
「インターネットの力により、名もなき個人が個性を発揮し、お金を稼げるようになっていく」
ことだと、思います。稼げるだけでなく、
個性を発揮することで、好きなひととつながれたり
努力や才能を評価され応援されていく
といった、優しい世界に近づいていくことだとも思っています。
mediableでより優しい世界によりはやく近づいていくために、今起こっているクリエイター環境の変化や、実際にうまれはじめているクリエイターの行動の変化の芽吹きポイントを捉えて、プロダクトにも落とし込んでいくために、ビジネス側も、エンジニアも、デザイナーもクリエイターさんひとりひとりに向き合って事業を進めています。
ちなみにちなみに、mediableはエンジニアが全く足りていません…(笑)「動画事業に興味ある」「事業作りをしたい」エンジニアさん、ちょっとお話だけ軽く30mなど大歓迎ですので、お気軽にTwitterにDMください!インターン生も、お話だけでも大歓迎です!
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さて、今回の「気になったサービス」シリーズですが私は2回目なので、クリエイターエコノミー領域で気になったサービスを中心にピックしたいと思います。
1回目のものや他の人が紹介しているものもありますので、気になる方はこちらからチェケラしてみてください。
1. リラクゼーションASMRプラットフォーム「gettingles」
YouTubeからASMRのクリエイターを切り出した、ASMR特化のプラットフォーム。
YouTubeだと、寝落ちする時にASMRの動画を聞いているときに広告が差し込まれるという最悪の問題が起こってしまいますが、gettinglesは広告なしで無料で楽しめるASMRサービスとして2017年にリリースされました。
宣伝を全くせずに、リリースしてから1年間で200人のクリエイター、MAU6万人でDAU/MAUが1/3を超えるという成長を見せるコミュニティの熱さがすごいなと思います。
ファンコミュニティの熱量がすごい”ASMR”と同じように、熱量がすごい領域があるだろうと思いながらその熱量をより熱くさせるプロダクトはどんなものだろうと妄想を膨らませながらアンテナをはっております。
この領域あついよ!とご存知だったりコミュニティの中にいる方はぜひ教えてください!!
2. コンテンツショーケースサービス「Jemi」
instagramerが多く利用しているlinktreeと同じような使用感で、自分のデジタルコンテンツやグッズの販売、メンバーシップ等をクリエイターがやりたいことがほぼすべてできてオールインワンサービスです。
このサービスが気になった点が、リプレース先のサービスとなぜ勝てるのかを公式サービス内で明言していることです。公式ホームページ内で、リンクをまとめる機能としては「linktreeをリプレースします」、「コンテンツ販売ではshopifyをリプレースします」、「メンバーシップ機能はpatreonをリプレースします」、「よりよいpatreonです」と堂々と宣言しているあたりがすごいなと。
オンボーディング導線もしっかりリプレースを強く意識した機能があります。
リファラルを起こすインセンティブもしっかり提供しています。
後発の戦い方として、リプレースと浸食を強く押し出した設計がすごいなと感じました。
3. クリエイターの資金管理SaaS「Stir」
YouTuberやポッドキャスター、その他ファンコミュニティを運営しているクリエイターが自分の収益を管理できるツールです。
他クリエイターとコラボをした時の収益分配や、複数のプラットフォームの収益をまとめたり、支払い管理ができたりと、クリエイターのおかねの流れに関連する課題をすべて解決しようとするものです。
クリエイターのジャンルをバーティカルに切り出すのではなく、すべてのプラットフォームに機能で勝つのではなく、プラットフォームに依存しない収益管理ツールとしてポジションを確立する感じ、かっこいいですよね。
クリエイターエコノミーの波にのって、プラットフォーマーを目指したくさんのサービスが乱立していますが、ゴールドラッシュの際に稼いだリーバイスのようなサービスになりそうな予感がしています。
4. 動画収益最大化ツール「jellysmack」
Jellysmack - The Global Creator Company
Facebook, Instagram, Snapchat, TikTok, Twitter, YouTube... These platforms are not one size fits all. Creators don't have the time, skills, and resources to become experts on each of them. But we do. Powered by our unrivaled technology, we analyze, edit,
ソフトバンクのビジョンファンドが出資したことで有名ですよね。AIと専門知識を組み合わせて、著名クリエイターの動画をプラットフォームごとに最適化させて収益を最大化させるツールです。独自のテクノロジーを生かして、コンテンツを分析、編集、テスト、配信してファンを増やしたり熱量を高めたりしているようです。
著名なクリエイターの動画コンテンツを、他のプラットフォームに展開していく手間や時間をテクノロジーで解決し、機会損失を防ぐと言われると簡単に聞こえますが、海外の有名クリエイターのフォロワーの増え方をみていると「すご...。」ってなります。
最近では、強いコンテンツを配信するメディアの王様であるTVの一強から、アルゴリズムに応じて好みや行動履歴に応じてコンテンツがを表示されるので、「昨日のめちゃイケ見た?」とか学校で話すような世界観ではなくなっていますが、ひろゆきさんの切り抜き動画があらゆるプラットフォームで再生回数が伸びているのをみると、IP(キャラクター性)の強いコンテンツがを、プラットフォームごとに最適化されてばら撒かれると、みんな気になるからアルゴリズムによらずコンテンツが表示されて、より認知され、一層ファンが増えて、収益もあがるから最強ではないか?
となると、切り抜きではないもののjellysmackみたいな強いクリエイターのコンテンツをあらゆるプラットフォームに最適な形で展開しまくるってのはめちゃくちゃ最強やん…
とも思っています。
だれもがYouTubeをはじめて、コンテンツ量が飽和し、昔みたいに「○○やってみた」系の動画では再生回数が伸びない現状で、様々な領域で個性や専門性が強いチャンネルが伸び始めてきてはいるものの、jellysmackのクリエイタープログラムに参加しているような強いクリエイターのコンテンツはどこまで伸びてくるのか要チェックだと思ってみています。
5. コミュニティSNS Yay!
最後は国内のYay!(イェイ)です。クリエイターエコノミーとは逸れてしまいますが、”インターネット上での居心地の良さ、あったかさ”をmediableでは大事にしたいと考えていて、それは一体どういうものなのかの参考にYaY!をちょくちょく触っています。
「酸素を吸って、二酸化炭素を出せます」や「誰かの転生です」等のユニークな人もいれば「東北住み専門学生2年生」といったリアルなプロフィールの一部を公開する人もいます。
リアルな自分よりも、SNSでのアカウントをより重視した人生を歩んでいく人たちが増えていく(インスタの写真命!みたいな)と個人的に思っていて、その過渡期に主にデジタルネイティブ世代に対して居心地のいい場所を提供したんだろうなー、昔だったら2chとかニコニコとかが近いのかなー、居心地の良い要素ってなにで、どう変わってきていて、これからmediableに参考にするにはどこかなーと考えながらチェケラしています。
最後に
クリエイターさんは、自分の本業や得意なこと、これからやりたいことに専念してるだろうししたいと思ってると思っています。そんなクリエイターさんに対して、よりよい環境にしていくにはなにがよいのか、少し先を見通して「そうそう、これこれ!」と思ってもらえるような環境を準備してあげられるようにサービスをチェックしています。
弊社は全員が事業家を目指していて、実際事業に全力でコミットしています。
こんな環境で一緒に事業を成長させたいエンジニアさん、下記募集またはTwitter DMからいつでも気軽にお声がけくださいね!
世の中を変えたい、新しい常識を生み出したいという想いがある方、新規事業が気になりますとか、mediable気になりますとか、「ともだちに、、、なってやっても、、いい、よ、、、」ていうエンジニア以外の方もぜひお茶しましょう!!!