こんにちは!
Global Mobility Service株式会社(GMS)の広報担当です🔔
2026年10月21日、Asian Development Bank(ADB)関連の「Transport Leadership Program(ATLP)」のStartup Sessionに、GMSが登壇しました!
会場には、ADBの交通分野の専門家20名に加え、バングラデシュ、ラオス、サモア、スリランカ、トンガの政府関係者15名が参加。開発途上国の交通課題に対して、日本のスタートアップの技術や仕組みをどう活用できるのか、意見交換が行われました。
GMSからはCFO兼共同創業者が登壇し、「Inclusive Mobility Finance」をテーマに、GMSが取り組む金融包摂と、これからの海外展開について紹介しました。
GMSの原点は、フィリピンで見た「借りられない」という現実
当時取り組んでいたのは、EVを商用ドライバーに普及させるプロジェクト。
実際にドライバーへ話を聞くと、「EVには興味がある。でも、自分には買えない」という声が返ってきました。
働く意思もある。返済する力もある。
それでも、過去の信用情報がないためローンを組めず、車を購入できない。
結果として高いレンタル料を払い続け、資産も残らない。
GMSが見つけたのは、車そのものの問題ではなく、「金融へのアクセス」が働く機会を狭めているという課題でした。
「過去」ではなく、今のデータから新しい信用をつくる
そこでGMSがつくってきたのが、モビリティデータを活用して新たな信用を可視化する仕組みです。
従来の審査だけでは評価されなかった人にも、働くための車を持つ選択肢を届けることを目指しています。
現在では、4カ国で事業を展開し、車両申込34万件、ファイナンス実行額555億円、支援した利用者とその家族は20万人にのぼります。
ただ、GMSがつくりたいのは「一度ローンを利用できる仕組み」だけではありません。
車を持つ。働く。収入を得る。日々の支払いや行動が新しい信用として積み重なり、次の金融機会につながっていく。
働くことを信用へ、信用を次の機会へ。これが、GMSが目指している世界です。
ADBとのつながりも、少しずつ積み重なってきた
今回の登壇は、GMSにとってどこか原点に戻るような機会でもありました。
フィリピンで取り組んだADB関連のEVプロジェクトから始まり、2020年にはGMSのモデルについてADBによる調査が行われ、2021年には金融アクセスやモビリティについて対話する機会がありました。
そして2026年、再びATLPの場で、積み重ねてきた実績と、次の展開についてお話しすることができました。
「技術がある」だけでは、社会は変わらない
Q&Aでは、GMSが持つデータを交通政策や道路整備など、政府の意思決定にも活用できないかという質問がありました。
位置情報や車両データは、金融だけでなく、交通、道路状況、保険、車両メンテナンスなど、さまざまな領域へ広がる可能性があります。
一方で、「事業を市場へ広げるうえで一番難しいことは?」という質問もありました。
金融機関との連携です。
GMS自身が融資するのではなく、実際に金融を届けるには金融機関やファイナンス会社との協力が欠かせません。
過去の信用情報を重視する従来の審査から、IoTや現在のデータを活用する新しい考え方へ。
その変化には、技術だけでなく、パートナーとの対話や信頼関係が必要です。ここに、GMSの仕事の難しさと面白さがあります。
世界に広げるには、一緒につくる仲間が必要
GMSの事業は、一社だけでは完成しません。
金融機関、政府、現地企業、販売店、テクノロジーパートナー。それぞれの地域で課題を見つけ、現地のパートナーと仕組みをつくり、まずは実証し、その結果を見ながら広げていく。金融、データ、AI、モビリティ、海外事業。それぞれの専門性を持つ人が、国や会社の境界を越えて一つの仕組みをつくっていく仕事です。
GMSはこれから、これまで培ってきたプラットフォームとデータ、AIを活用しながら、さらにアジアへ金融包摂を広げることを目指しています。
「働きたい」という気持ちが、信用情報がないという理由だけで閉ざされない社会へ。
その仕組みを世界に広げるためには、まだまだやることがあります。
海外を舞台に事業をつくってみたい。
異なる企業や国の人たちと一緒に、社会に新しい仕組みを実装したい。
自分の仕事を、誰かの次の機会につなげたい。
そんな方にとって、GMSにはこれから一緒につくっていける仕事があります。