「就職活動」という言葉が、日本にしかないことを知っていますか?
これ大学の講義で話すると、みんな驚きます。
そしてもう一つ、インターンを探している学生に質問させてください。
あなたは、なぜ就職活動をしているんですか?
この問いに、はっきりと自分の言葉で答えられる人は、意外と多くありません。
気づいたら、周りが動き出していて。
気づいたら、エントリーシートを書いていて。
気づいたら、面接を受けている。
まるで、用意されたレールの上を進むように。
もちろん、それ自体が悪いとは思いません。
むしろ、日本の就職活動の仕組みは、とても効率的で合理的です!
ただ、僕はどうしても、こう思ってしまうんです。
その選択は、本当に「自分で決めた」と言えますか?
そしてもう一つ。
「優秀な人ほど、なぜ同じ道を選ぶのか?」
本来、もっと多様な可能性を持っているはずの人たちが、
同じような企業を目指し、同じような評価軸の中で競い合い、
そして “優秀なサラリーマン” になっていく。
それは、本当にその人の力が最大化されている状態なのか。
少なくとも僕には、そうは思えません。
ご存じの方も多いかとは思いますが、
日本の就職活動の歴史を見てみると、戦後に形づくられた「新卒一括採用」という仕組みの上に成り立っています。
同じ時期に、同じ基準で、同じように学生を採用する。
企業側にとっては、効率的で合理的なよく出来たシステムです。
一方で、学生側から見るとどうなのでしょうか。
まだ社会に出たこともない状態で、
自分のキャリアを “選択” しなければならない。
しかもその選択は、一度レールに乗ると簡単には変えづらいですよね。
だからこそ、多くの人は「間違えない選択」をしようとします。
- 有名な企業
- 安定していそうな会社
- 周りから評価される選択肢
その結果として起きているのが、
“みんな同じ方向を向く”という現象です。
本来、個性も価値観も違うはずの人たちが、
似たような基準で、自分の進路を決めていく。
そしてその中で、
「優秀」とされる人ほど、その流れに適応していく。
でも、それは本当に “優秀さ” の使い方として正しいのか。
僕にはどうしても、そこに大きな違和感があります。
自分自身、20代で経営の立場に立つことになりました。
もちろん、最初からうまくいったわけではありません。
むしろ、分からないことだらけでした。
でも、その中で強く感じたことがあります。
それは、
「仕事は与えられるものではなく、つくるものだ」ということです。
世の中には、「会社に入る」以外にも、
もっと多くの関わり方や選択肢が存在している。
にもかかわらず、それを知る機会はほとんどない。
だからこそ、思ったんです。
もっと、“経営” や “ビジネスをつくる感覚” に触れる機会があってもいいんじゃないか、就活以外の人生の選択肢を増やせないか、せめて他の選択肢もあると理解したうえで、自分の決断で就活を選んでくれ。と。
PROJECT{ae}ntsは、そうした問題意識から生まれました。
これは、教育プログラムではありません。
かといって、普通のインターンでもありません。
あえて言うなら、
「自分で考え、動き、試す」ための “実験の場” です。
PROJECT{ae}ntsでは、実際に企業や事業を題材にしながら、
「自分で考え、動く」経験をしてもらいます。
具体的に何をやるのか、どんなプロジェクトなのかは、
別の記事で詳しく書いています。
興味があれば、ぜひそちらも読んでみてください。