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学校の教員から塾講師へ。6名の生徒のリーダーとしてクラスを引っ張る!

6人限定授業という個性的なコンセプトで埼玉県を中心に学習塾展開を広げる国大セミナー。今回は講師として入社し現在は常務執行役員・総務担当の西脇様に、入社の経緯とどんな方が講師として向いているかなどを伺いました。

学校の教員に限界を感じ転職

-入社の経緯を教えてください

もともと学校の教員でした。一番最初に教職に就いたのが中学校で、当時えらく荒れていたんですね。体育館に放火がされるような過酷な現場だったんですが、不良生徒連中に懐かれまして。中学1年生の担任だったのに修学旅行にも不良担当として行かされました(笑)

次に赴任したのが小学校だったんですが、今度は前とは真逆のガチガチの管理型の指導方法だったんですね。それで自分としては両方とも辛くて。働く環境としても続けるのが難しいなと。自分が理想とする教育とも違っていた。それで学校の教員は辞める事にしました。

ただ、教育事業には携わりたかったので求人誌で教育関係の仕事を探していたところ、国大セミナーの募集を発見して応募しました。入社したのは1993年です。

面白すぎる塾として大人気に

-その頃の国大セミナーはどのような指導法だったんでしょうか

今のスタイルはほぼ完成していました。1クラスの人数には多少ばらつきはありましたが、少人数グループ指導というコンセプトは変わっておらず、1クラス6名限定指導のはすでに始まっていましたね。

最初の印象としては「受験合格を目指す塾とはまるっきり違うな」というところでした。成績がいい子を集めて難関校突破を目指す塾ではなかったので、まず勉強をする楽しさや塾に通う楽しさがまず必要だったんです。例えば、お化けの話を30分して爆笑させる。その代わり30分は集中して勉強させる。そういう意味で先生には生徒を楽しさで引き付ける力が求められたと思います。

そんなことを続けているうちに、授業が7時20分開始なのに面白いからっていうので生徒が7時に集まってしまう。終わりも9時半終わりのはずなんですが、盛り上がりすぎちゃって10時になってしまうとかが良くありました。普通の塾だと集客に結構苦労するはずなんですが、国大セミナーの場合は噂が噂を呼んで生徒が生徒を連れてきてくれた。教室に生徒が入りきらなくなってしまうこともありました。

楽しい通塾と確実な成績アップ

-今でも先生には生徒を引き付ける力が求められるということですね

基本的にはその通りで、生徒を引きつけて一緒に楽しく授業をするということが必要です。どんなに頭が良くて一般的な意味で授業が上手い先生でも、楽しい授業をできなければ国大セミナーには向いていません。他塾で経験豊富な先生でも国大セミナーは肌に合わないという方は結構多いです。

現在はお化けの話を30分ということはなくて、これまで培った授業の進め方のノウハウに沿ってテンポよく学習を進めていきます。10分講義して10分演習のサイクルを繰り返すといった具合ですね。先生の話が楽しいというところに加えて、時間内で競争する楽しさとか、講義と演習のメリハリというところで生徒の学習意欲を引き出すようにしています。ただ、生徒に「楽しく勉強してもらう」という根本は変わっていません。

よく社長が話をするのが「楽しい通塾と確実な成績アップ」ということです。他塾だと「確実な成績アップ」にだけフォーカスするケースが多いはずなんですが、国大セミナーの場合はまず勉強する動機として「楽しい通塾」が必須であると考えています。その楽しさというのは「競争する楽しさ」であり、その実現には1クラス6名限定指導がもっとも効果的であるというわけです。

講師は生徒のリーダー的存在

-ずいぶん他塾と違う指導法だと思うんですがどんな人が向いていますか

まずは生徒とコミュニケーションをしっかりとれる方です。上から指導するとか管理型の指導をしてきた方だと、講師経験があっても難しい。面接にお越しいただいた際に、国大セミナーの指導法についてのビデオをみなさんに見てもらうんですが、その時点で「合わない」とか「これは塾じゃない」という感想をお持ちになって辞退される方もいます。他塾の講師経験者に多いですね。

むしろ未経験者の方が向いているかもしれません。大学生とか異業種からの転職者とか。正直な話、講師の方の学業成績がイマイチだったとしても、生徒を引っ張る力があればなんとかなります。

考え方としては講師は6名の生徒に教える立場であると同時に、生徒たちのリーダーなんです。ですので、生徒たちを成績アップという目標に引っ張っていく熱意と魅力が必要です。ただ教えて終わりではなくて、6名の中で成績が悪い子をどうしたらみんなに追いつけられるかとか、どうしたら6名全員に上手に意図を伝えることができるかとか、生徒たちの中に入って試行錯誤するんです。先を読む力とか授業を構築する力が鍛えられる状況におかれます。

これを行うことによって生徒だけでなく先生自身も生きる力が身についていきます。授業だけでなく業務上で他の先生や従業員と連携をとる必要もありますので、そうした場面でも役に立つ能力です。

入社後のミスマッチが少ない選考方式

-講師の採用にあたってはどのような選考方式でしょうか

まず、1次試験では筆記試験と適性検査を受けてもらい、この合計点数で合否が決まります。さらに国大セミナーの指導法を紹介するビデオを見ていただき、当社のことを理解してもらう。受ける側にも納得して働けるかどうか判断していただきます。

2次試験では模擬授業と規則の説明を行います。ニュアンス的には研修に近いですね。1次試験合格時に3分の課題を出して、それに基づいて6名の仮想生徒役に対して授業をやってもらう。ここではまずしっかり予習をしているかを見ます。そして、その授業を終えたら修正点を指摘して、再度授業を3分行ってもらい修正ができているかというところを見ます。

授業に対する準備ができるかと、修正の指摘を素直に受け入れられるかというところが評価の対象として大きいです。また、この選考過程のなかでミスマッチな方は辞退されたり落ちる可能性が高いので、入社後すぐの退職というのはほとんどありません。

生徒の「生きる力」を育てるのが国大セミナー

-お仕事を探されている方にメッセージをお願いします

国大セミナーは子供の「生きる力」を育てるというコンセプトで、教育に関する事業を幅広く行っています。子供とコミュニケーションが取れる方、子供の成長に対する熱意がある方であれば塾講師未経験でもきっと活躍できます。校舎数も拡大中ですので、成長できるフィールドやキャリアプランも描きやすいのが魅力です。是非たくさんの方とお話しできればと思います!

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