「もし、あのとき挑戦していたら」
そんな後悔を胸に抱きながら、現在は公務員を目指す受験生の挑戦を支えているのが、山口永里菜さんです。
学生時代は吹奏楽で全国大会金賞を経験し、音楽の専門学校を総代で卒業。消防音楽隊や千葉市役所での勤務を経て、現在は公務員予備校CAMPUS™で、SNS・YouTube運用、クリエイティブ制作、採用管理、受験生対応など、幅広い業務を担当しています。
「自分が夢を諦めた経験があるからこそ、誰かには後悔してほしくない」
公務員受験支援に携わる理由や仕事のやりがい、2人の子どもを育てながら働くリアルについて聞きました。
山口 永里菜(やまぐち えりな)
学生時代は吹奏楽部に所属し、全国大会金賞を経験。音楽の専門学校を総代で卒業後、消防音楽隊に所属する。その後、千葉市役所の広報広聴課デジタルコミュニケーション班にて、動画制作を中心とした広報業務に従事。現在は、SNS・YouTube運用、クリエイティブ制作、採用管理、受験生対応などを担当している。2児の母。
消防音楽隊で芽生えた、消防士への憧れ
––– これまでの経歴について教えてください。
学生時代は吹奏楽で全国大会金賞を受賞し、その後は音楽の専門学校を総代で卒業するほど、音楽に没頭していました。その後は消防音楽隊に入隊し、地域のイベント等で演奏活動を行いました。活動の中で命を守る消防士の姿に感銘を受け、憧れを抱くようになりました。
その後、千葉市役所の広報広聴課へ。各所管課から依頼を受け、動画の企画・編集から公開までを担当するほか、動画制作のアドバイスやサウンドロゴ、YouTubeのエンディング映像の制作など、幅広い広報業務に携わりました。
当時は、「千葉市をもっとよくしたい」「市の取り組みをきちんと伝えたい」という思いで、仕事に向き合っていました。
––– 働きながら、公務員試験にも挑戦されたそうですね。
はい。正規職員を目指し、仕事と勉強を両立しながら受験しましたが、結果は最終試験で不合格でした。あと一歩のところで届かなかった悔しさは、今でも忘れられません。
「あのとき挑戦していれば」という後悔が、今の原点
––– その経験が、現在の仕事にどうつながったのでしょうか?
不合格をきっかけに、「本当に自分がやりたかったことは何だろう」と、改めて人生を考えるようになりました。そこで思い浮かんだのが、消防音楽隊時代から憧れていた消防士という仕事でした。
実際に消防士試験への挑戦も考えましたが、当時は子育てとの両立を考えなければならず、受験を諦めました。音楽隊時代の先輩や後輩が消防士として働く姿を見ると、今でも「私も、あのとき挑戦していればよかった」と思うことがあります。
夢を諦める悔しさも、試験に不合格になる苦しさも経験したからこそ、受験生が抱える不安や焦り、葛藤が分かります。公務員試験は、努力だけでなく、正しい情報や適切なサポートを得られるかによっても結果が変わります。
「自分が受験生だった頃に、こんな環境があったらよかった」と思える支援を届けたい。その思いが、今の仕事の原点です。
「受講生の人生を変えたい」という思いに惹かれて
––– セレクトエージェントで働き始めたきっかけを教えてください。
消防や行政で培った経験を活かし、もっと多くの人の挑戦を応援できる仕事がしたいと考えていたとき、セレクトエージェントに関わっている方から声をかけていただきました。
その2日後には会社を訪れ、代表やメンバーとお話ししました。そこで感じたのが、「本気で、受講生一人ひとりの人生を変えたい」という強い思いです。その姿勢に共感し、「私もこの環境で挑戦したい」と思ったことが、働き始めた決め手でした。
消防音楽隊での経験も、行政で広報に携わった経験も、一見すると別々のものに見えます。だけど今は、目の前のことに一生懸命向き合ってきた経験が、すべて今の仕事につながっていると感じています。
SNS運用から受験生対応まで。肩書きに収まらない仕事
––– 現在は、どのような仕事を担当していますか?
中心となるのは、SNSとYouTubeの運用です。週1回の横動画と毎日のショート動画について、企画から制作、投稿管理まで担当しています。
そのほかにも、ホームページのリニューアルやLINEの動線改善、SEO記事の進捗管理、サムネイル・広告バナー・講義スライドの制作、採用管理など、業務は幅広いです。受験相談会やオンライン講義、模擬面接など、受験生と直接関わる機会もあります。
一つの肩書きでは説明できないほど多くの業務に関わりますが、その分、サービス全体を見渡せることが面白さだと思います。SNSで発信する情報と、受験生から届くリアルな声をつなげながら、必要な改善を考えられるからです。
一方で、スタートアップなので、仕組みやルールがまだ整っていない部分もあります。状況が変わるなかで、自分で考え、周囲と相談しながら仕事を進めなければなりません。
決められた仕事だけに取り組みたい人にとっては、大変な環境かもしれません。しかし、受験生のために必要だと思うことを提案し、自分たちで形にしていけることに、面白さを感じています。
叶えられなかった夢を、誰かの合格につなげる
––– 仕事のやりがいは、どのようなところに感じますか?
受験生が合格し、人生の新しい一歩を踏み出す姿を見られることです。
私は消防士になる夢を叶えられませんでした。でも今は、受験生が夢を叶えるためのお手伝いができます。合格の報告をもらったときは、自分のことのように嬉しいです。
一方で、公務員試験は、努力しても必ず結果が出るとは限りません。一人ひとりの人生の転機に関わる仕事だからこそ、責任の大きさも感じています。
簡単に「大丈夫」とは言えない仕事です。だからこそ、一人ひとりの状況や思いに誠実に向き合うことを大切にしています。
「子どもを優先して大丈夫」と言ってもらえる安心感
––– 2人のお子さんを育てながら、どのように働いていますか?
出社とリモートを組み合わせ、フルフレックス制度を活用しながら働いています。
小さな子どもがいるため、急な発熱や幼稚園からの呼び出しなど、予定通りにいかないことも少なくありません。そんなときも、メンバーが「子どもを優先して大丈夫」と自然に声をかけ、急ぎの業務をフォローしてくれます。
保育参観の日には、リモートで直前まで仕事をして幼稚園へ行き、帰宅後に仕事へ戻ることもできます。予定を共有すれば快く受け入れてもらえるので、「迷惑をかけてしまうかもしれない」と必要以上に気負わずに働けています。
制度があるだけではなく、メンバーが家庭や育児に理解を示してくれる。その雰囲気が、安心して挑戦を続けられる理由の一つです。
過去の経験を、誰かを支える力に変えたい人へ
––– 最後に、これから一緒に働く方へメッセージをお願いします。
セレクトエージェントには、誰かの挑戦を自分のことのように応援できる人や、変化を楽しみながら自分で考えて行動できる人が合うと思います。
業務の幅が広く、大変なこともありますが、これまでの経験や得意なことを活かしながら、新しい仕事に挑戦できる環境です。
私自身、夢を諦めた経験や、公務員試験に不合格になった経験、子育てと仕事の両立に悩んだ経験が、今の仕事につながっています。遠回りに思えた経験も、誰かを支える力に変えることができました。
これからは、住んでいる地域や置かれている環境にかかわらず、誰もが質の高いサポートを受けられる環境を、さらに広げていきたいです。
誰かの挑戦を支えながら、自分自身も新しいことに挑戦したい。そんな方と、一緒に働けたら嬉しいです。