スタッフ体験談の第二回は、大学在学中に2か月滞在してくださった、Nさんのお話です!
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こんにちは!私は現在大学生で、三國屋で約二ヶ月、フリアコスタッフをしていました。優しいスタッフのみなさんと豊かな自然、にぎやかなゲストたちのおかげで、毎日楽しく生活を送っていました。宮島での過ごし方やそこで学んだことなどを綴ってみたので、ぜひ目を通してくださると嬉しいです!
目次
- きっかけ―カナダへの交換留学
- 日常―三國屋での過ごし方
- 変化―三國屋で得たたくさんの学び
- 終わりに
きっかけ―カナダへの交換留学
三國屋に来ることを決めたのは、今年の4月、カナダの交換留学の終盤に差し掛かっていた時でした。そのころ私は日本の文化とゲストハウスの運営に大きな興味を抱くようになっており、SNSやウェブサイトでゲストハウスの求人を探していたところ、三國屋を見つけました。
ここでもう少し、留学していた時の話をしたいと思います。私は去年の9月から8か月間、大学の交換留学でカナダに行っていました。
私はもともとカナダの持つ多様性に漠然とした憧れを抱いていました。大学で行ったあるインタビュー調査を通じて、日本がどちらかというと異文化には閉ざされた空気を持っているように感じたため、多様な文化に寛容なカナダは良いなあと思っていたのです。
初のスノーエンジェル!
しかし実際に行ってみると、自分の想像とは少しギャップがありました。ある時旅行を計画していて、友達にカナダの都市のそれぞれの特徴を聞いていたのですが、地域ごとの違う魅力と言って出てくるのは自然スポット、または博物館や美術館ばかり。それも素敵だけど、何か物足りない…と感じる自分がいました。日本だったら、食べ物、陶器や織物などの伝統工芸品、神社やお寺など、「○○県と言えば○○!」というものがたくさん出てくるのになあ、と。日本の地域性の良さに気づいた瞬間でした。たくさんの文化を受け入れて尊重しあうのも素敵な価値観ですが、海外に比較的閉ざされてきた日本だからこそ守れた文化もたくさんあったんだろうなと思わされました。これが、私が日本の文化をもっと知りたいと思ったきっかけです。
宮島の一大イベント、管弦祭を見に行きました!
また自分はもともと、人との出会いが沢山あるゲストハウスが大好きで、将来自分のゲストハウスを持ってみたいなと思っていたりいなかったり…。そいういうわけで、日本に帰ったら絶対、ゲストハウスで働きながらその地域のこともたくさん学ぼうと決めました。
日常―三國屋での過ごし方
大好きな景色
1日4~6時間のお仕事はあるものの、それ以外はとにかく本当に自由!ほかのスタッフやゲストとゆっくり対話したり、山や海に出かけたり、スタッフのみんなに料理を作ってみたり。私は特にこの島に来て海で泳ぐ事にはまり、朝日や夕日の出る時間帯にしばしばビーチに行っていました。苦手だった平泳ぎもちゃっかりできるようになって、嬉しかったです。面白かったのは、スタッフ同士でお互いの趣味を共有できたこと!例えば私はピアノを弾くのが好きなのですが、ピアノを弾いたことがない他のスタッフにピアノの楽しさをシェアするとその子も一緒に弾いてくれるようになったり、習字をするのが好きなスタッフにつられて一緒に書いていたら、楽しくなって時々するようになったり。
ある日のおやつに作ってみた
また、出会った人との対話は、自分と向き合う良いきっかけとなっていました。私はフランスとスペインから来たスタッフと仲良くなってよく話をしていたのですが、外から見た日本は私たちが見ている日本と違う部分も多く、とても面白かったです。彼らと話していて、ヨーロッパの環境保全や自然食品に興味を抱くようになり、ヨーロッパに行くための計画を立てたり、フランス語の勉強をしたりするようになりました。
変化―三國屋で得たたくさんの学び
1.色々な不安がとれて、今を楽しめるようになった
たくさんの出会いがあった思い出の場所
三國屋に来てから、様々な人に出会い、様々な生き方、考え方を知りました。私自身は現在、「就活を始める時期」だと言われる夏休みに差し掛かっているのですが、三國屋に来る前は、何者でもない自分の将来を考えてよく漠然とした不安を抱いていました。しかし、色々な人と話していくうちに、一年以上後の将来のことよりも、目の前にあることに集中しようという気持ちになっていきました。というのも三國屋には、すでに何年か働いて次のステップに進もうとしている人、自分の信念に従って何かを続けている人、大学を卒業して日本に来てみた人など色々な人がいましたが、どの人も口をそろえて言うのは、「今やりたいことをやるといいよ!」でした。自分なりに嚙み砕くと、確かに卒業後のことを考えて、企業を探したりインターンに参加したりすることも大切かもしれないけれど、それはまだまだ変わりうるし変更もきくな、と思いました。それ以上に今自分が何をしたいのか、何ができるのかを考えて行動していれば、その積み重ねが未来の自分を作ってくれると気付き、それからは漠然と抱いていた不安も消え、毎日が楽しくなりました。
ふらっと立ち寄った近所の陶器屋さん。オーナーさんと色んな話をしました!
2.ゲストハウス運営について考えるきっかけになった
三國屋では様々な業務に関わることができるため、ゲストハウス経営の全体像を見ることができました。これまで自分の想い描いていた「ゲストハウスを持つ生活」には良い面ばかりが映っていましたが、ゲストハウスを運営することにはやはり大変な面も多くありました。ここはゲストのためには譲れない!ここをこうしたらもっとよくなるんじゃない?という議論を他のスタッフとしていくうちに、自分が将来持ちたいゲストハウス像も、少し明確になった気がします。
3.自分にできること、できないことを学んだ
三國屋では24時間人と一緒に生活するため、自分の良いところもそうですが、弱いところも、つい伝わってしまっていたように感じます。「ああ、またこういうところが出てしまった」と思うたびに落ち込んでいましたが、よく考えるとそれは、今まで自分が気付いていなかった自分の未熟な部分でした。ありがたいことに、お互いの良さも弱さも受け入れあって、助け合うような環境が三國屋にはあり、そのおかげで自分は成長できたように感じます。また矛盾するようですが、できないことを無理にしようとするのではなく、自分ができること、好きなことに目を向けて、それを意識的にするようにもなりました。というのも、あるスタッフとの対話で、人にはそれぞれ役割のようなものがあり、自分の場合は人を癒すことが好きだと気付いたからです。例えば私は、仕事中で疲れているであろうスタッフにカスタムドリンクを作ったり、元気が有り余っているゲストの子どもたちと一緒に遊んでママさんパパさんに休んでもらったりを、無意識のうちにしていました。相手の笑顔を見たときには自分も嬉しくなり、他には何ができるかなあ、とワクワクしながら考える時間が好きでした。こうやって、これからも自分の未熟なところを少しずつ成長させながら、できることをやっていきたいです。
三國屋で作り方を教わったスペインのトルティーヤ。
家に帰って早速家族に振舞いました !
終わりに
長くなってしまいましたが、とにかく三國屋での生活は、色鮮やかで豊かなものでした。この経験を活かし、これからは次のステップに向けて頑張っていこうと思います。
私をあたたかく受け入れてくださったスタッフの皆様、オーナーの潤哉さん、そして関わってくださった地域の方々、ゲストの方々に大きな愛と感謝を伝えたいです。約2か月間、ありがとうございました。
そしてこれを読んでくださった皆さんもぜひ一度、三國屋に遊びに来てみてください😊