幼い頃からダンスやバトントワリングに打ち込み、大学時代もK-POPのカバーダンスサークルに所属していた杵鞭さん。
新卒では地元・新潟の印刷会社に入社し、営業を経験した後、Web制作のディレクターへ。
3年間働く中で、「もっとチームで仕事がしたい」という思いが強くなり、転職を決意。
エージェントから提案された人材紹介という仕事と、クロス・シップの「教育」というテーマに惹かれて入社。
未経験からキャリアアドバイザーとして挑戦し、少しずつ成果を積み重ねてきました。
今回は、そんな杵鞭さんに、これまでのキャリアやクロス・シップでの仕事、そしてこれから挑戦したいことについて話を聞きました。
■「自分の気持ちを外に出す」ことを覚えた、ダンスとの出会い
もともと私は、コミュニケーションが得意なタイプではありませんでした。
無表情で、言いたいことがあってもなかなか自分から言えない、そんな子どもだったと思います。
そんな私が変わるきっかけになったのが、小学校2年生から始めたバトントワリングでした。
友達に誘われて始めたのですが、できなかったことが練習を重ねることでできるようになる、その楽しさにどんどんハマっていきました。
小学校6年生のときには全国大会への出場を目指すようになり、そこで「バトンの技術だけでは全国には行けない」と感じて、ダンスやバレエも習い始めました。
特にダンスは、自分の感情や考えを身体で表現するもの。
言葉にしなくても、表情や動きで自分の気持ちを外に出していく経験を重ねる中で、少しずつ自分を表現できるようになっていきました。
高校ではダンスに打ち込み、大学でもK-POPのカバーダンスサークルに所属。
振り付けを覚えて踊るだけではなく、後輩や小さい子に教えることもありました。
人に教えることが楽しかったですし、今振り返ると、この頃から「誰かができるようになることをサポートする」ということに楽しさを感じていたのかもしれません。
部活動やサークル活動と並行して、勉強もかなり頑張っていました。
大学では成績優秀者になると学費が半額になる制度があったので、「絶対に取りたい」と思って2年生のときに獲得しました。
卒業論文も、入賞者に選ばれたいという一心で先生に何度も質問しながら取り組み、上位に入ることができました。
振り返ると、昔から順位や数字など、明確な目標があると燃える、負けず嫌いな性格だったんだと思います。
大変でも、「絶対に達成したい」と思うと頑張れる自分の性格は、今の仕事にもかなりつながっていると思います。
■「もっとチームで頑張りたい」と思い、転職を決意
新卒では、新潟にある印刷会社に入社しました。
最初は営業として、本を作りたいお客様と仕様を考えたり、さまざまな商材を提案したりしていました。
その後、社内でディレクターが退職したことをきっかけに、希望していたWeb制作のディレクターへ異動。
そこから約3年間、制作ディレクションの仕事をしていました。
お客様のニーズを聞いて提案することと、関係者と調整しながら制作物を形にしていくこと。
営業とWeb制作、どちらも経験できたことは、今振り返っても大きかったと思います。
いろいろな経験をする中で、自分が得意なことや、これからもっと伸ばしていきたいことが少しずつ見えてきて、
「チームの中で、一緒に目標を追いかけるような環境で働いてみたい」
という気持ちも強くなっていきました。
そこで、3年間働いた会社を退職しました。
ただ、辞めた時点で「次はこれがやりたい」という明確なものがあったわけではありません。
だからこそ、一度立ち止まって、自分がどんな仕事をしたいのかを考えてみようと思いました。
■「人材紹介って向いているかも」が転機になった
転職活動では、最初は企画やディレクション系の仕事も考えていました。
ただ、経験や求人の数を考えると、なかなか簡単ではありません。
そこで転職エージェントに相談したところ、「人材紹介の仕事が合っているのでは」と提案してもらいました。
最初は「人材紹介?」という感じでした。
でも、よく考えてみると、人と関わる仕事ですし、営業として自分の力を試すこともできる。
これまでの経験だけにとらわれず、新しいことに挑戦するなら面白いかもしれないと思いました。
そんな中で紹介された求人の一つが、クロス・シップでした。
特に興味を持ったのが「教育」というテーマです。
私の父は体育の先生で、祖父母も小学校の先生でした。
いわゆる教員一家で育ったこともあり、もともと教育や「人に何かを教える」ということには興味がありました。
自身の過去を振り返ると、ダンスやバトントワリングを通して、後輩や小さい子に教えることも好きだった。
そう考えると、「教育×人材」という仕事は、自分のこれまでの経験とも意外とつながっているかもしれないと思ったんです。
そして、選考で野崎さんと話したことも大きかったです。
最初は少し怖い人なのかなと思ったのですが(笑)、話してみるとすごく誠実で、こちらのことを知ろうとしてくれているのが伝わってきました。
これまで受けた会社は、仕事内容を説明されて終わるような面接も多かったのですが、野崎さんとの面接は、自分の経歴やこれまで頑張ってきたことを深掘りしてくれて、面接というより面談に近い感覚でした。
「この人なら、入社してからもちゃんと自分と向き合ってくれそうだな」と感じたこと。
そして何より、「チームで成果を出す」という考え方に惹かれました。
前職を辞めた理由の一つが「もっとチームで頑張りたい」だったので、個人の成果だけではなく、チームで一緒に頑張れるクロス・シップの環境は、自分に合っていると思い、入社を決意しました。
■最初は「まず聞く」ができなかった
入社して最初の1ヶ月は、まず仕事の基本を覚えることからスタートしました。
2ヶ月目からは数字を持ちましたが、未経験なので段階的に目標を設定してもらいました。
最初の月は思うように結果を出せなかった一方、同期が結果を出していて、「これは負けていられない」とスイッチが入ったんです。
「2ヶ月目は絶対に数字を達成したい」と思い、かなり頑張りました。
もう一つ、最初に苦労したのが、クロス・シップの仕事の進め方です。
前職では「まず自分で考えてから、人に相談する」というのが基本でした。
だから、分からないことがあっても、一度自分で考えてから聞かなければいけないと思っていました。
でも、クロス・シップのスタンスは
「まず行動してみよう」
「分からなかったらまず聞いてみよう」というものです。
最初は、「こんなことを聞いたら迷惑かな」と思っていたのですが、あるときから「この時間のほうがもったいないな」と考えるようになりました。
今では、5秒くらい考えて分からなければ聞く。
そうすると、次に何をすればいいかがすぐ決まり、行動に移せるようになります。
その積み重ねが少しずつ結果につながって、3ヶ月目、4ヶ月目くらいから自分なりの仕事の進め方が分かってきました。
■予算を達成して、初めて見えた景色
3ヶ月目、4ヶ月目は、まだ予算達成には届かなかったものの、少しずつ数字を出せるようになりました。
今までだったら先輩に全部聞いていたことも、「これは前と同じパターンだから、まず自分でやってみよう」と考えられるように。
自分の中に経験が蓄積されてきた実感がありました。
そして入社5ヶ月目から、ようやく予算を達成することができました。
もちろん嬉しかったです。
ただ、予算を達成したことで、逆に新しい課題も見えるようになりました。
「できるようになった」で終わりではなく、「じゃあ次は何を改善するのか」という、よりレベルの高い課題が明確になった感覚があります。
これは、仕事を始めてからずっと感じていることですが、最初から何でもできる必要はないと思っています。
私はダンスでも、半年間毎日練習して、ようやく結果が出るという経験をしてきました。
だから、最初から結果が出なくても、「半年後にできるようになればいい」と長い目で考えられたのは、自分の強みだったのかもしれません。
■「人生の選択肢を増やせた」と思える仕事
キャリアアドバイザーとして仕事をしていて、一番やりがいを感じるのは、求職者の方の選択肢を広げられたと感じる瞬間です。
例えば、「教員になりたい」という方がいたとしても、必ずしも教員だけが選択肢ではありません。
放課後等デイサービスなど、教育に関わりながら別の形で子どもたちを支える仕事もあります。
「教員になる」だけではなく、
「こんな仕事もあるんだ」
と知ってもらうことで、その人の人生の選択肢が一つ増える。
そこで、
「こっちの仕事も楽しそう」
「この仕事をやってみたい」
と思って入社を決めてくれたときは、
「この選択肢を伝えられてよかった」と思います。
もちろん、数字を達成したときも嬉しいです。
負けず嫌いなので、目標を達成すると単純に「頑張ってよかった!」と思います。
「人の人生に関われること」
「数字として成果が見えること」
この2つが、今の仕事の大きなやりがいです。
■大変だからこそ、自分の意見が仕事を変えられる
もちろん、クロス・シップの仕事が簡単というわけではありません。
まだ仕組みや情報の蓄積が完全に整っていない部分もあるので、「こういうときはどうすればいいんだろう」と自分で考えたり、先輩に聞いたりしながら進めることも多いです。
でも、その分、自分たちの意見やアイデアが反映される余地もあります。
「もっとこうしたほうが効率的なのでは」と考えたことが、実際に業務改善につながったり、他のキャリアアドバイザーの仕事にも役立ったりする。
大変ではありますが、自分の仕事が会社の仕組みに変わっていく感覚は、面白いと思います。
また、未経験で入社する場合、最初の1〜2ヶ月は大変だと思います。
すべてが整った研修パッケージがあるというより、教えてもらったことを実際にやって、分からなければ聞いて、またやってみるという環境だからです。
ただ、だからといって「できないからダメ」と考える必要はないと思います。
私自身、未経験から始めましたが、前職で身につけたビジネスメールや電話でのやり取りなど、そのまま活かせたこともありました。
これまでの経験の中に、必ず何か活かせるものはあると思います。
■「怒られる?」「残業は?」「人間関係は?」に答えるなら
転職を考えている方からすると、
「実際のところ、会社の雰囲気ってどうなの?」
というのは気になるところだと思います。
まず、仕事で何か間違えたからといって、人間性を否定されるようなことはありません。
方向性がずれていたり、進め方に問題があったりすると、「それで大丈夫?」と確認してもらったり、アドバイスをもらったりする。
必要なことはちゃんと指摘してもらえますが、怒られるという感覚とは違います。
残業時間についても、会社として「この時間には帰ろう」という意識があります。
クロス・シップでは、みんなで声を掛け合って帰ることもあります。
「まだ残っている人がいるから自分も残らないと」という雰囲気ではないのは、安心できるポイントだと思います。
そして、人間関係も私は良いと思っています。
ちょっとした雑談をすることもありますし、プライベートで飲みに行くこともあります。
■「一人で抱え込まない」ことが、成長への近道
これからクロス・シップに入る方に一つアドバイスするとしたら、「一人で悩みすぎないこと」です。
仕事をしていると、どうしても
「こんなことで相談していいのかな」
「自分で解決しなきゃ」と思ってしまうことがあります。
でも、少しでもモヤモヤしたら、まず声に出してみる。
相談すると、必ず誰かが一緒に考えてくれます。
私自身も、入社したばかりの頃は「まず自分で考えなきゃ」と思っていました。
でも、相談することで次の行動が明確になり、それが結果につながっていきました。
だから、
「ちょっと辛いな」
「少し止まりそうだな」と思ったときこそ、周りを頼ってほしい。
そうすれば、仕事ももっと楽しくなるし、結果もついてくると思います。
■これからも、楽しみながら目標を追い続けたい
私が人生で大切にしているのは、「楽しむこと」です。
もちろん、仕事でも人生でも、辛いことや大変なことはあります。
でも、その中から何か一つでも楽しみを見つけるようにしています。
「この経験が自分の成長につながった」と思えれば、辛かったことも少し違って見える。
乗り越えた先には達成感もあります。
そして、常に何かしら目標を持つことも大切にしています。
仕事では予算を達成する、新しいことができるようになる。
これからは、まず継続して結果を出しながら、新しく入ってくるメンバーをサポートするメンターのような役割にも挑戦してみたいと思っています。
人に教えることは昔から好きなので、自分が先輩から教えてもらったように、今度は自分が誰かの成長を支えられるようになりたいです。
その先に、リーダーなど別のキャリアも見えてくるかもしれません。
プライベートでも、旅行に行きたい、海外に行きたい、ちょっと気になっていたものを買ってみたいなど、小さな目標を持っています。
目標があると、それに向かって頑張れる。
その過程で、自分自身も少しずつ成長していく。
私にとっては、それが「楽しく生きる」ことにつながっているんだと思います。
クロス・シップは、まだまだ完成された会社ではありません。
だからこそ、自分で考えて動くことが求められるし、自分の意見が会社やチームに反映される機会もあります。
私自身、ダンスを通して「できなかったことができるようになる楽しさ」を知りました。
今はそれを仕事でも感じています。
一人で頑張るのではなく、周りと声を掛け合いながら、一緒に目標を追いかけたい。
そんな人と、これから一緒に働けたら嬉しいです。
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