みなさんはじめまして。世界文化社という出版社で、新規事業やマーケティングツールといったデジタル周りのプロデュースを主にやっている、日下部(クサカベ)という者です。
タイトルからして「横文字使いすぎ」と会社からダメ出し貰いそうですが、ニュアンスはコッチの方が伝わりやすいので、敢えて。敢えてですよ!>to 当社
「広告営業」という使い慣れた表現からイメージできるオシゴトの内容が、もはや実態とそぐわなくなっているのですが、レガシーメディアだからこそ、特に営業領域だと(転職の際に)トラディショナル感を持たれがちなのは感じています。
そこで、日本でも有数のトラディショナルかつオーセンティックな雑誌『家庭画報』を扱う老舗出版社である世界文化社が、メディア広告とその営業をどう捉え、何をしようとしているのか、『家庭画報』を例にとってお伝えしたいと思います。
雑誌とは、体現する世界観を肯定し求めてくれるお客様に届ける、それ自体が一種のブランドだと言えます。もちろん、より大きなマスに向けキャッチーなコンテンツを届けることを目的とする雑誌もありますが、そういった媒体に求められるのはネタの鮮度や話題性であり、世界観や価値観で勝負する雑誌とは方向性が違うと考えています。そして、『家庭画報』はテキストに載るレベルで典型的な前者、ブランドを背負った雑誌です。
広告は、ヒトが集まる/視るスペースを「押さえる」ビジネスから「そこで何をするか」仕掛けるものにシフトしていますが、雑誌広告も同様で、もはや雑誌の目立つ場所を広告として「押さえる」だけでは成り立たなくなっています。媒体をブランドと定義するからには、クライアントが借りてくれたスペースを使って、そのブランドのプロダクトとして成立するコンテンツをどう「仕掛け」るか、プロデュース能力が絶対的に必要です。
広告業界の経験者であれば、ブランド力のある雑誌なら、スペースに値札をつけるだけでビジネスがいまだに成立する、と(なかばシニカルな視線で)見ているヒトがいるかもしれませんが、雑誌広告については違うと断言できます。むしろ、ブランドを背負っているからこそ、そのブランド性をコンテンツ単位で証明できなければ、ビジネスとして成り立たないのが現状です。
だからこそ、日本でも有数の歴史と格式を誇るラグジュアリーライフ雑誌というブランドを背負い、『家庭画報』でクライアントとコンテンツを仕掛けるプロデュース業には、他では味わえない面白さがあります。
ブランドの価値を体現できるのであれば、そしてコンテンツとして成立するのなら、どんなビジネスをプロデュースしてもOK。もちろん、雑誌だけではなく、Webでも。CDPや会員基盤といったデータマーケティングの体制も整えています。
ご興味持っていただけたら、お気軽にご連絡ください。募集も始めました。
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