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きっかけはピザでした -ビットコインピザデーに児童養護施設へピザ1001枚を届けて見えてきた bitFlyer が地域にできること-

児童養護施設にピザ1001枚をプレゼント

5月22日の「ビットコインピザデー」という記念日をご存じでしょうか。ピザの購入をきっかけにビットコインが世界で初めて決済に使われた日で、暗号資産業界にとっての記念日になっています。業界ではみんなで集まってピザを食べながらお祝いするのが恒例行事ですが、bitFlyer は今年、都内29か所の児童養護施設にピザ1001枚をプレゼントする社会貢献活動を行いました。特別な日にどうして子供たちにピザをプレゼントしたのか、そして取り組みを通じて当社が地域にできることが見えてきました。

ビットコインピザデーとは

2010年5月22日にフロリダでプログラマーの男性が宅配ピザ2枚を購入した代金として1万ビットコインを支払いました。暗号資産業界では、ビットコインが歴史上初めて通貨に利用された記念日として、皆で集まってピザを食べながらお祝いするのが恒例行事となっています。1万ビットコインは当時の価格だと約2,200円程度でしたが、現在の価格に換算すると1,000億円以上になっていて、14年の経過でビットコインの価値が著しく上昇していることを認識する日にもなっています。

特別な年の特別な日に bitFlyer ができること

bitFlyerでも毎年、社内でピザパーティを開いて従業員みんなでお祝いしていますが、今年は創業10周年を迎えた特別な年。そうした年に当社だからこそできること、すべきことに向き合いました。10年もの間、事業を続けてこられたのはお客様や地域のみなさまのおかげであり、わずかでもお返しをしたいという思いに至りました。そして、都内23区の児童養護施設にそれぞれお声がけをさせていただき、ピザのプレゼントを受け入れていただきました。その結果、29施設で暮らす子どもたちあわせて1001名に合計1001枚のピザをお届けすることができました。

ピザ店の全面協力で実現

それぞれの施設にお届けしたのは、福岡市のピザ製造会社「PIZZAREVO」さんの極☆マルゲリータです。活動の趣旨をご説明してピザの提供を呼び掛けたところ、「ぜひ協力したい」と快く賛同をいただき、子供たちに人気のメニューをご提供いただきました。PIZZAREVOさんは2023年11月20日の「世界こどもの日」に福岡市の中心部で子供たちにピザを無料で配るなど社会貢献活動に取り組んでいて、当社としても今回の取り組みを行う上で素晴らしいパートナーに出会えたと考えています。ピザとともに子供たちに向けたメッセージカードも届けていただいたので、その内容をご紹介します。

施設のみなさまへ 福岡でピザ屋を営んでおりますPIZZAREVO(ピザレボ)と申します。 本日は「ビットコインピザデー」ということをビットフライヤー様にうかがいました。 今回、ビットフライヤー様にもご協力いただき、みなさんへ私たちのピザをお贈りすることになりました。 私たちは福岡県産の小麦を使用し、1枚1枚ていねいに手伸ばしし、窯で焼き上げ、心を込めてピザを作っています。 私たちの使命は「世界を笑顔に」です。 美味しいピザで少しでも皆さんに喜んでいただき、楽しく食事をしていただきたいと想っています。 ビットコインピザデーに心を込めて作ったピザレボのピザを是非食べていただき、素敵な笑顔があふれる1日になりますように   PIZZAREVO 従業員一同

「広尾フレンズ」に代表の加納裕三が訪問

ピザをお届けした施設のうち、渋谷区にある「広尾フレンズ」には当社代表の加納裕三が直接訪問させていただきました。広尾フレンズは1876年に創設された100年以上の歴史がある児童養護施設で、4歳から19歳の子どもたち約50人が生活しています。加納はbitFlyerを創業する前、証券会社で勤務していた時代に広尾フレンズを訪れたことがあり、縁のある施設です。

現地では、施設長の土屋學さんから施設の状況を詳しくお話いただきました。児童養護施設で生活する子供たちの大半は親からの暴力やネグレクトといった虐待を受けたことが理由で入所していること、子どもたちが衣服や娯楽のために自由に使えるお金はほとんどないこと、一般家庭と比べると進学率は著しく低いことなど。こうした問題に当社が直接的に関わるのは簡単ではないですが、今回の取り組みを通じて子どもたちに少しでも楽しい時間を過ごしてもらいたいと考えています。

子供たちにピザを直接プレゼント

※プライバシー保護のため画像を加工しています。

そして、子供たちにはピザを手渡しでプレゼントさせていただきました。さらに加納からビットコインとは何か、円やドルといった法定通貨やとは何が違うのかを簡単にご説明し、子供たちと対話する時間を設けていただきました。子どもたちからはビットコインが初めて決済に使われた14年前と比べてビットコインの価値が著しく上がっていることに驚く声が多く聞かれました。

楽しそうな食卓の様子が続々届く



※プライバシー保護のため画像を加工しています。

取り組みの実施後、大変ありがたいことにそれぞれの施設から子どもたちがピザを食べている様子の写真が届きました。1000人を超える子どもたちと一緒にビットコインピザデーをお祝いできたことを大変嬉しく思います。そして、今回の取り組みをきっかけにビットコインや暗号資産、web3の世界に興味を持つ子どもたちがいれば、当社としてはこの上ない喜びです。

取り組みを終えて -bitFlyer にできる最初の一歩-

創業10周年の感謝を込めて、たくさんの子どもたちと一緒にビットコインピザデーをお祝いしたいと始まった今回の取り組み。多くの施設に受け入れていただいて、たくさんの子供たちにピザを届けることができました。
私たちのミッションは「ブロックチェーンで世界を簡単に。」であり、暗号資産の取引をはじめとしてさまざまなサービスで社会に価値を提供していきます。一方で、社会にはそれぞれの暮らしや現実があることに向き合う必要性を感じ、当社にできることがあることを認識しました。今回の取り組みはその最初の一歩でしたが、子どもたちに「5月22日はビットコインのお祝いの日」として広く認識され、業界や当社に関心を向けてもらえるよう、今後も当社にできることに積極的に取り組んでまいります。


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