コンセプトカー (WYVERN) のデジタルモックアップとVRデザイン評価のためのコンテンツ制作。
クライアント:株式会社MODI様
・詳細
MODI様では、自動車産業や工業デザインにおいて、コンセプトメーキングからプロトタイプの制作、製品化に至る一連の作業環境の集約化と、製品技術の開発を基盤にさまざまな商品を開発されており、開発過程においてかねてより特にデジタル評価に力を入れておられました。
そういった中で、Autodesk Showcaseを使ったCAD段階でのデザイン評価などをされていたのですが、PC上での視聴に限られていたりと色々と制約があったそうです。
弊社のV PLUSではCADデータからあらゆるソフトウェアやデバイスとコネクションができるため、Autodesk Showcase (現在はAutodesk VRED) などCADのビジュアライゼーションソフトウェアのデータ制作はもちろん、そのマテリアル情報を共有化して、UnityやUnreal Engineなどのリアルタイムエンジンへの変換、その後のコンテンツ制作までをサポートさせていただきました。
WYVERNでは、HMD (HTC VIVE / Oculus Rift) でデザイン評価の可能なデジタルモックアップの制作、zSpace (立体視とヘッドトラッキングを統合したモニタデバイス) を利用して、よりWYVERNの内容をご理解いただくための立体カタログコンテンツ、iPadなどのモバイル端末で動くコンフィグレーションなど、さまざまなアプリケーションに展開して、現在もご使用いただいております。
・デバイス
◆HMD (HTC VIVE / Oculus Rift)
ヘッドマウントディスプレイを装着して、モックの位置とバーチャルの位置を合わせることで、実際の運転席に座って、インテリアの色やシートの位置、運転席からの見た目などを検証できます。
◆zSpace
zSpaceは、立体視とヘッドトラッキングを組み合わせたモニタデバイスです。
まるで目の前にミニチュアのモデルがあるように直感的な操作が可能です。
車体の説明や解体トレーニングなど、俯瞰的に製品を見せるコンテンツに適しており、パンフレットやWEBなどの平面的なものよりも理解を深めたい、学習的なコンテンツ制作が可能です。
◆Mobile (iPadなど)
モバイルでのデータ表示も可能です。
本件ではTangoというGoogleのデバイスを使用することでマーカーレスARを実現し、手軽に車体を空間に取り出して確認できるコンテンツを制作しました。
その他、簡易的なコンフィグレーション機能を付けたコンテンツ制作も可能です。
◆Touch Screen
タッチセンサーのモニタで車体の色や背景を変えたり、コンフィグレーションを直感的に行えます。