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【インタビュー】インド法人を立上げされた、元現地法人取締役に直撃!

こんにちは!プレステージ・インターナショナル IT統括部の広瀬です。

今回は私の、#ココロオドった瞬間 について共有させていただきます。インドで現地法人立上げの経験をされた、山上上席執行役員へのインタビューです。 当社が世界18カ国でグローバル事業を展開していると知ってはいるものの、直接現場のお話を伺える機会はありませんでした。この機会に恵まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。PI社員がどんな想いで働いているのか、また働く環境や社風について、少しでも知っていただければ幸いです。

話を聞いた人:山上 拓也(ヤマカミ タクヤ)
中途入社 2004年2月
趣味:ゴルフ、ラーメン屋巡り
好きな事:食べる事
現在、東京本社でモビリティ事業部(モビリティ管掌 上席執行役員)として従事
経歴: 2004年02月 PI入社、秋田拠点 損保チーム配属
2008年09月 マネージャー昇格
2011年04月 秋田拠点から東京本社へ転勤
2014年04月 ロードアシスト事業部 第二営業企画グループ グループ長 2016年10月 インド赴任
2017年04月 P.I.PRESTIGE INTERNATIONAL INDIA PRIVATE LIMITED取締役社長
2022年07月 現職 PI 上席執行役員 オートモーティブ事業(損害保険サービス)部門長

※インタビュー中、当社社名は「PI」と略称にて記載いたします。

海外医療サービスについて


ーー 医療に関わる、PIグループのグローバル事業とはどういったものでしょうか?

駐在員や旅行者といった、海外に渡航中の日本人が現地で通院する際の受診サポート、PIグループ直営クリニック、医療搬送サービスがあります。例えば、キャッシュレスで診察を受けられるサービスも受診サポートのひとつです。ただ医療費の立て替えをし、保険会社に請求をするという業務だけでなく、現地での言葉の問題や日本と違う医療システムに戸惑われるご不便を解決するため、あらゆるサポートをしています。

例えば、インドでは総合病院に行くと、まずどの先生に診てもらうか決める必要があります。つまり自分で支払いカウンターに行き、こんな症状で受診したいのだけど、「何科」の「何先生」がいて、「いくらかかるのか」を確認するところから始めます。そして予約・前払いした後、その証明書を持って先生に受診するという流れです。受診した後、検査の必要があれば、またその繰り返しが必要と、とても複雑な医療システムとなっています。そこで、現地の当社グループのジャパニーズヘルプデスクがサポートさせていただいています。

またそのようなインドの病院の複雑な状況から、現地の日本人の方が通いやすい、こぢんまりとしたクリニック設置の需要は高くなっています。そこで、PIグループ直営の日本人向けクリニックをインド国内に2カ所開設し、新しい直営クリニック事業を含め、2024年3月現在でインド国内11か所にジャパニーズデスクを設置しています。今後も拡大予定です。毎年インドでは、日本人在留者が年々増加しており、出産などのニーズも多様化し、更にサービス内容も増えていっています。


ーー インド法人化に立ち会われた経験があると伺いました

インドのジャパニーズヘルプデスクはそれまでも運営していたのですが、インドでの利用者数やニーズが増加拡大し、2014年に現地法人化することとなりました。そして2016年に、そのオープンポジションに立候補し、翌年のP.I.PRESTIGE INTERNATIONAL INDIA PRIVATE LIMITED(以下、PIインディア)設立に携わりました。

ーーインドのポジションにチャレンジしようとした きっかけはあったのでしょうか?

理由をあげると100個くらいあるんですが(笑) せっかく海外進出している企業で働いているのだから、海外で働く経験をしてみたかったということが1番の理由でした。当時まだ30代で多少無茶もでき、挑戦するにはいいタイミングだったのかもしれません。あとはゼロから何かを作り出すというのは、やっぱり楽しいじゃないですか。「海外法人つくりますよ」なんて人生、滅多にない。それをサラリーマンという身分でできることに、非常に魅力を感じました。それがたまたまインドだっただけです。仮にメキシコでも、アフリカでも行ってましたね。

ーー印象的なエピソードはありますか?

私がインドに赴任していたのは6年間くらいで、そのうち2年半のコロナ禍は壮絶でした。スタッフたちもバタバタとコロナに感染してしまう。そして残された数少ないスタッフで、夜中まで病院を探す毎日が2か月程続きました。皆疲労困憊だったと印象に残っています。へとへとになりながらだけども、スタッフが本当に一致団結していました。その当時のWant's up(LINEアプリのようなもの)のやり取りはノンフィクションかと思えるくらいです。「この病院空いてるようです!」「すぐ押さえろ!」「デポジットは?」「いいからすぐ払って、このままだとこの人亡くなっちゃうだろ!」と。

また日本大使館・商工会議所と共に、帰国を希望される在留日本人全員を帰そうと協力したエピソードも思い出深いです。日本人が帰国してしまうということはお客様を失うのですから、ある意味自ら機会損失の動きをしたわけです。しかしPI持ち前の「お困りごと解決」に徹し、帰国を希望される日本人や現地の病院・ラボに寄り添いました。

当時、日本への帰国には陰性証明書が必要でしたが、感染が拡大する中で、まず検査を受けさせてもらえない。感染拡大のリスクはどこも犯したくない訳です。そこでまず日本人がよく利用するホテルを貸し切り、その庭にテントを張って検査会場を設営しました。動線をきっちり確保し、医療機関、在留日本人双方にとって安全・安心なしくみを構築しました。そして必ず二日後に検査結果を出して、帰国につなげるよう、現地関係者全員で協働しました。

結果無事450人ほど帰国できました。その取り組みが高く評価され、それまで無名だったPIが現地で認知され、現在では競合他社を席巻し、業務拡大をし続けています。外務省が発行している「外交青書」やJETROの「地域・分析レポート」などでも取り上げられました。コロナ禍での社会貢献なくして、現在のPIインド法人の成長は成り立たなかったでしょう。

出会いも別れも、人の成長の機会

ーー 帰国が決まった時、どんな思いになりましたか?
PIインディアの従業員とは、そんな密な関係だったので、帰国が決まった時は、みんなのことが心配で、自分がいなくても大丈夫だろうかと不安になりました。しかし、みんな私がいないなら、いないなりに頑張って成長、事業拡大し続けていて凄い勢いです!私が帰国した後も、どんどん売上が増えて、人が足りなくなっています。帰国時35人だったスタッフが、現在50人程。アフターコロナの勢いが留まることのない状況です。

ーー 本社に戻られて感じられたことはありますか?

現在はPIの東京本社に戻り、上席執行役員として、オートモーティブ事業(損害保険サービス)営業・提案・開拓などロードサービス業務全般を管掌しています。場所・業種・クライアント企業など、多種多様なものに触れられる当社の良さに改めて気づきました。

ーー 最後に、PIへ応募を考えている方へ一言お願いします!

インドについては、いい意味で今まで日本で培ってきた常識が通用しない変化の多い環境です。毎日思いもよらないことが起きることも魅力的ですし、予測ができないからこそ、自分にとっても想像を超えるような成長ができる国だと思います。また数年後には世界3位の経済大国になるとも言われているインドの経済発展を目の当たりにできるチャンスは、なかなかないと思います。是非ともチャレンジ精神が旺盛な方、変化を楽しめる方に応募いただきたいです。PIは常に変化し、進化していく企業です。一緒に新しいことに挑戦していきましょう。

これまで100人以上の方を面接してきましたが、応募された9割の方は日本人女性でした。看護師なども医療従事者経験のある方だけでなく、様々な方がチャレンジされています。日本人特有のホスピタリティーを活かし、海外在留日本人のお困りごとを解消し、社会貢献を実感してください。日本から赴任される方には渡航、家賃など手厚くサポートし、後押しします。まずはカジュアル面談で、ご相談ください。

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