「社長面接では将来実現したい夢について聞かれました」と語る早川さん。将来的に起業を考えていながら、株式会社Trust Leadに応募した動機について深掘りしました。

シングルマザーでもある彼女が、どのようにキャリアを広げてきたのか、これまでの経歴と仕事術について詳しく紹介します。

早川 由奈 / 広報・採用担当

新卒で医療機器関係の営業販売会社に就職。退職後、ECアパレルブランドの立上げにゼロベースから携わる。大学の心理学部に編入後、フリーランスライターとして活動。株式会社Trust Leadにライターとして採用される。能力を買われて広報・人事も担当。

起業の手伝い・介護・大学編入・ライターなど…目の前のことにフルコミットしたら次のキャリアにつながった彼女の経歴とは？

ーー株式会社Trust Leadの広報としてのキャリアまでに、さまざまな経験を経ているとのこと。最初に新卒で就職したときの話をお聞かせください

新卒では医療器具の販売店に就職しました。ノルマ以上の販売成績を出せたら、給料に反映されたので、仕事へのモチベーションは高かったです。やりがいもあったのですが、土日出勤が基本だったので、結婚を機に退職しました。

ーー結婚後は、知人の起業を手伝ったとのこと。どのような仕事内容だったのでしょうか？

ECアパレルショップの立上げにゼロベースから関わることになりました。CM・仕入れの交渉・アルバイトの管理や業務指示・顧客対応・納品書作成などなど。足りない部分すべてにサポートで入る感じです。

ーーすごいですね！社長の片腕みたいな働き方ですが、その経験で得られたことはありますか？

良くも悪くも自分の発言や行動が直接成果に反映されました。それがおもしろくもあり、大変でもありました。特にアルバイトやスタッフのメンタルケアが本当に大変で…。注意するにしても、言うタイミングや言い方などが重要だと実感する場面も多かったですね。そのことがきっかけで大学に編入して、心理学を学ぼうと思ったんです。

ーー大学に編入して学び直すとは、すごい行動力ですね…！

人のメンタルや心理面について学術的に学んだほうがよいと考えて、心理学部に編入しました。大学では、毎日3,000字～4,000文字のレポートを書く必要があり大変でした。その代わり、ライティングスキルが上がって書くことが得意になったと思います。

ーーレポートを書きまくった経験が次のライターとしてのキャリアにつながったわけですね。

学術的な資料を読み込んだうえで、毎日3,000～4,000字を書く作業が続き、ライティングを苦もなくできるようになったんです。「もしかして、ライターの仕事ができるかも？」と気付きました。そこで、業務委託でライターの仕事を受注するように。

当時、闘病中の母を介護していたので、私の自由時間は夜間だけでした。夜中に家でできる仕事、在宅で自分のペースで働ける仕事としてライター業務は最適でした。

リサーチ中にたまたま株式会社Trust Leadの求人に遭遇。「おもしろそう」で応募したら広報に抜擢！

ーーフリーランスライターとして活動していた早川さんと株式会社Trust Leadとの出会いを教えてください

数社と業務委託契約して、ライターとして安定した収入を得られるようになっていました。そんな時、契約中のクライアントさんから、採用系の記事を作成したいと相談されました。

実際にどのようなものがあるかリサーチしていたら、偶然トラストリードを見つけたんです。個性的でおもしろそうな会社だと印象的でした。しかもライターを募集しているとあったので、応募してみたのが最初です。

ーー株式会社Trust Leadのどのような点がおもしろそうと感じたのでしょうか

売上が右肩上がり、西日本ベンチャー100にも選ばれているのに記事に手間をかけられず、企業の良さが伝えきれていない…そんな印象を受けました。私なら「もっと魅力を伝えられるのでは？」「お役に立てるのでは？」と感じてワクワクしたんです。

ーー着眼点がすごいですね！採用面談での会社や社長の印象などをお聞かせください

カジュアル面接の次は、いきなり社長面接でした。そこでは将来の夢を聞かれたので、正直に「社会福祉的な団体を立ち上げたい」と答えました。シングルマザーやシングルファーザーのための仕事斡旋プラットフォームをつくって、ライターとして副業ができるスクールを立ち上げたいと思っています。

ーー採用面談で夢を聞かれるのは株式会社Trust Leadあるあるかもしれませんね！ライターとして採用されたそうですが、なぜ広報を担当することになったのでしょうか

入社直後から「広報部門を立ち上げたい」とは聞いていました。そして、ライターの仕事と親和性が高いため、広報も兼任してほしいと依頼されました。将来、起業するのであれば広報の仕事は活かせそうだと考え引き受けることに。

コンサルの方に指導してもらいながら、PRTimesへ掲載する方法などを学んでいます。また、人事を担当していたスタッフが別の業務に切り替わり、採用担当の人が一時不在となりました。そこに「広報と採用は重なる部分もあるから、挑戦してみないか？」とお声がけいただき、1次面接も担当することになったんです。

ーー広報どころか人事も担当することに！？幅広いですね！現在の業務内容について教えてください

Wantedly・engage（エンゲージ）・ビズリーチ・バイトルネクストの対応、応募者への返信、応募履歴書の管理、1次面接、カジュアル面接の実施などなど。ビズリーチなど即戦力になる場合は、営業担当とともに1次面接をおこないます。

ーーベンチャーならではのスピード感で担当業務が広がっていますね。おもしろさややりがいを感じる瞬間は？

一人ひとりの存在意義が大きい点が魅力です。大手企業の場合、ひとりやふたりがサボっていても、会社の痛手にならないかもしれません。しかしベンチャーの場合は、一人ひとりの動きが重要です。当事者意識を持つことが重要で、問題解決も自分で提案する必要があります。

例えば、業務効率を上げるために新しいツールの導入を提案したことがありますが、柔軟に対応してくれました。自分の行動や提案がすぐに反映されるのは、責任と同時におもしろさも感じます。

ーーツール導入を訴えたときのことを具体的に教えてください

タスク管理ツールJootoの導入を提案しました。今まではスプレッドシートやGoogleカレンダーで報告していましたが、プロジェクト管理ができていませんでした。そこで私からツールの導入を提案させていただきました。

ツールの概要、導入するメリット、費用など具体的に説明して提案したところ、無事採用されました。裏付けがある提案であれば、柔軟に受け入れてもらえるんだなと嬉しかったです。一人ひとりの動きや声が、会社の動きに反映しやすいのがスタートアップ企業の良さであり魅力ですね。

ーー小さなお子さんを育てながら、シングルマザーとして頑張っているとのこと。働きやすさなどはいかがですか？

フルリモートで働いているので、休憩時間に夕食を作るなどスキマ時間で家事ができるのがありがたいです。家族を大切にする雰囲気があるので、子育てとの両立をしやすい環境です。子どもの病気で、早めに上がらせてもらう時も嫌な顔をされないのは助かっています。

夢実現のためのスキルや経験を蓄え中！株式会社Trust Leadで実現したい未来とは

ーー今後の働き方や目標について教えてください

経営が安定しているとはいえ、3期目のスタートアップです。仕事の幅を広げるチャンスも多く、スキルアップもマルチにできるので働き甲斐もあります。採用を積極的に行なっているので、これからスタッフの数も増えていくでしょう。

私は、既存のスタッフも新しく採用されたスタッフのどちらも働きやすい環境になるよう調整役をつとめたいと考えています。トラストリードと長く関わりたいと思ってもらえるといいですね。

ーーさまざまな経験やスキルを身につけてきた早川さん。夢のために株式会社Trust Leadでやりたいことは？

手を上げれば、どのようなことも挑戦できる環境といえます。将来の起業のために役立つスキルは、片端から学びたいと考えています。それが結果的には会社の発展に貢献できるし、自分のためにもなるはずです。今はPRを極めていきたいと思っています。