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縁の下の力持ち、Cloud DevSecOps中島の仕事観

こんにちは。CTC Buildサービス推進チームの門屋町(@krosama3)です。

Buildサービス推進チームには様々な職種のスペシャリストが在籍しています。「プロダクト開発」と聞くと、作って前に進める仕事にフォーカスしがちですが、成功の裏側には、根幹を支えているCloud DevSecOps(CDS)の存在は欠かせません。
本日は、「CTC」と「Buildサービス推進チーム」両方の視点を冷静に持ちながら、縁の下の力持ちとしてこのサービスを支えているCloud DevSecOps 中島健のインタビューになります。

中島 健  Cloud DevSecOps (Buildサービス推進チーム)
CTCに1999年入社。ソフトウェアプロダクトのプリセールスエンジニアを経験後、オープンソースプロダクトの案件支援とトラブルシュートを担当。その後、プライベートクラウドの基盤を作るOpenStack を担当後、パブリッククラウドを担当するようになり現在に至る。

Cloud DevSecOps(CDS)は、どんなお仕事?

ひとことで言うと「インフラ+セキュリティ+自動化」エンジニアです。
通常のインフラエンジニアはサーバーを作ったり、ネットワークを設定することが主な業務になると思いますが、私たちは、「プログラムを動かすための仕組みを作る」仕事がメインになるため、開発に関係した知識も持ち合わせていることが前提となります。

Buildサービス推進チームでは、主に、「Function as a Service」(FaaS)と呼ばれるサーバーレスなアーキテクチャや、場合によってはコンテナを導入します。普通にサーバーを用意するよりFaaSやコンテナを使ったほうが早く作ることができ、作った後も、サーバーを管理するエンジニアの手間が省けます。そのため、同じエンジニアリソースの場合、一番価値を生むであろうアプリケーションプログラムの開発に集中できるメリットがあります。

CDSとして大切にしているミッションとは?

Cloud DevSecOpsは、確実に、失敗せず、最後まで終わらせるのが大きなミッションだと思っています。あくまでメインは、ソリューションアーキテクトやソフトウェアエンジニア、私はその下支えをするような役割です。

例えば、お客様が「新しくクラウドを利用する」という目途が付き始めたら、私たちは動き出します。クラウドを使う判断をした時点ではもう使える状態になっていてほしいので、そこまでの道しるべを立ててあげるのも、私たちが担う仕事だと思っています。

(PEMの形ではなく、CI/CDの案件だと、ソフトウェアエンジニアだけで進める案件の自動化の部分を担当するような関わり方も多いです。)

CDSとしての原点とは?

Buildサービス推進チームに入る以前は、CTC内で横断的にトラブルシュートをする仕事を多く担当していました。元々、商用のソフトウェアプロダクトのプリセールスエンジニアを担当していましたが、その当時から、トラブル相談に多く対応していました。エンジニアの立場として、技術的にトラブルを解決をさせることに拘りを持っていました。ねちっこかったのかもしれませんね(笑)。

開発元メーカーがサポートサービスを提供するような商用製品ではないオープンソースプロダクトを扱っていた時代は、トラブルが起こると自分の知らないところでもひたすら調べ上げて追及していくしかなかったので、当時得た基盤関連の技術が、今でも役に立っていることは多いと思います。

オープンソースを担当していた時に関わったデータベースは、今のクラウドのデータベースサービスでも同じものが使えたりしますので、基盤系の技術の一部は今も活用できています。また、「物理ネットワークはこうしておかないとセキュリティ的に問題があるから、クラウドの中でネットワークを設計する時もこうしておこう」など、オンプレミスの基盤知識でもパブリッククラウドになっても同じような考え方で応用が利くところも多いです。

「CTC」と「Buildサービス推進チーム」の共通点は?

ビジネス面では、これまで主なお客様が情報システム部門だったのに対し、「Buildサービス推進チーム」ではLOB(事業部門)のお客様に対してビジネスを提案していくのは、新しい取り組みだと思っています。

人という面では、Buildサービス推進チームには、チームが立ち上がってから中途で入社された方も多いのですが、皆さん適合力があると思いますし、且つ、我々が今まで経験してきた企業の情報システム部門の案件では使わない手法や情報をたくさん持ち込んでいただいていて、とても参考になっています。

Slalom社で武者修行したときに感じたこととは?

私たちは一昨年、北米シアトルのSlalom社へ武者修行として滞在して、リアルタイム音声翻訳のスマホアプリを現地で一緒に開発していました。会話に参加するユーザが、スマホアプリに向かって自国語で会話すると、クラウド上のバックエンドサービスでリアルタイムに翻訳して、会話の参加者へ翻訳された文章を配布するというアプリケーションです。当時私は、バックエンドを動作させるためのクラウド環境の整備や、開発等を行うための自動化(CI/CD)を担当していました。

Slalom社以外にも北米のテック企業全般の文化かもしれませんが、エンジニアが技術に集中できる環境がとても充実しているという感想を持ちました。例えば、一個のプロジェクトに対し、エンジニアのリソースが100%で投入されており、それ以外の業務に関しては遮断されている状況です。また、エンジニアがモチベーションを持って働けるような様々な環境が整っており、例えばエンジニアが好きそうなおもちゃや、各種飲み物等が用意されていました。

Slalom社のエンジニアはみんな、いきいきと自主的に働いている印象が強かったです。

さいごに

昨年は主業務がCDSエンジニアという立場でしたが、今年からはプリセールスとしてセールスに同行し、お客様と直接対話することで、エンジニア目線から見た+αの可能性を模索しています。
Buildサービス推進チームとしてさらにできることはないか、これからもお客様に寄り添った、最適なご支援をしていきたいと思っています。

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