個人のスキルや経験よりも、チーム全体の熱量を何よりも重視する株式会社Lupinus。関西・関東を拠点に、セールスプロモーションやアイブロウサロン運営など、多角的な事業展開で急成長を遂げています。
同社を率いるのは、幼少期から結果にこだわり続け、挫折と出会いを経て「誰と働くか」の真理に辿り着いた神野将一郎代表です。競争社会で見出した独自のリーダーシップ論から、メンバーの「自己欲求」を解放するマネジメント、そして「年商100億」に向けた壮大なビジョンまで、Lupinusならではの魅力に迫ります。
神野 将一郎 / 株式会社Lupinus 代表取締役
幼少期から高校まで野球に打ち込み、勝負の厳しさを肌で学ぶ。大学卒業後、WEB制作会社の営業やフリーランスを経て、知人からの言葉をきっかけに起業を決意。関わるすべての人に前向きなエネルギーを届けるという想いを胸に、メンバーの強みを最大限に引き出す組織づくりに注力している。現在は「年商100億」の目標に向かい、事業拡大を牽引中。
勝ちにこだわった少年時代。理不尽な環境を抜け出し、見つけた「誰と働くか」の重要性
──まずは神野さんの価値観を形成した、幼少期の経験から教えてください。
「結果が全て」という厳しい環境で野球に打ち込んだ経験です。父親は非常に厳しく、1位以外は全て負けという教えのもと育ち、たとえ結果を出しても、過程を褒められることは決してありませんでした。そのため、現状に満足せず常に高い目標を目指し続ける姿勢が自然と身につきましたね。この経験は、今の私のマインドを形作る大きな土台になっています。だからこそ、現在のLupinusでも結果を最重要視しています。ただ、闇雲に数字を追うのではなく、確実に結果を出していくための戦略を徹底して共有し、体現することにこだわっています。
──厳しい環境の中で、人間関係の築き方にも変化があったそうですね。
力や恐怖ではなく、ポジティブなエネルギーで人を巻き込む本質的なリーダーシップの重要性に気づくことができました。中学生の頃までは、自分に人望があるから周りがついてきてくれていると錯覚していましたが、ある時、それは恐怖で従わせているだけだと気づいたのです。その後、人間学や論語を重んじる高校で学ぶ中で、自分の意見を押し通すだけが正解ではないと学びました。大学からは心を入れ替え、常に笑顔でいることを心がけた結果、自然とハッピーで前向きな仲間が集まるようになった経験は大きな財産です。権力で人を縛るのではなく、ポジティブな熱量に人が集い、共に目標を追いかける楽しさを共有する。この時の気づきが、現在のLupinusにおける『全員で熱狂する』組織づくりの根幹に繋がっています。
──その後、新卒で営業職に就き、フリーランスも経験されています。起業に至るまでの経緯を教えてください。
共に働く仲間を心から信頼できる環境を求めたことが、起業へと向かう最大のきっかけでした。新卒で入社したWEB制作会社では、上司の指示に明確な理由がなく、言われた通りに動くことだけが求められました。「なぜこの提案をするのか」を納得できないまま仕事を進めることに強烈な違和感を覚え、独立を決意した背景があります。この時の「理不尽さ」への反発が、現在のLupinusでの「メンバーとの対話や納得感を何よりも重視するマネジメント」に活きています。
その後フリーランスとして活動する中で、取引先から未払いが発生するという大きな挫折を味わうことになります。どん底だった私を救ってくれたのが、当時から悩みを相談していた現在のビジネスパートナーでした。「一緒にこっちに来てもう一回再起しよう。仕事は何をするかではなく、誰とするかだ」と声をかけて引き上げてくれたのです。この一言に背中を押され、信頼できる仲間と最高の会社を創ろうと決心しました。
メンバーの「自己欲求」を解放する。一人ひとりの強みを活かすLupinusの組織づくり
──起業の経緯で「誰と働くか」の重要性に気づかれたとのことですが、現在のLupinusの採用において、スキルや経験よりも重視しているポイントはありますか。
現在の能力よりも、素直さとハングリー精神を持ち合わせた、泥臭く努力できる人材を求めています。社内では人気アニメのキャラクターに例え、「ウソップ」のような人を採用しようと伝えています。今の自分には実力がなくても、葛藤や悔しさをバネにして前に進もうとする姿勢が非常に重要です。反対に、口だけで行動が伴わず、嘘でごまかそうとするタイプの方はお断りしています。今のスキルは全く問いません。自分の弱さを認め、素直にアドバイスを吸収できる方であれば、私たちが全力で引き上げます。
──実際に、現場にはどのようなメンバーが集まり、成長しているのでしょうか。
経歴は本当にバラバラですが、共通しているのは「超ポジティブ」で「成長意欲が高い」ことです。元警察の機動隊員や元居酒屋のキャッチなど、多種多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。
また、ある女性メンバーの成長エピソードも象徴的です。彼女は当初、物事を細かく指摘する傾向がありました。しかし大雑把な私にとっては、自分の気づかない点に気づいてくれる非常にありがたい存在だったのです。「あなたのような人が会社には必要だ」と存在意義を伝えたところ、彼女は会社のためにと自らルールを整備するようになりました。今ではアイブロウ事業のリーダーとしてイキイキと活躍してくれています。自分の居場所と役割を見つけ、大きく成長してくれた嬉しい事例ですね。
──そうした多様なメンバーの強みを、Lupinusではどのように引き出しているのでしょうか。
昔の私が経験したような「理由のない指示」を押し付けるのではなく、深い対話を通じてその人が無意識に抱いている「自己欲求」を見つけ出し、最適な役割を与えることを大切にしています。人にはそれぞれ、「とにかく早く終わらせることが好き」「細かいところまで整えたい」などという根本的な欲求があります。そのような個人の欲求を満たせる業務を任せると、モチベーション高く仕事を進めてくれる傾向にあるのです。私はメンバー全員と面談を行い、様々な角度から質問を投げかけます。そこで見えてきた本質的な強みを組織に還元することで、全員が必要とされ、輝ける場所を創り出しています!
──強みを引き出した上で、数字に対する評価や、Lupinusのカルチャーについて教えてください。
Lupinusは圧倒的に「結果」を大事にする会社であり、評価するのは個人やチームの成約件数です。しかし、結果主義であってもチーム内にギスギスした空気が生まれないのは、個人にノルマを丸投げして競わせるのではなく、確実に結果を生み出すための戦略や戦術を組織全体で徹底的に共有し体現しているからです。
私たちは、まずあえて手の届かないような高い目標を先に引きます。例えば、現状20件の人がいきなり「80件」を目指す。すると、ただ気合を入れるのではなく、「どう動けば達成できるか」と、これまでしようと思わなかったような新たな施策や行動をとるようになります。その結果として、例えば40件という件数が取れる。これが本人が行動の基準値を上げて生み出した紛れもない「結果」であり、この数字をフェアに評価します。
そして、この高い目標設定から生まれた新たな施策や行動を、個人のノウハウで終わらせずチーム内で共有し、会社として成長していくことを徹底しています。
全員が「会社を大きくする」という会社視点で目の前の件数に向き合い、仲間と共に件数を獲りに行っているからこそ、誰かを蹴落とすのではなく、みんなの成功を心から喜べるカルチャーになっています。
──そうした組織づくりは、社内の雰囲気や「働く楽しさ」にどう繋がっていますか?
事業部の垣根を越えて、メンバー同士が本当に仲が良いのが特徴です。毎月のようにメンバーの誕生日を全員で全力でお祝いしたり、社員旅行に行ったりと、社内イベントも活発に行われています。私が知らないところでもメンバー同士でよく遊びに行っているようで、非常に風通しの良い環境です。
「会社に行くのがしんどい」ではなく、部活のように全員で同じ目標に向かって熱狂し、お互いを認め合える。仕事そのものを楽しみ、実際にメンバーから「仕事が本当に楽しいです」「今の環境に感謝しています」と直接連絡をもらったり、社内の会食で「親に『この会社に入って正解だったね』と言ってもらえるようになるのが今の目標なんです」と熱く語ってくれる場面もありました。そうやって心から充実感を感じてもらえるような、温かくて熱いカルチャーがLupinus最大のやりがいであり魅力だと自負しています。
目指すは年商100億。未完成な組織を、共に大きくしていく楽しさを味わってほしい
──Lupinusという会社を通じて、関わる方々にどのような想いを届けていきたいとお考えですか。
関わってくれるすべての人に、前向きなエネルギーを届けたいという強い願いを込めています。私自身、これまで周囲を見渡す中で、「会社に行くのがしんどい」「また月曜日が来てしまう」と仕事に対してネガティブな感情を抱いている人を数多く見てきました。しかし、人生の大半の時間を占める仕事を少しでも「楽しい」「幸せだ」と思える空間に変えることができれば、人生の質は劇的に向上します。社名でもあるルピナスという花が色とりどりに咲くように、個性豊かなメンバーが集まり、ハッピーなオーラを放つ集団でありたい。そのポジティブな空気が、お客様への価値提供や、新しい仲間の獲得に繋がっていくと信じています。
──その想いを広げていく上で、会社としては今後どのようなビジョンを描いているのでしょうか。
第12期(10年後)までに、年商100億円の会社を創り上げるという明確なゴールを設定しています。この目標は、私が20代前半に参加したビジネス交流会で出会った経営者の方から教わったエピソードが原点です。「100億を目指すと言わなければ、100億の会社には絶対になれない」という言葉に強い衝撃を受けました。現在Lupinusは2期目ですが、この目標に向けてメンバー全員が本気で熱狂しています。もちろん道のりは険しいですが、高い山に登るプロセス自体を全員で楽しむことが、何よりの醍醐味だと感じています。
──年商100億という高い目標に向けて、現在感じている組織の課題はありますか。
「主体性を持ったリーダー陣」が不足している点です。今はまだ私の最終確認を待ってしまう場面も多いですが、100億の会社を創るというゴールさえブレなければ、途中の戦略や戦術はメンバーにどんどん任せていきたいと考えています。組織が10人、20人と拡大していく中で、自ら考え、周囲を巻き込んでいける中間管理職や事業責任者の存在が不可欠です。すでに存在する役職に就くのではなく、会社が大きくなっていく過程で「こういうポジションが必要だ」と自ら創り上げていけるのは、今のフェーズだからこそ経験できる面白さだと思います。
──最後に、Lupinusへの入社を検討している求職者へメッセージをお願いします。
Lupinusは現在、事業によって東京メインで展開しているものもありますが、パートナー企業との強固な連携により、関西・関東のどちらでも希望のエリアで働ける環境が整っています。
私たちは決して完成された組織ではありません。だからこそ、自分の意見が会社を動かし、歴史を創っていく手触り感を存分に味わうことができます。理不尽な数字に追われるのではなく、自分の強みを活かして仲間と共に成長したい。そして、100億という大きな目標に向かって一緒に熱狂したい。そんな熱い想いを持った方とお会いできることを、心から楽しみにしています!