株式会社ヤトラの乳井奈々です。
現在インドへ2週間の旅中で、先日インド人の同僚、Abitha(以下、アビ)のチェンナイの田舎にある実家でホームステイをしてきました。
今回は、そんなアビの実家で過ごした3日間のお話です。
インドの田舎での日常を経験して感じた、小さなカルチャーショックや、異文化の中での家族の優しさ。
そして、改めて気付けた旅の面白さを少しシェアさせてください。
アビと私
01 誰と、なんでこんなことに?
ホームステイをする事になったきっかけは、会社の代表、蒼馬さんからの一言、
「インド行く予定ならAbithaと会えばええやん!」
ん?Abithaって誰やっけ??
そういえばインドからリモートで同じヤトラで働く、トラベルデザイナーチームの彼女。
実は一切話したこともなく、顔もわからない距離感だった2人。でも、
一緒の会社で働くインド人と、現地で会う。ましてや、
その人の実家に泊まる。
めちゃくちゃおもろいんじゃないか。そう思って、急遽連絡してみた。
「Hi Abitha! I'm Nana, working for the same company! Nice to meet you!
Actually, I'm going to India soon! Although we've never talked before, could I stay at your place?」
最低な初回挨拶。
そこから彼女の感動レベルの優しさにより彼女の実家でのホームステイが成立。
チェンナイから1時間半離れた田舎町の、母親と姉の3人で暮らしている実家へ、3日間泊まらせてもらう事になった。
彼女の家から徒歩2分の魚売り場。
02 チェンナイから1時間半。アビの実家へ
8/17の夜23時、チェンナイ空港に着く。
アビとアビの彼氏が空港まで迎えに来てくれて一緒に家に向かう。
現地の人が空港まで迎えに来てくれるなんて、こんなに贅沢で安心な旅は初めて。
感激すると共に、少し物足りなさも感じつつ家に向かう。
道中で食事をしたり海へ寄ったりして、夜中に家に着いた。
そして家に着くと早速、牛がお出迎え。
インド来たーと思える瞬間。
03 インドの田舎町の家って、どんな感じ?
家に着くと、お母さんが起きてドアを開けてくれた。
彼らにとって私は初めての外国からのゲストらしく、私も含めみんなワクワクしていた。
インドの田舎町の家。
どんなベッドが用意されてるのか、不安と楽しみを持って中へ入る。
そこにあるのは、リビングルームと寝室の2部屋のみ。
寝室には姉がすでに寝ていた。
ん、?
インドの家の事情は全く知らないが、流石に布団とか用意されてるのかと期待していた。
自分が情けなくなる。
お母さんが満面の笑みで枕を一つくれた。
石のリビングの床を指差して、
「ゆっくり寝てね!」と優しい言葉をくれる。
…..
最高やないか、、
そうよね、ほんまに必要なもんなんて枕一つと床よね。
布団なんて贅沢な妄想していた自分が悪いよね!すまん!情けない!
そんな感じでアビのママ、アビ、私の3人で、子供の時以来の川の字で就寝。
仲良く川の字で寝る3人。出会って2時間目。
20時間の移動を経た後のクッタクタな体で眠りにつく前、
なぜか幸せが溢れて泣きそうになった。
知らない外国人を泊めてくれるこの家族の優しさ。
会ったばかりとは思えない、枕と床で川の字で寝るこの懐かしい安心感。
エアコンのないアッツアツの部屋で巨大扇風機の音が爆音で鳴り響く中、みんなで眠りにつく。これだから旅は面白い。
良い。
おやすみ。
私と同い年のアビの姉。
そんな感じで始まった異文化のホームステイ体験。
小さなカルチャーショックがたくさんあり、どれも最高の宝物になった。
朝の水汲み。
04 朝は、チャイのモーニングコールでスタート。
目を覚ますと、ママはキッチンで朝食の準備。
アビは横で寝ている。
あー、久々や、この異世界で目を覚ます感じ。
一瞬どこにいるのか分からなくなる。
ママが物音ですぐに起きた事に気づいて、こっちに来る。
私の顔を見て、満面の笑みで第一声。
「チャイ?」
….
ええなー、、
ここではおはようよりも先に、チャイが大事なのだ。
バッキバキの体のことなんて忘れて、アッツアツのチャイでスタートする朝。
旅で求めてたのはこれよ。
まさしくこれ。
朝食の手作りチャイとドーサ。
05 家の裏の巨大ゴミ箱
朝、ゴミ箱はどこ?と聞く。
すると案内されたのは、
家の裏のゴミ山。
「あ、ここに投げて!」って。
いやー、めちゃくちゃインドやな、、!
日本人の自分には、ゴミを投げ捨てるたびに罪悪感がえぐい。
こういう小さな「違い」に出会えるから、旅はおもしろい。そして何より、
この環境で育ってきたアビと、今こうしてリモートで同じ会社で働いてるの、最高やな。
と改めて実感。
アビんちのゴミ箱、?
06 言葉が通じない現地の人との交流
アビママや近所の人とは、一切言語が通じない。
しかしそんなことはあまり関係なく、彼らの優しさのおかげですぐに距離は縮まった。
アビママとの数日間の生活での、彼女のリアクションがいつも面白かった。
朝晩スキンケアをしてる私を、いつも不思議そうに、笑いながらガン見してくるママ。
何をするにも、毎回じーっと見てくる。
7kgしかない小さなバックパックで旅をしている私が、わざわざこんなものを持ち歩いていること自体が、どうやら面白かったらしい。
(インドにスキンケアやメイクアップの文化はほぼ存在しないらしい)
他にも、「うまい!」と嬉しそうに作ってくれたご飯を食べる私を、さらに嬉しそうに見つめてくるママ。
腹が減るちょうどのタイミングでいつも
「イート?」
と聞いて、いろんな具材を混ぜ混ぜして出してくれる実家飯。
出会ったばかりの私を、娘のように接してくれる優しさに感動。
正体不明の混ぜ混ぜご飯。
07 実家の、何もしない午後
一番涼しい小さな寝室で、3人床に寝転び、ゴロゴロする昼3時。
横で大の字で寝てても何一つ気を遣わない居心地の良さ。
ぼーっと扇風機に揺れる洗濯物を眺める。
横で現地の言葉を話す彼らの会話はBGMと化し、心を落ち着かせる。
あー、幸せやなーーー。
出会って一日しか経ってないのに、この実家以上の居心地の良さの秘密は、この人達の心の温かさにあるのかなと考えさせられる。
気づけば近所の奥様がリビングに。インドの女子会
08 旅ってやっぱり面白い
そんな感じで始まった、異文化のホームステイ体験。
たった3日間でも、小さなカルチャーショックがたくさんあった。
どれの普通の観光旅行ではできない体験だ。
そして改めて感じたのは旅はやはり現地の人との交流に限る。
有名な場所に行って、写真を撮って、おいしいものを食べて、ホテルに帰る。
それももちろん楽しい。でも、
その土地の人の家に入って、
一緒にご飯を食べて、
同じ床で寝て、
何もせず一緒にゴロゴロする。
そんな時間が私の中で最高の旅と言える。
予想できない未知の体験。
母国から遠く離れた場所で、実際に営まれている暮らし。
言葉の通じない人と、どうにかコミュニケーションを取って、お互いのことを少しずつ知っていくおもしろさ。
そんなものがいい旅を作る。
こんな貴重な体験をくれた、アビ。そしてアビの家族。
3日間、本当にありがとう!!
またみんなで横になって寝よう!!
(ちなみに私とバイバイしたあと、アビママは泣いていたらしい……(泣))
世界一優しいアビママ
と、まあこんな感じで、一切まとまってない私のホームステイ体験のお話をさせていただきました。
まだまだインド旅は続くので、別の機会にまた違うエピソードをお話しできたらと思います。
今回改めて感じたのは、やっぱり旅っておもしろいということ。
観光地を巡るだけじゃなく、その土地の人の暮らしの中に少し入ってみる。そこでしかできない経験や、そこでしか出会えない人がいる。
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