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【自治体職員からスタートアップへ!】元自治体職員が語るWiseVineで働く意味とプロダクトに懸ける想い

こんにちは!株式会社WiseVineの採用担当です。
本日は、セールスの藤田さんにインタビューをしてまいりました。

・WiseVineに参画するまでの経緯
・現在のWiseVineで担っている役割
・WiseVineに懸ける想い

についてお話ししてまいりますので、「行政の予算編成の業務効率化に切り込むDXプロダクトに携わりたい方」はもちろん、「大きな可能性を秘めたプロダクトを世の中に広めたい方」や「営業組織の立ち上げに携わりたい方、営業戦略の上流から考えられる力を身に付けたい方」はぜひ最後までご覧ください。


セールス / 藤田康之 プロフィール

同志社大学法学部を卒業後、2014年三重県名張市役所に入庁。教育委員会事務局へ所属し、総務及び人事労務を経験。2017年から文部科学省に出向となり、自治体に対する補助事業に携わる。2020年帰任後は、国体運営、コロナ対策に従事し、予算編成や補助金等の申請を担当。2022年11月よりWiseVineに参画

WiseVineに参画するまで

ー新卒で市役所に入庁した経緯を教えてください。

大学生のときに「貧困の世代間連鎖」の実態を知り、私の身近なところでも似た事例があることに危機感を覚えました。貧困が次世代に続く主な理由は、親の収入が低いために十分な教育費を出せず十分な教育機会が与えられないことだと言われています。私の親は、たまたま教育に関心を持ち教育へ投資してくれましたが、生まれた環境によって受けられる教育の質が低下し、ビハインドを負うことは健全でないと思いました。
そのような経緯から、公教育をより充実させられる仕事に就きたいと考え、公務員を目指しました。

ー官公庁で働いていて良かったことはありますか?

就職する前から、「日本の公教育はどうあるべきか」についてとても関心があったので、自分が興味のある分野で働くことができることは幸せでした。
また、行政や公教育に関しては、実際に関わってみなければ分からないことも多いのですが、市民や教師の方と近い距離でお話することで、高い解像度で課題感を知ることができたのは貴重な経験になりました。

ー転職を考えたきっかけや転職軸について教えてください。

もともとのきっかけは、家庭事情によって引っ越すことになり、それで転職を考え始めました。自治体での業務は好きでしたし、「自分の住む国やまちを自分の手で良くしていきたい」という思いが強かったので、行政には関わりたいと思いました。
ただ、せっかくの転職機会であるので、自治体ではなく、一度民間企業の視点で行政課題解決に取り組んでみたいと思い、「行政に関わることができる民間企業」を中心に転職活動を進めました。

ーWiseVineに参画した決め手を教えてください。

転職媒体を経由してオファーをいただいたのが最初のきっかけです。
それまでWiseVineの存在は知らなかったのですが、気になってHPを開いてみると社長の熱い想いが綴られていました。そこには「お金は有限であり、新しい事業をやるためには、古い事業をやめなければならない」というようなことが書いてあって。それって、行政にとっては当たり前のことですが、民間企業が行政の本質的な課題に取り組んでいるということに衝撃を受けて、面接をする前に8割方、私の中で入社したい気持ちは固まっていました。


WiseVine参画〜現在

ー入社してみてどうでしたか?

最初の3ヶ月くらいは新しい環境に全然慣れなかったです。業務の裁量を求めていたものの、裁量が大きすぎて(笑)一つ一つの業務が大変というよりは、スタートアップの社風に馴染むのに苦労して涙を流すこともありました。自治体では、上司がゴールを決めるための情報収集や選択肢の提示に注力していたわけですが、この会社では自らドリブルしてゴールを決めるところまで必要だったからです。ただ、自分でゴールを決める面白さがわかってからは、だんだん営業も上手くいくようになり、リード数も大幅に増やすことができるようになりました。

ー現在の業務内容を教えてください。

マーケティング、インサイド/フィールドセールスまでの全てが担当範囲です。売り上げ計画の策定のたたきを作って、代表の吉本に壁打ちするなど、上流の戦略部分から携わっています。
また、WiseVineが設立に関わった一般社団法人「新しい自治体財政を考える研究会(財ラボ)」(※)の運営にもメインで携わっています。
(※)自治体職員が課題に感じていることのヒントになる情報を提供したり、自治体同士の横の繋がりを作ることを目的としたコミュニティ。

ー“「財ラボ」の運営”について詳しく教えてください。

WiseVineのプロダクトはあくまでシステムです。システムだけで自治体の財政の負は改善せず、BPRや財政業務のあるべき姿を考え、その知見を皆で共有していくことが大事です。短期的な営業結果を追い求めず、長期的に自治体の財政に有償・無償関わらずコミットする中で信頼は生まれていくのだと信じています。
具体的には、財政業務と言っても幅広であり、様々なテーマで全国の自治体から有識者を招き、知見を形にして共有します。機関誌やテーマごとの分科会、また年に一度、100名程度のカンファレンスや展示会などを行っています。必要な事であれば無償でも実施し、継続することで、少しづつ会員の皆様と信頼を積み重ねられていると感じています。
その結果、設立から約1年半で会員数は300名に達しました。勿論WiseVineとは別組織では在りますが、今後WiseVineのプロダクトをリリースした暁には、一目置かれると嬉しいというのは、まあ本音です(笑)

ー藤田さんが考える、現在のセールスチームに必要な要素は何ですか?

「営業組織を立ち上げた経験のある方」には、是非来て欲しいです。
私自身営業は未経験でしたが、様々な情報を収集し、現在の営業組織の0→1フェーズに必要なことを行っているつもりです。しかし、営業の核となる部分や一般的な手法については完全に理解できていないため、そういったご経験のある方が加わることで、より提案やお客様とのコミュニケーションに力を入れることができると考えています。

ー最近、採用で印象的なエピソードはありますか?

私が営業活動をする中で知り合った方が最近入社してくれました。その方は、自治体の財政課題解決に信念を持って取り組まれていて、私としてはぜひ力を貸してほしいと思って、前々から「WiseVineに来ないか」と口説いていました。
しかしタイミングが合わず、その方は別の会社に転職してしまったんですね。それでも私は「一緒に働きたい」という想いが諦められず連絡を取り続けたところ、WiseVineに気持ちが傾き始めていることがわかってきました。少しでも前向きに入社を検討してくれたら嬉しいと思い、吉本に「その方に会ってくれないか」と伝えたら、「じゃあ明日会ってくるよ」と。1時間のランチを設定したのですが、その中で入社を決断してくださったそうです。吉本の人を惹きつける力は本当にすごいと思いましたね。
これは後から人事の方に聞いた話なのですが、その方に入社の決め手を聞いたところ、最後は吉本でしたが、「藤田さんがずっと連絡してくれていたのが大きい」と言ってくれたみたいで、とても嬉しかったですね。今後、更に加速するセールスチームを一緒に創っていけたらと思っていますし、自分から知り合いを誘ってしまうくらい、魅力的な職場だと思っています。


WiseVineの魅力

ーWiseVineのセールスとして働く魅力を教えてください。

現在、0→1のフェーズなので、「自分の力で営業組織を立ち上げたい」「営業戦略の上流から考えられる力をつけたい」といった想いのある方には、すごく魅力的だと思います。代表の吉本が多くを任せてくれるので、企画すればするほど、どんどん実現していけるような環境です。自ら行動できる自走力のある方は楽しく働いていただけると思いますね。
また正直、GovTech領域で、170兆円の行政支出の再配分機能の高度化を図ることは難易度が高く、なかなかどこの企業も入り込めなかったことです。そこに挑戦できるのも魅力だと思います。未来世代の財源を先取りする赤字国債で賄う状況にある日本にメスを入れていくことは、誰かがやらないといけないなと、感じています。かなりチャレンジングな領域で負荷も大きいですが、WiseVineのミッションやそれを達成するためのプロダクト(手段)は日本が抱えている課題を解決していく、礎になるのでは、と本気で感じています。
私は、自治体職員の時代から「自分の住むまちを良くしたい、家族や子供たちが住む社会を少しでも暮らしやすいものにしたい」という想いがあります。この意義のあるプロダクトを世の中に広めていける立場にいることは、非常に光栄ですし、プロダクトを通じて各自治体に貢献していけることは非常にやりがいを感じています。導入はまだまだこれからですが、その基盤ができたので、これからが楽しみです。

ーインパクトの大きさを感じる瞬間はありますか?

導入はこれからですが、現時点でも、多くの自治体、そしてその先にある社会・市民にインパクトを与えることができる、と確信しています。
多くの自治体が財政課題で同様の悩みを抱えていますし、財政課は日常業務に追われ、クリエイティブな作業が難しい状況にあります。また、事業の優先順位付けやスクラップ、予算への評価の反映がうまくいかない問題もあります。
その課題を解決する手段の一つとして「理想のシステムだ」、と言ってくださる自治体の方々がおり、プロダクトの方針は間違っていなかったと思いますね。今後プロダクトをリリースし、全国の自治体が直面している課題を解決する手段の一つとなるよう、社員全員で取り組んでいきたいと思います。


今後の展望

ー今後の展望を教えてください。

元自治体職員の立場から見ても、すごい良いプロダクトに仕上がってると思うんです。
なので、セールスチームとしては、PdM、デザイナー、開発チームの皆さんが、本気で作ってくれているプロダクトの良さを100%自治体の人に伝えきった上で、自治体の皆さんには、自分達の自治体に合うプロダクトかどうか判断していただきたいですね。それがセールスチームとしての役割だと考えています。

ー藤田さん、ありがとうございました!

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