こんにちは！プレステージ・インターナショナル 海外ミドルオフィスの広瀬です。
今回は、山形BPOパークで従事されている外国籍従業員フェルさん（カバー写真右）とシャンジョイさん（カバー写真左）のインタビューをお送りします。

フィリピン人のお二人は2024年9月に企業内転勤で日本に赴任されました。11月に山形出張の際お目にかかり、偶然にも2日間に渡りご一緒する機会に恵まれました。日本に来られてから3カ月に満たないお二人の、原寸大のお姿をレポートいたします。当社は日本での外国籍人材雇用を推進しており、外国籍従業員数が増加しています。彼らが異国の地でどんなことを感じ、どんな想いで働かれているか、当社の働く環境について、少しでもイメージいただけると嬉しいです。

話を聞いた人：Miryfel Cocjin（フェルさん）※下記写真左
所属部署：日本語医療保険サービス
日本PI入社：2024/09/02 　
経歴：マニラの日本語メディカルサポート　ドキュメントスタッフスーパーバイザー
趣味：映画鑑賞、料理、お菓子作り
好きなこと：モノトーンカラー・ミニマリストデザイン・エコフレンドリーで持続可能に作られた製品
好きな日本語：おはようございます・ありがとうございます・ください

話を聞いた人：Christian Joy Ornopia（シャンジョイさん）※下記写真右
所属部署：日本語医療保険サービス
日本PI入社：2024/09/02　
経歴：マニラのPIでの勤務歴7年。契約社員からスタートし、事務正社員、そしてオペレーションのスーパーバイザーに昇進後、人材育成や売上管理を担当
趣味：いろんな音楽を聴くこと、読書（本やブログ等）、鑑賞（アニメ/映画/お役立ちビデオ等）
好きなこと：色んな場所に旅すること、一日の終わりに公園で過ごすこと、新しい発見をすること
好きな日本語：かわいい、おいしい、やさしい、わくわくする

※インタビュー中、当社社名プレステージ・インターナショナルは「PI」と略称にて記載いたします。

日本で働くことについて：Working in Japan

ーーどんなきっかけで日本で働くことになったのですか？
おふたり：
マニラ支社で働いている時、上司から日本で働くことに興味があるかと打診されたのがきっかけです。これはなかなかないと思い、チャンスをつかみにいきました。

フェルさん：
私の夢は海外で働くことでした。人生は1回きり、海外に行ったこともありませんでしたが、挑戦する選択肢しかありませんでした。大きすぎる挑戦だったのか、最初は苦労の連続でした。でも同僚のサポートのおかげで、時間が経つにつれて少しずつ改善してきています。日本赴任直前に家族に伝えたのですが、私の夢を理解してくれ、家族は全面的に応援してくれました。家族の理解があったからこそ、実現できたと感謝しています。

シャンジョイさん：
実は私も同じ状況でした。海外赴任を考えている方は前もって、「家族と離れて暮らすこと」、「違う文化で生活すること」をしっかり覚悟をもって準備しておくことをおすすめします。ただし、事前に考えすぎる必要はありません。ポジティブな言い方をすると、日本は便利で、良い経験ができます。まず日本に来て働き始め、周りをよく見、理解を深めていけばアジャスト（適応）していくことができるかと思います。


ーー日本では手に入らなくて困ることはありますか？
シャンジョイさん：
フィリピンでよく見ていた、冒険系アニメは当たり前ですが、日本では音声が日本語で、英語のサブタイトルがないので悲しいですね。でも物理的に手に入らなくても、IT化社会では案外得れる情報があります。例えば教会のミサは、アメリカのオンラインミサに無料で参加したり、工夫しています。


ーー苦労がある中でも、日本で働いてよかったと感じることは何ですか？
フェルさん：
私たちが到着した日から今に至るまで、会社のサポートと絶え間ない努力に心から感謝しています。正社員として生活することには責任があります。しかも海外でその責任を全うするとなると、当然大変なことで仕方ありません。でも必ずそこに手厚く支えてくれる環境があるということは日本ならではで、本当によかったと感じています。

また日本に来るまでBPO（アウトソーシング業務）全体のプロセスは知らなかったので、業務理解が深まったと感じます。マニラにいるときは、目の前の書類がどのように処理されていくのか、俯瞰したイメージが持てなかったので、今後の職業人生に役立つ経験ができていると感じています。

シャンジョイさん：
とにかく「全て」よかった！日本では会社が従業員に快適な働く環境を提供してくれますし、フィリピンの職場に比べて業務など全てが整然としていて、忙しくない印象です。とても丁寧に指導してくれる日本人同僚にも恵まれて、日本に来て本当によかったと感じています。

業務について：Job Responsibilities

ーー現在の担当業務について教えてください
シャンジョイさん：
日本にある国際的な大学で外国人学生の医療サポートをしています。多様な文化背景を持つ学生が集まるため、英語による訪日手配、渡航サポート、キャッシュレス医療サポート等をしています。

フェルさん：
同様の業務を担当しています。受発信の電話対応にて学生への病院紹介もしています。その他、キャッシュレスでの医療サービスを提供するために、病院へギャランティー・レター（支払確約書）を送付等、医療機関とのやり取りも担当しています。


ーー仕事上で大変なこと、そして克服できたことはありますか？

シャンジョイさん：
実はもともと電話恐怖症があって、電話の会話をできるだけ避けていたんです。でも、私たちの仕事は電話を受けることなので、それに慣れなければならず、気がついたらその恐怖は徐々に軽減していました。ミッション「責任感のある社員になること」、ビション「自分のスキルとコミュニケーション能力を高めること」、バリュー「仕事へのコミットメント」を掲げ、日々自分の能力を少しでも高めていけるように日々頑張っています。


ーーどういうところにやりがいを感じますか？
フェルさん：
常に新しいことを学ぼうと心を開いていると、一つ一つ難しいことを克服でき、更にチャレンジできるところです。

シャンジョイさん：
日本語のコミュニケーションが目下の課題です。正直、立ちはだかる高い言葉の壁を感じています。
一方お客様と電話でお話しする度、もっとより良い方法でコミュニケーションしたいという意欲が高まります。自分を奮い立たせ、努力をし、お客様としっかりと意思疎通していければと考えています。

働く環境：Working Environment

ーー 働く仲間はどうですか？
シャンジョイさん：
私たちが日本のオフィスに初めて到着したとき、非常に歓迎されたのを今でも忘れません、昼勤から夜勤へのシフトに適応するのはまだ難しいですが、働く環境、雰囲気はとても気に入っています。とにかく皆さん、話しかけやすくいい方々ばかりです。

フェルさん：
職場では従業員がお互い尊重し、プロフェッショナリズムを感じることができます。皆さんとても礼儀正しく勤勉で、とても学ぶところが多いです。

シャンジョイさん：
私たちの働く山形BPOパークは、とても綺麗で広く、カフェテリアや、保育園など設備が整っていることもの働きやすさの1つです。

　保育園の横には、ゆったりと明るいカフェテリアがあります

　広いオープンスペースがあり、第3の自分の居場所も確保できます

ーー 今後の目標は？
シャンジョイさん：
とにかく学び続けたいと思っています。引き続き何かに挑戦し続け、自分が「何者なのか」、「何ができるのか」自問自答しながら、より深く理解し、挑戦的な役割でありたいと思っています。

フェルさん：
この世の中には、2つの選択肢しかないと考えています。「前に進むか」、「永遠に同じ状況で留まるか」です。計画を立て、目標を常に明確に設定し、柔軟性を保ち続けたいと考えています。

ーー最後に、中途転職を考えている方へ一言！
シャンジョイさん：
いつものペースを緩めたり、時には立ち止まったり、変化を加えてみるのは悪いことではないと思います。快適な慣れた環境から一歩飛び出し、普段とは異なる新しい環境を探求したりしてみてください。そこにはリスクがあるかもしれませんが、たくさんの「もしも」もあるかもしれません。ご自身の潜在能力を知っているのであれば、尚更自分を制限せず、チャレンジしてみてください。

フェルさん：
リスクを取り、人生の変化を受け入れることは、素晴らしいことです。困難な旅でもありますが、きっと価値のある経験になるでしょう。日常で「たられば」を頭の中で考えるだけで、変化に抵抗するより、変化を受け入れれば、きっと成功の可能性は高まるでしょう！

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