福岡出張について
実は今、福岡に出張しています。当社の拠点は東京、名古屋、大阪、札幌なのになぜ福岡・・・?おそらく社員の多くがそれを知れば、「絶対遊びに行っている!!」と思うんだろうなぁ。
実は当社の営業社員の人数がここ数ヶ月で2倍に増えているんです。しかも当社のサービスメニューもネット通販のパッケージサービスである「まかせてEC」や通販の模造品チェックサービスなど、実はどんどん増えています。つまりインターネット通販の運用代行サービスを中心にいろいろサービスメニューも増えているんです。
そのため、もしこれらの仕掛けがきちんと回り始めたら、今の拠点数で足りないかも・・・と思って、福岡に行きました。ただ、福岡に拠点を作るというのを決めているわけでもないし、そもそも拠点を増やすことを会社として決まったわけでもないのですが、とりあえず下調べということ、そして福岡にビジネス関係の集まりがあってそこに参加します。
拠点を作るのに下調べが必要な理由
もちろん拠点を作る前に人の採用はしやすいかとか、家賃相場とか調べているのですが、他にも大事にしていることがあります。
僕だけの感覚かもしれないのですが、その土地ごとに人の性格とか全然違うんですよ。
たとえば、当社の拠点で見ると、札幌って男性より女性の方が多いんです。しかも女性の働いている率が高い。逆に東京は男性の方が多いのですが、あと特徴として地方出身者が多くて東京が地元の人は少ない。感覚的には当社の社員でも東京が地元っておそらく40%程度?他の拠点ではありえない数字です。
そのため、その土地ごとに拠点のカラーや性格が実は全然違うんです。
しかも当社は各拠点で採用した人材に拠点責任者を任せるというルールがあるので、余計に拠点毎のカラーが出やすいんです。そのため、当社の拠点マネージメントは拠点毎のカラーや特性を理解した上で行わないといけないので、その土地のカラーを知ることがとても重要なんです。
何でそんなめんどくさいことするの?
実はよく「何でそんなめんどくさいことするの?拠点の責任者なんて他の拠点から引っ越しさせて持ってきたらいいじゃん!」って言われます。ほとんどの会社はそうしていると思います。
たぶん、そのやり方の方が本当に手軽で早いと思います。でも当社が「各拠点で採用した人材に拠点責任者を任せるというルール」に拘っている理由があります。
よく大きな親会社がある企業とかだと、会社の管理職や役員が親会社から天下りで来るケースって多いと思うんです。でもそうすると子会社のプロパー社員(子会社で採用された人)って出世しにくいんです。そのため、徐々にメンバーのやる気がなくなってしまうんです。そのため、立ち上げ当初は苦労しても、長期的に見ると「各拠点で採用した人材に拠点責任者を任せるというルール」の方がその拠点のメンバーモチベーションを上げやすいと思うんです。
あと、各拠点のカラーがばらばらだと各拠点の強みとかカラーとか特徴が出やすいんです。それが結果として会社の強みに繋がるんです。
その代わり、拠点が安定するのは2年くらいかかるので、なかなか大変なんですけどね。
あとそのルールの副産物として当社は転勤が少ない!少ないというかほとんどありません!!転勤したいという希望者は転勤できるルールはあるんですが、転勤を強制されることはほとんどありません。それもこのルールのおかげですね。